小学生のお子さんをもつ親御さんの中には「忘れ物が多くて困る。」「どうすれば忘れ物を減らすことができるの?」と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、小学校教諭の経験から、どんな忘れ物が多いのか、忘れ物をしないための対策などを解説していきます。
また、お子様が忘れ物をした際に、学校まで届けた方が良いのか対応方法も気になりますよね。
そちらもあわせてみていきましょう。
目次
小学生がよくしてしまう忘れ物ランキングTOP5
忘れないように気を付けていても、なかなか無くならないのが忘れ物です。
ここからは、小学生がよくしてしまう忘れ物や忘れると困る物ランキングをご紹介します。
5位 連絡帳
毎日の宿題や連絡などを書いて帰る「連絡帳」。
宿題の内容をチェックしたり、親御さんから先生への連絡を書いたりとランドセルから取り出すことが多いものですよね。
連絡を書くために預かったまま、ランドセルに入れ忘れてしまったということもあるのではないでしょうか。
大切な連絡を書くことも多いので、忘れないようにチェックしてきたいですね。
4位 体操服
持ってくるのも持って帰るのもよく忘れる「体操服」。
月曜日に持ってきて金曜日まで置いておくことが多く、週末に持って帰るのを忘れると2週間同じものを使用・・・なんてこともあります。
よく汗をかく時期には体育の授業で使うたびに持って帰るという場合もあるので、次の授業の日にうっかり忘れてしまうことも。
体操服を忘れると体育の授業に参加できないこともあるので、注意したいですね。
3位 給食セット
お箸やお手拭きタオルなどの「給食セット」。
学校にもよりますが、毎日持ち帰るところも多く、その分忘れやすい持ち物です。
給食を食べたお箸をそのまま学校に置いておくのは衛生的にも良くないので、毎日忘れず持ち帰りたい物です。
2位 教科書
毎日使う「教科書」も、時間割を合わせるときにランドセルから出すことが多く、おうちに忘れがちです。
また、学校の机の中が整理整頓できていなかったり、帰る用意を急いでいたりして持ち帰るのを忘れてしまうこともあります。
音読などの宿題で使用することも多いので、忘れずに持ち帰って欲しい物ですね。
1位 水筒
忘れることも多く、とても困ってしまうのが「水筒」です。
玄関に忘れられた水筒を見つけると、親御さんも焦ってしまうのではないでしょうか。
特に暑い時期に水筒を忘れると熱中症の心配もあります。
また、持ち帰るのを忘れることも多く、次の日は予備の水筒を持って行かせたということも多いのではないでしょうか。
子供の忘れ物が多い!忘れ物をしないためにできる対策!
忘れ物が多いお子さんは、忘れ物の改善方法が分からず、先生や親に叱られて辛い思いをしている場合があります。
忘れっぽい性格だと放っておかずに、周りの大人がサポートしてあげる必要があります。
ここからは、忘れ物をしないための対策を紹介します。
持ち物チェックシートを作っておく
忘れ物対策として有効なのは、「持ち物チェックシート」を作ることです。
毎日学校に持っていく物って大体決まっていますよね。
- 教科書
- 筆記用具
- 宿題
- 水筒
- ハンカチ、ティッシュ
- 連絡帳
- 給食セット など
画用紙やホワイトボードなどに書いて見えるところに貼っておくと、持ち物がひと目で分かるので、お子さんが自分でチェックしやすくなるのでおすすめです。
持ち物の置き場所を決めておく
学校で使う物の置き場所を決めて、プリントや教科書を整理整頓しておきましょう。
忘れ物をしてしまう理由として、物がどこにあるのか理解できていないことがあります。
おうちの机の上や部屋の中がぐちゃぐちゃで、物を探している間に、何を探しているのか忘れてしまったり、見つけられなかったりしていませんか?
整理整頓をして、学校で使う持ち物の場所をきちんと決めておくと、探す手間がなくなり準備がしやすくなるので、忘れ物を減らすことができます。
前日に準備を終わらせる
次の日の準備は、前日に終わらせておきましょう。
当日の朝に準備をしてしまうと、必要なものが見つからなかったり、焦ってしまったりして忘れ物をしやすくなります。
朝はとても忙しく、ゆっくりと持ち物チェックをしている余裕がないですよね。
前日の夜に準備をしておくと、落ち着いてチェックすることができるので忘れ物を減らすことができます。
一緒に準備をする
チェックリストや時間割を見て、自分で準備をするのが難しい場合は、親御さんが一緒に準備をしてあげましょう。
全て親御さんがしてしまうのではなく、「次は何が必要かな?」と声を掛けながら、お子さんが準備できるのを側で見守ってあげましょう。
そして、できたときには褒めてあげてください。
できた経験を積むことで、少しずつ1人でできることが増えていきます。
子どもが忘れ物をしたら学校に届けるべき?
暑い時期に水筒を忘れていると熱中症の心配があったり、提出しなければならない書類の締切りが過ぎてしまって迷惑がかかったりという場合は、忘れ物を届けた方が良いこともあります。
しかし、何度も続くと子どもの中で「忘れ物をしても届けてもらえる」という認識になってきます。
そうならないように、次からは忘れないようにという意識を持たせることが大切です。
まとめ
今回は小学生で多い忘れ物や忘れ物をしないための対策についてお伝えしていきました。
子供によって、忘れ物をしてしまう理由は異なります。
忘れ物をしてしまう原因をよく考えて、その子に合った対策をしていく必要があります。
忘れ物をなくしていくためにも、お子さんの代わりに親御さんが準備を全てしてしまうのではなく、お子さんが自分でできるように手助けをしてあげることが大切ですね。