忘れ物が多い子どもの特長とその対策!忘れ物をなくすために親にできること

忘れ物が多い子供の特長とその対策「うちの子忘れ物が多くって・・・」、「今朝になって急に今日の調理実習に必要なものを言われて・・・」なんてお話をよく聞きます。

でも、いつも忘れ物をしてしまう子供は同じ子のような気がしませんか?

「子供のうちは忘れ物もある程度は仕方がないのかも」とあきらめているママはいませんか?

たしかに忘れ物をする子供は多いです。でも、そのまま大人になってしまったら、とっても困りますよね。

わざと忘れ物をしているわけではないのでしょうが、親としては「また?」と思いイライラしてしまいます。

では、どうしていつも忘れてしまうのでしょうか。

今回は、忘れ物が多い子どもの特長と、どうすれば忘れ物がなくなるのかを一緒に考えていきましょう。

忘れ物が多い子どもの特長

1.整理整頓が苦手

忘れ物が多い子どもの最大の特長は「整理整頓が苦手なこと」です。

ランドセルやカバンの中はもちろん、机の中や自分の部屋においても散らかっている、または物が多くてあふれている状態だと思います。

また、子どもの部屋が散らかっているのは、家の中も同じく散らかっているのでそうなる場合が多いようですよ。

散らかっているのが普通ですから、自分の部屋が散らかっていても平気なのです。

子どもに「片付けなさい!」と言っても家の中が片付いていないなら子どももやろうと思いません。

まずは、親が率先して整理整頓をしましょう。

2.スケジュール管理が苦手

また、忘れ物が多い子どもはスケジュール管理も苦手です。

いつまでに宿題を終わらせようと計画を立て、そのためには毎日何ページずつやればよいか考え、その通りに実行することも苦手です。

ただし、子どもの脳は大きくなるにつれ成長していきます。

だから、子どもの段階では前頭葉が発達途中のため、自分をコントロールする力がそれほど高くはないそうです。

3.後回しにするクセがある

「後でやる」という子は忘れ物が多いです。

すぐ行動に起こせる子は、準備もあからじめ行います。

「あらかじめ行う」という事は、足りないものも伝えるべきことも、あらかじめ分かる、ということです。

けれどいつも後回しにしている子は、準備も直前で行うことが多いです。

準備が遅いので、あれが足りない、これが足りない、言い忘れていた、などという状態になります。

忘れ物をなくすために親がすべきこと

忘れ物を無くすために親が手伝えることではどうしたら忘れ物がなくなるのか、見えてきたような気がしませんか?

1.忘れ物をなくすには整理整頓をさせる

まずは「整理整頓」をさせることです。使ったあとはいつも定位置に戻すように徹底し、重複しているものは処分します。

整理整頓することで余分なものを買わなくてもよくなり節約にもなります。

2.寝る前に明日の準備をすれば忘れ物をしない

寝る前には明日の準備をすることを習慣にさせましょう。

はじめのうちは一緒に準備をしてあげ、自分でできるまで声掛けをするようにしましょう。

3.親は子供の忘れ物を届けない!

子どものために親がしてはいけないことは、「忘れ物を届けてあげること」です。

困っているだろうとつい届けてあげたくなりますが、子どもは「自分が忘れても何とかしてくれる」と思ってしまいます。

いつも届けられるわけではないのに期待すらしていることも。

4忘れ物をしたことで困れば次は忘れない!

忘れ物をしたことで子ども自身が本当に困れば、次に同じことがないように気を付けるようになります。

親が「忘れ物を届けてあげる」行為は、子どもの自立を妨げることになってしまいますよ。

ちゃんと痛い目にあった方がいいときもあるのです。

それでも「友だちから借りてなんとかなった」など、なかなか痛い目に合わない子どももいるのですが。

成績を上げる3つの基本

忘れ物が多い=病気ではない

ADHDという言葉も広く知れ渡るようになり、忘れ物が多いと「この子は病気なのかしら」と思う親御さんもいると思います。

実際、「子ども 忘れ物」と検索するとADHDというキーワードがいくつか見つかります。

けれど、忘れ物が多い理由は子どもの生活習慣だったり、自分をコントロールする力が未発達なことによることが多いです。

すぐに病気に結びつけるようなことはせず、まずは改善できるとこから改善していきましょう。

小さなうちから忘れ物をしない習慣を

忘れ物が多いという子どもは、結構いると思います。でも知っていますか?成績のいい子は忘れものをしません

大人になってからでは習性や習慣を変えることは難しいけれど、子どものうちなら修正可能です。

「うちの子忘れ物が多くって・・・」と思っているなら、まず家の中を見回してみてください。散らかっていませんかね?

これを機会にお子さんと一緒にお片付けしてみましょうか。それだけで忘れ物がきっと減るはずですよ。