- 家では勉強はできているはずなのに、成績はイマイチ…
- テストの点数はいいのに、成績表ではAが少ない
- 成績のAを1個でもいいから増やしたい
- どうしたら成績が上がるのか分からない
ここでは、そんな悩みを持っている親御さんに、お子さんの成績の伸ばし方と親としてできることの3つの基本をご紹介していきます。
目次
子どもの得意分野・苦手分野の分析をしよう
分析をするとなると「子どもの苦手な勉強のことでしょ?」と思われた方も多いのではないのでしょうか。
そうです、みなさんが思っている通りなのです。
まず第一に、お子さんの苦手な勉強について知っておくことは、とても大切なことです。
しかし、分析するのはそれだけではありません。
子どもの「得意」について知っておくことも必要なのです。
例えば、お子さんがは算数の「かけ算」が得意だったとします。
そうすると、「算数は得意なのよねぇ…」と勘違いしてしまう方も多くありません。実はそこが落とし穴。
それだけで、本当に「算数」が得意だと言えるのでしょうか?
実は、「暗記」が得意で、「算数」自体は苦手だったりするのです。
一つの教科の中にも、さまざまな種類があり、お子さんがどのような考え方をするのが得意か、それを知るべきということです。
- 暗記(漢字、かけ算、歴史の人物などを覚える知識)
- 活用技術(作文、公式の活用、道具の使い方などの技術)
- 感覚的思考(作画、工作などの発想)
など、まずは子どもが、どの考え方が得意で、どの考え方が苦手なのかを分析し、頭の隅に置いておくだけでも、これからの学習法や気持ちが変わってきます。
成績表の見方を変えてみよう
子どもが成績表を持って帰ってきたら、すぐに見るという方も少なくないと思います。
ここでみなさんにやってほしいことが、成績表の見方を変えるということ。
いつも成績表を見るときに「評価」だけを見ていませんか?
「今回はAが多かった」
「Cの数が増えてる…」
という見方をしていては、いつまでたっても成績は変わりません。
子ども自身も、そして親までもそのような見方をしていては、なおさらです。
成績表には、必ず評価の一つ一つに「何がAか」「何がCか」が明記されています。
その一つ一つを読み、上記であげた得意・不得意を明確にしておきましょう。
欲を言えば、目標達成に近づくためにも、その確認を親子でやってもらいたいのです。
また、成績表の中にAの項目や、ランクアップしている項目を見つけたら、
「これを頑張ったんだね、すごい!」
「前回よりこれが伸びたね!次も頑張ろう!」
と褒めてあげることも、もちろんマストです。
それだけで子どもは、想像以上の力を発揮しちゃったりします。
成績は他の子供と比べない
そして絶対にやらないでほしいのが、成績を他のお子さんと比べること。比べるつもりがなくても、人間は頭のどこかで
「うちの子の方が…」
と、良くも悪くも思ってしまうものです。比べるべきものは、過去の自分。
- 前回と比べてどれくらい伸びたか
- 何が苦手になってきているのか
- 成長の過程や度合
これらを知るためのものが成績なのです。
周りと比べるのではなく、過去の自分と比べ、これからの未来を描いていきましょう。
学校では積極的にアピールしよう
「関心・意欲・態度」「知識・理解」「考え方」など、成績の付け方は学校や先生によってさまざまです。
その中でも、比較的成績を上げやすい項目が「関心・意欲・態度」です。
担任の先生は、成績を付けるときに、まずその子が
- 進んで学習に取り組んでいるか
- 発表をしているか
- 忘れ物をしていないか
など、そもそも学習に取り組む姿勢がきちんとできているかどうかを評価します。
「うちの子は恥ずかしがりやで、発表が苦手なのよね」という方もたくさんいらっしゃるのではと思います。
でも、学習準備がきちんとできているかどうかの確認くらいは、一緒にするのも難しいことではないと思います。(もちろんやりすぎは禁物です。)
毎回教科書やノートを忘れる、宿題をしてきていない、筆箱の中身が不十分で学習に支障をきたすなど、そのようなお子さんに「関心・意欲・態度をAにしてあげよう」という担任の先生はいません。笑
自由研究や自由提出のものがある場合はチャンス!
また、自由提出の宿題がある学校は、積極的に宿題の提出をするのも効果的です。
「提出規則はないけれど、やった勉強があったら提出してください」という学校に通っているならチャンスです。
担任の先生は、これを成績の「関心・意欲・態度」に入れるという人も少なくありません。
自由研究や自由提出のものは、積極的に提出して、やる気をアピールしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先ずは次の3つを念頭におき、学習に取り組むことが大切なのです。
- お子さんの実態を知ること
- 人と比べず、得意と不得意を見極め、できたことは必ず褒めてあげること
- やる気を学校にアピールすること
是非、3つのことを取り入れて成績の向上を目指してください。