自分では完璧にこなさないとスッキリ納得できないので、それを知らず知らずのうちに子供にも強要してしまうことがあります。
子供にとってはそれが窮屈に感じてしまい、お母さんに管理されていると思ってしまうことがあります。
管理されていることで安心する子供もいますが、逆に窮屈だと反発する子供もいるのです。
でも母親の気持ちとしては、単に子供が心配なだけなんですよね。
何でもきちんとしておかないと子供自身が困ることになるので、失敗しないようにアドバイスしているだけなのです。
では、子供の気持ちを大切にしつつ、子供をしっかり者に育てる方法をお教えします!
目次
しっかりした子供に育てるには経験させることが大事
今は完璧にこなすお母さんも子供の頃はどうでしたか?
几帳面でしっかりとした子供だったでしょうか?
もちろん、子供の頃からしっかりしている方もいらっしゃいますが、子供らしくできていないことも多かったのではないですか?
例えば、1年生の時にはノートに文字を書くことで精いっぱいだったはず。
だんだんとノートをとる経験を積んでいくと、ただ書くことよりも後で自分が読み返してみてわかりやすいように書くことに気を付けるようになります。
どうやったら見やすいか?はアドバイスすることはできますが、自分で見てわかりやすいようにしなければ意味がないので、経験していくことで自ら学ぶことが大事になってきます。
失敗を経験することで学ぶ
ノートのとり方と同様に、自分で経験して次はもっとうまくできるように改善していくことも大切な学びだと思います。
全てお母さんの言う通りにしていては、失敗がない代わりに失敗した経験もできないとは思いませんか?
そういう機会を奪ってしまってもいいのでしょうか?
完璧主義なお母さんの子供は3パターン
お母さんのせっかくのアドバイスも子供によってとり方が3つに分かれます。
なんでも指示されているようで疎ましい
「自分ではこうやりたかったのに」など、お母さんとは異なる考えや自我が生まれてきている証拠です。
親としてはちょっと寂しいところもありますが、それもちゃんと成長している証ですから仕方がありません。
なんでもお母さんに聞いてみないとわからない
実はこの「お母さんに聞いてみないとわからない」子供が増えています。
完璧なお母さんがいっぱいいるので、子供からするとお任せしていれば安心。なんでもお母さんの言う通り。でも、そのまま成長したら?怖い気もしますね。
3つ目のパターンは残念ながら何度言っても伝わらない子供です。
子供がしっかりするために親ができること
では、どうしたらよいか?
先の完璧主義なお母さんの子供のどのパターンでも同じです。
それは全部を教えるのではなく、情報だけ伝えて自分自身で考えさせることです。
子供には自分で考える力を
例えば、「今日は雨が降る予報だから傘を持っていきなさい」これだと、「雨が降るから」というより「お母さんが傘を持っていけというから」になってしまいます。
「今日は雨が降るんだって」とだけ伝えると、「雨が降る」からどうしなくてはならないのか?を自分で判断しなくてはなりません。
はじめは傘を持って行かずに「お母さんが傘を持って行けと言わなかったから」と言われそうな気もしますが、それも経験として子供に残ってくれれば次からは雨が降る=傘が必要と自ら考え準備が出来る習慣が身に付きます。
傘のことにとどまらず、どんどん自分で判断する訓練をしていくことが重要です。
完璧主義よりもちょっと抜けているお母さんの方が子供がしっかりする
子供の方から気が付いてくれるように、わざとお母さんが気を抜くこともおすすめします。
自分でもわかっているけれど、「お母さん、○○買うのを忘れちゃうかもしれないから、お店で教えてくれる?」とか、「旅行に行くときに何を持っていったらよかった?お母さん忘れちゃった」など、なんでも良いと思います。
「お母さんはうっかり者であなたに頼っているのよ」という接し方をすると、しっかり者の子供が出来上がる!ということもあります。
しっかり者に育つには「何でもやってあげない」が大事
周りを見てみると、しっかり者のお母さんにはうっかりちゃんの子供。
うっかりさんのお母さんにはしっかり者の子供という組み合わせが多いと思いませんか?
しっかりさんとしっかりさんもきつそうですし、うっかりさん同士はまた大変そうですものね。
家族の中では性格上でうまくいくように自然となっているのかもしれません。
子供をしっかり者に育てるためには、自分自身で判断させること、お母さんがやりすぎないようにすることが大切かもしれませんね。
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