いくら叱っても宿題をしない、ずっとテレビを見ていたり、ゲームばかりしていて勉強しない。そんな悩みを持っていませんか?
子どもが宿題・勉強しないのには理由があるからなのです。
今回はその理由と、どうしたら子どもが宿題をするようになるのか見ていきましょう。
目次
宿題しない子どもには、まず家の中に勉強場所を作ろう
原因の一つとして家にいるから宿題をしないという可能性があります。
子どもにとって家の中には、たくさんの誘惑があります。
ゲーム、テレビ、パソコンなどなど。勉強を始めようと心の中で思っていても、そういうものに囲まれると中々勉強ができません。
子どもだって人間です。
目の前にニンジンを見せられて、それを無視する馬がいないのと同じです。
それなら、宿題をあきらめればいい。そう言っているのではありません。
まずは、宿題ができる環境を作ることから始めてみましょう。家の中なら、場所を決めることです。
子どもと話し合って、この部屋に来たら宿題をしなければいけないと、その場所=勉強ということを徹底してあげましょう。
部屋にそんなスペースがないという人は、リビングを勉強場所リビングを勉強場所にしても大丈夫です。
ただし、いきなり何時間も拘束するのは逆効果です。
まずは、子どもとゆっくり話し合って、勉強をしなければいけない理由、それから、親御さんも勉強のサポートとして、手伝ってあげようといる姿勢を見せてあげましょう。
はじめは、中々上手くいかないかもしれませんが、時間をかけて自分の誠意を子どもにみせることで、伝わります。
家以外の宿題場所として公民館や図書館を利用する
家でどうしてもできないという場合は、他の勉強できる場所を設けてあげることも大切です。
宿題をしようとしているけど、できないという意欲がある子どもの場合は図書館や公民館を勧めてあげましょう。
図書館や公民館は、勉強する以外にすることがありません。
意欲があるけど、誘惑に負けてしまうという子どもにはぴったりです。
ただし、紹介して終わりではなく、子どもにちゃんと勉強してほしいという誠意を伝えることが大切です。
紹介するだけでは、子どもにはあまり伝わりません。
図書館や公民館で勉強できる理由や、しっかりとサポートしていることを伝えてあげましょう。
また、低学年の場合は、一緒について行って勉強をみてあげるのもよいでしょう。
宿題のために塾や家庭教師を利用するのも手です
塾や家庭教師を利用するのも手です。
塾や家庭教師は、宿題、ひいては勉強の場をつくるため、必ず子どもが勉強することができます。
塾は、他の生徒と競わせることや、家庭教師と比べると料金が安いといったメリットがあります。
一方で、家庭教師は完全なマンツーマンの指導をしてもらえることや勉強場所が自宅で通わなくてもよいという利点があります。
塾と家庭教師にはそれぞれのメリットがあるのでどちらがいいのか一度よく考えてみましょう。
なぜ勉強したほうがいいか話し合う時間も大切
子どもが小学校高学年や中学生の場合は一度話し合ってみることも大切です。
なぜ親は子どもに勉強をしてほしいのか、親は子どもがわかっていると思っているかもしれませんが、その理由をわかっていない子どもも多いのです。
また、親は子どもの味方ということもきちんと話すことが大切です。
「勉強しろ」とばかり言うと、親が敵に見えてしまいます。そうなってくると親へ反発するだけでなく、いうことも聞かなくなってしまいます。
当たり前のことほど、大切に。なぜ親は子どもに勉強しろというのか。それは、愛しているから。その思いが伝わるように話すと良いかもしれません。
まとめ
子どもが宿題をせずに困っているという家庭はとてもたくさんあります。
親が取ってしまう選択肢として、ゲームなどを取り上げてしまうということがありますが、そのようなことはしないほうが良いでしょう。
日本では、勉強できる子とできない子の格差がとても大きいです。
小さいころから勉強をしなければいけないものと教え込まれていると、子どもは当然、勉強を「嫌い」と捉えてしまいます。
一方で知ることの喜び、勉強は楽しいという姿勢を親が取り続けていると、子どもは勉強に対して抵抗がなくなります。
勉強が楽しいとまで言わなくても、知ることの喜びを小さいころから教えてあげるとよいかもしれません。
宿題を子どもに「はやくやりなさい」と押し付けるのではなく、親御さんも一緒に頑張るという姿勢を取ってみることが大切です。
勉強だからと割り切るのではなく、何事も子どもと一歩一歩進んでいけたらよいですね。