変化の激しい現在の社会では、日々の勉強が欠かせないものとなりました。
しかし、勉強の必要性を感じてはいても、いざ勉強をしようとすると他のことに気をとられ集中できないこと人が多いのではないでしょうか?
そして、集中力がないのは子供も同じです。
では、勉強を成功させるため、集中できない子供を変えるには、どんな方法があるのでしょうか。
ここでは、勉強に集中させるために、子供の集中力を高める方法をご紹介していきます。
目次
子供の集中力を高める8の方法
1.集中できる環境を整えてあげる
勉強に集中できない子供の机や部屋は、だいたい乱雑だったりします。
人間は集中しようとしても目から入ってくる情報に対して、勝手に脳が反応してしまいます。
例えば、勉強しようとして机に座っても、机の上に雑誌が置いてあり興味のあるタイトルがあると脳の意識がそちらに向かってしまいます。
集中できないという人は、雑誌を読んでしまう自分に問題があると考えますが、本当は雑誌が机の上にあることの方が問題なのです。そしてそれは子供も同様です。
ですから、勉強を始めるには、集中できる空間をしっかり確保することが重要です。
自宅で勉強するのであれば、勉強する場所を固定し、その空間にはマンガなどの集中を妨げるようなものは置かないことです。図書館などを利用するのも一つの方法でしょう。
2.雑念を払ってあげる
勉強とは、頭の中に新しい情報をインプットしていく作業に他なりません。
しかし、その作業をしようとしても、頭の中に他の情報が入っていては上手くいくはずもありません。
集中できない理由の一つには、頭の中に乱雑な情報が入っているというものもあります。
そこで、勉強をする前に頭の中を空っぽにすることが効果的です。
そのため良くないのが、勉強の直前にスマホを触らせたり、勉強時間と言ってゲームを強制的に終わらせてしまうことです。
勉強前に子供をリラックスさせてあげることが重要です
3.達成したイメージを持たせる
集中力を高めるためには、勉強の目標を達成したイメージを描き、心をワクワクさせるという方法もあります。
受験勉強なら志望校の制服を着ている自分や、通学の風景などをイメージしましょう。
心の力とは不思議なものでイメージしたものに自然と近づいていき、それ以外のものから興味がなくなっていきます。
そのため集中できない悩みが減るとともに、達成に向けて自然に近づいていきます。
子供に勉強したらこんな良いことがある、というイメージを持たせてあげることが大事です。
4.声かけのタイミングを考慮する
自室勉強、リビング勉強のどちらも、子供が勉強を始めたら、余分な口出しはしないようにしましょう。
小学校中学年で、平均集中時間は15分と言われています。低学年では15分未満、高学年ではもう少し長く集中出来るようになります。
そのため声かけのタイミングとして低学年から中学年にかけては、15分ほどで一度声をかけて見るのをお勧めします。
集中力が切れてくるタイミングで声かけをすることで、適度な緊張と緩和を保つことができます。
5.集中できる時間をはかる
実は集中力にもレベルがあります。
勉強に慣れている子供はやはり集中力のレベルが高く、集中できない子供は集中力のレベルが低いのです。
では、どうすれば集中力のレベルを上げることができるのでしょうか。よく集中力が切れると言いますが、やはり集中力は時間で測れるものです。
そのため、子供がどれくらい集中できるのか?時間を把握していくことが大切です。
まずは、子供が集中できる時間を計ります。子供が集中できる時間がわかったら、次に、その時間+5分を目標として、キッチンタイマーなどで時間を計って勉強します。
時間を決めて、その時間まで集中しようと約束するだけで、自然と集中できるものです。
目標の時間まで集中することができたら、また+5分と時間を伸ばしていけば、少しずつ集中できる時間が伸びていくはずです。
6.勉強ばかりさせていませんか?勉強以外にも集中出来ることを見つけよう
勉強ばかりさせていると逆効果なこともあります。
小学生は体を動かすことも大事です。何かスポーツ、習い事などで、好きなものに集中出来ると、同じように勉強にも集中出来るようになります。
7.集中するためにも休憩を入れる
集中力が切れ集中できないのに無理に机にかじりついているのは、勉強の効果が上がらないばかりでなく時間の無駄ともいえます。
集中力がきれたなら、5~10分程度の休憩をいれることも効果的です。
このときに、スマホや漫画、TVなど他の情報を入れるのはあまり好ましくありません。
一番の理想は他の教科の勉強を入れることです。暗記の勉強を1時間したなら計算練習を10分する、
またはその逆など。勉強の種類を変えることが休憩と同じ効果をもたらします。
次におすすめなのが、深呼吸や音楽を聴いてリラックスすることです。ジュースやお菓子などを手にするのもいいでしょう。
8.睡眠を十分にとる
睡眠を十分に取らずに勉強へ集中はできません。
毎日の生活のリズムをちゃんと作り、決まった時間には毎日寝られるようにしましょう。
小学校高学年は、夜9時ごろまでには寝るようにし、疲れを取り、疲労を回復させるホルモンが出ると、良い睡眠が得られます。
子供によって集中出来るやり方はそれぞれ!全員に共通していえる集中できる環境とは?
子供の中には、長い時間集中出来る子もいます。
同じ学年でも15分集中出来る子も、5分しかできない子も、また、1時間近く集中出来る子もいます。
親は、他の子と比べがちになりますが、これは、子供にとって、とってもプレッシャーになります。その子、その子の性格にもよります。
個々の性格を尊重し、その子にあった集中力の養い方を見つけてください。
全員に共通して言えること
全員に共通して言えるのは、「勉強する机の上、横には、スマホ、ゲーム、漫画などは置かないこと」です。
勉強する時間は、勉強だけ!と言うルールを作ることは、とても大事です。
特に他のことに、気をとられやすい子は、自室での勉強ではなく、リビング学習をお勧めします。自室勉強だとどうしても、部屋の中にある他のものに気をとられてしまうことがあります。
子供の集中力を高める方法のまとめ
大人でも勉強で成果を上げている人は、集中できないときに何をすればいいかを知っています。
そして、集中力を高めて目標を達成しています。集中力を高めることは、ポイントを知っているだけで誰にでもできます。
もし子供が勉強に集中できないとお悩みなら、ここで紹介した方法のうち1つでも試してみてはいかがでしょうか?
勉強も慣れてくれば、自然に集中できるようになります。1つずつ実践しながら集中できる環境を作り時間を少しずつ伸ばせるように頑張りましょう。