子どもに勉強させるためにはどうすればよいでしょうか?
子どもが勉強を「おもしろい」思ってくれれば一番よいのですが、「勉強が嫌い」「勉強がつまらない」と思う子は多いです。
そして、テレビやスマホ、Youtubeなど、勉強よりも面白いものが世の中には溢れています。
ではどうすればいいのでしょうか?まずは小学生の子どもに勉強をさせるにあたっては、勉強の習慣をつけさせることが重要になりますので、勉強習慣の付けさせる方法をお伝えしていきます。
目次
勉強習慣をつけさせるには
子どもに勉強の習慣をつけさせるにあたり、無理に勉強をさせてはいけません。
無理に勉強はさせない
無理に勉強をさせると、子どもは「勉強が嫌だ」という気持ちが強くなります。
あまりに嫌だという気持ちが高まると、勉強の習慣をつけさせること今以上に困難になるおそれがあります。
かといって、勉強に対して放任主義にしてしまうと、子どもは「勉強しなくていい」という気持ちになってしまい、勉強をしないという状態が習慣になってしまうおそれがあります。
難しいところですが、最初は無理のない範囲で、かつ、ある程度勉強をさせるということが重要になります。
どのような勉強をさせるべきか?
例えば、漢字の書き取りや読み取り、計算問題など、比較的取り組みやすいものを習慣的に解かせるなど、あまり無理することなく進められるものを進めるという方法が効果的です。
漢字や計算は、基礎的な力をつけるという面でも大いにメリットがありますし、無理なく進め、同時に基礎力をつけられるため、おすすめの方法です。
勉強している状態に慣れさせる
小学生に勉強の習慣をつけさせるには、とりあえず「自分が勉強をしている」という状態に慣れさせることが重要になります。
たとえ、短時間で簡単な計算問題を解くだけでも、習慣的に続ければ、「勉強をする」という状態に子供が対応できるようになります。
そのためにも、最初は簡単な問題から解かせ、勉強をするという習慣にうまくつなげることが重要です。
勉強嫌いだからといって手遅れということはありません!勉強嫌いな子へ実践してみてほしい3つのこと
小学生に勉強習慣をつけさせるには、早い段階で習慣化することが好ましいです。
小学校低学年のうちからきちんと勉強の習慣がつくことが理想的です。
ただ、低学年のうちに勉強嫌いになってしまった、うちの子は勉強が嫌い、というケースも考えられます。
しかし、勉強嫌いだからといって手遅れということは決してありません。
好きなことをやらせる
例えば、勉強と合わせて、運動やスポーツなど、好きなことをやらせるという方法があります。
勉強嫌いになってしまい、成績が思うように上がらないと、成績を上げるためにはもっと勉強をさせなくては、と思う方も多いです。
その中で好きなこともさせるというのは、勉強時間が減るため逆効果のようなイメージがありますが、意外に効果があります。
メリハリをつける
この方法は、今と同じくらいの勉強時間、場合によっては勉強時間を減らしても、勉強をさせた後に思いっきり好きなことをさせる、という方法になります。
すると、たとえ勉強は嫌でも、「とりあえず勉強を片付けた後には好きなことが待っている」という意識が子供に生まれます。
これは、自発的な勉強とはいえませんが、一つのメリハリになります。
子どもにとって、この時間はとりあえず勉強、それが終われば遊べる、というメリハリが生まれ、とりあえずは勉強の時間だけでも確保できます。
勉強嫌いになってしまうことは、勉強自体がストレスになっている可能性があります。
そうなると、やみくもに勉強をさせるより、この時間は勉強、この時間は遊び、というメリハリが持たせた方が、ストレスは軽減します。
勉強嫌いな子に取り組んでみてほしい勉強
ここで扱う勉強は、やはり漢字や計算問題といった基本的な問題が好ましいです。
この方法は、「勉強が終われば遊べる」というものですが、適当に勉強を片付ければ遊べるという状態は避けたいところです。
あまりに難しい問題を解かせると、子どもは飽きてしまいます。すると、適当に勉強を片付けて遊ぶということになりかねません。
確かに、簡単な問題でも、最初はしぶしぶ解いたり適当に解いたりするかもしれません。
しかし、解ける問題を用意しておいてふっと解けたりすると、そこから「次も解いてみようかな」という気持ちが生まれやすくなります。
その気持ちが生まれるだけでも、簡単な問題を解かせることにはメリットがあります。
短時間でもきちんと勉強することが習慣になる
上記で見た方法は、勉強時間を増やすわけではないため、すぐに成績が上がるとは限りません。
ただ、成績をすぐに上げる方法を考えるより、とりあえず勉強の習慣だけでもつけさせた方が、長い目で見ると効果的です。
すぐに成績が上がるような勉強時間でなくても、子どもが嫌がらない短時間での勉強を習慣化させた方が、子どもにとって「自分は勉強をしている」「意外に勉強って嫌じゃないな」という気持ちが強くなります。
勉強は積み重ね!だからこそ習慣が大切
勉強は、やはり積み重ねになります。
特に中学や高校に進学して受験勉強を控えると、コツコツと勉強を積み重ねることが最も重要なポイントになります。
コツコツと積み重ねるためには、勉強がいかに習慣になっているかがカギになります。
そのためにも、長い目で見て、徐々にでも勉強の習慣をつけさせることが効果的です。
小学生のうちは、親の方で一緒に勉強を見てあげることも効果的です。
特に小学生は、一人で勉強をするより親と一緒に共有した方が印象に残ります。印象に残れば習慣化にもつながります。
ただ子どもに解かせるだけの勉強時間を多く確保するのではなく、短時間で解かせ、一緒に見てあげるなど、適度にコミュニケーションも取り入れると効果的です。
お子さんが勉強を終わらせたら、まずはきちんと褒めてあげましょう。すると、「自分は勉強をきちんと終わらせたんだ」と思うようになります。
これが自信になり、勉強の習慣にもつながります。