子どものやる気と集中力がアップする理想の勉強環境の作り方

理想の勉強机と環境

「子どもが集中して勉強してくれるためにはどうしたらいいの?」と悩んでいる方は多いと思います。

勉強しやすい環境を作ってあげたいけれど、兄弟がいるからひとりになるスペースがないし、どうしたらいいのだろう?

引っ越しかリフォーム?やっぱり一人にひとつの勉強部屋が必要?

いえいえ、勉強机だけを理想の状態にするだけで大丈夫なのです。

兄弟一緒の勉強部屋でも集中できる子どももいます。

子どもの勉強がしやすい環境はリフォームなどしなくても勉強机ひとつで簡単に作ることができますよ。

理想の勉強机はシンプルに!

勉強机の上には基本的に何も置かないようにさせます。

宿題の途中で塾に行くこともあるかもしれませんが、学校から帰ってきたときには何もない状態にするために、少なくとも翌朝までには片付けて何も置かない状態に戻します。

机の上に、ノートやプリント、教科書などが積み置きされていると、勉強するスペースが狭くなり、必然的に姿勢が悪くなるので、長時間勉強に集中することができません。

机の上に置くのはペン立てぐらいにしましょう。

このペンも書けなくなったものは随時処分すること。その他の文房具は引き出しの中に整理して収納します。

勉強机の整理整頓は親御さんも手伝って!

はじめはお子さんだけで整理整頓することが難しいかもしれないので、週に1回でも一緒に片付けるようにしてみましょう。

定位置がわかれば、自分でも取り出しやすく、片づけしやすくなります。

よく使う教科書やノートは、机についている棚もしくは手が届くところへしまい、あまりぎゅうぎゅうにならないよう整理します。

何事も窮屈なのはいけません。取り出しやすくすることで、出したりしまうことが面倒臭いという気持ちがなくなります。

また、デスクマットには何もはさまない(時間割等は可)、まっすぐ机に向かった時の視線上にポスターなど、勉強に関係ないものを貼らないことで、「机の椅子に座る=勉強する」空間であることを子どもの脳にインプットさせます。

勉強に関係がないものは机の背面に!

漫画本などは当たり前ですが、勉強には関係のないピアノや習い事の道具は、机に座った時の背面に位置するようにします。

ここでひとつ注意してほしいことは、兄弟同室の場合のお互いの机の位置です。

仲良く並べて置いていませんか?横並びに机を配置するのはおススメできません。

学校では横にも机を並べていますが、それは授業なので同じペースで勉強が進むから。

家では自分のペースで勉強するので、他人と合うわけがありません。

兄弟が同じ部屋を勉強に使う場合は、机を反対側に位置させるようにしましょう。

気分転換は勉強部屋ではなく別の場所で!

気分転換をする子供

ちょっと気分転換のために音楽を聴いたり、ゲームをしたりすることがあると思いますが、勉強する部屋は勉強するためのものとして、リビングなど別の部屋で気分転換をさせるようにしましょう。

そうでなければ、だらだらと気分転換し続けることになりかねませんし、せっかく「机の椅子に座る=勉強する」となっていたのに、それが揺るぎかねません。

また、音楽を聴きながら、テレビを見ながらの勉強は絶対にやめさせましょう。注意散漫になり、効率も落ちるので勉強する部屋にはテレビもパソコンも置かないようにしましょう。

暑すぎても寒すぎても集中して勉強ができない!勉強効率が良くなる温度に設定しよう!

夏になると親御さんの時代とは違い、地球環境が変化していることから、天気予報でも「不要な外出は避けてください」と言われるような危険な日が増えてきました。

その中では勉強どころではありませんよね?

話がそれてしまいましたが、勉強の効率がよい気温は18~25度だそうです。

この気温で脳が一番活性化されるので、なるほど塾ではいつも少し涼しいくらいの室温になっています。

自宅の勉強する部屋では、直接エアコンの風が当たらないように気を付けましょう。

また、長時間エアコンの効いた室内にいると、体温調節機能の調子が悪くなってしまうので、ときどきエアコンを切るようにしましょう。

整理整頓できる子は勉強もできる子

このように、勉強環境を整えれば、勉強に集中して取り組めるようになります。

「整理整頓できる子は勉強もできる子」この言葉のように、整理できる子どもは勉強の計画も立てることができ、効率よく勉強できるのだと思います。

また、このことは子どもにだけ当てはまることではありません。

私自身、心に刺さりますが、家の中が整理整頓されていれば、子どももその状態が自然と落ち着くようになり、自分でも同じように整理整頓できるようになるのではないでしょうか?

子どもが集中して勉強できるように、子どもと一緒に「理想の環境」を目指して、片付けましょう!