子どもが一人で出来ることを増やそう!自立のために親がすべきこと

チャレンジする子供「子どもに自立してほしい」「子どもが自分だけでは何もできない」と悩んでいるのだけれど、「だからと言って何をしてあげられるのかが分からない」という親御さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

子どもが自立できないのは、もしかしたら子どもだけの問題ではないのかもしれません。

ここでは、教員経験から、子どもんい自立させるために親が出来る事をご紹介していきます。

子どもが自立をするために家庭で大切にするべきこと

普段の生活の中で、「自分で考える」という行動をさせているでしょうか。

もちろん、小さいうちは自分で考えられないことも多いですが、徐々に「次は何をしたら良いのか」「こういう場合はどう行動するのか」などの考えを深めていくことは大切です。

親が「次はあれ、その次はこれ」と、あれこれ口をはさんでいると、言われたことしかできない子供になってしまいます。

一度経験させたことは、「この前これどうしたんだっけ?」「こういうときは、どうするんだった?」と、前回のことを想起させながら、声かけを工夫していくことが大切です。

身の回りのことを自分でさせて自信をつけていこう!

お手伝いをする子供学校の準備やお風呂、洗濯、料理の手伝い、掃除、整理整頓など、身の回りのことでやるべきことはたくさんあります。

お子さんは、自分の身の回りのことは普段からどれくらいやっているでしょうか。

小さな頃から全てを自分でするということはとても難しいことですが、年を重ねるにつれて少しずつできることも増えていきます。

「まだ子どもだから」と全て親がやってあげていると、大人になってからも何もできないままになってしまいます。

身の回りのことが自分でできるようになってくると、子どもは自信がつき、色んなことを手伝ってくれようとしたり、親の気持ちも分かったりするようになりします。

「もっと自分でやらないと!」「しっかりしないといけない!」などという気持ちが育っていきます。

勉強のやる気を削ぐ親の言動と行動

子どもには失敗と成功の経験をどんどんさせよう!

「失敗したらかわいそうだから」「怪我をするから」などの理由で、子どもが挑戦するチャンスを奪ってはいませんか?

子どもが「これをやりたい!」と興味を持ったものは、是非チャレンジさせてみてください。(命に関わることは除きます。)

恐怖や恥じらいを恐れ、経験することから逃れていると、いつまでたっても精神的に成長できません。

子どもも何をするにしても「どうせ無理」と考えてしまいます。

「失敗は成功の基」と言われるように、失敗からは多くのことを学ぶことができます。

例えば、砂場でお城を作るときに失敗したとき、「次はここの部分をもう少し大きくしよう」「水を使うと上手く固まるかもしれない」など、言葉にせずとも色んなことを頭の中で考えます。

そのように考え抜いた末に、自分の力だけで成功できたということが、自信や自尊心につながります。

そうすると、「もっと自分でこんなことをやってみよう」と考え、自立につなげていくことができます。

親自身が先回りの行動をしないように気をつけよう

過干渉な母親「親離れして自立してほしい」と思っている方は、「子離れ」をする準備が出来ていますか?

子どもがすべきことや考えさせるべきことに、先回りして口をはさんだり行動をしたりしてしまってはいませんか?

いつまでもそのようなことであれば、子どもは「親がやってくれるから大丈夫」「自分は何もしなくても良い」などと考えてしまうかもしれません。

また、「自分ではできない」と自信のない子に育ってしまう可能性もあります。

我が子に「自立してほしい!」と思っている方は、まずは自分が子離れをしていきましょう。

ただし、「突き放す」のと「子離れをする」のとは違いがありますので注意をしましょう。

何もしてあげない、何か言ってきても無視をするなど、突き放すことは厳禁です。

お子さんの様子を見守りながらも、やるべきことや考えるべきことは自分でさせ、できた時には褒めてあげ、失敗したときには慰め背中を押してあげられるという形が理想的ですね。

子どもの自立心を高めるためには親がお手本になろう

親は子どもにとって一番身近なお手本で、一番影響を受ける存在でもあります。

親がやっていることには、小さな仕草も含め子どもは憧れるのです。

「我が子にこれができるようになってほしいな」ということがあるときには、是非お手本を見せてあげてください。

例えば洗濯物の畳み方一つでも、親の畳み方を見て「きれい!」「すごい!」と思うはずです。

親が「これできる?」と挑戦状を出せば、喜んでやる子どもはたくさんいます。

できたときには「すご~い!」と褒めてあげましょう。

それからは、きっと「洗濯物たたみは自分でできる」と確信して自分でやっていきます。

外出時のマナーやエチケットなど、親が細かいところも気を配って行動することで、子どもも親の真似をし、親の仕草を見て自分で学んでいけるようになります。

心理学を育児に活用しよう!

まとめ

いかがだったでしょうか。

まずは身の回りのことから、自分でできるようにしていきましょう。

親が何も言わなくても、自分から行動できるようになってくると立派なものです。

しかし、初めからそのようになることは難しいですので、声かけを工夫しながら様子を見ていくことをおすすめします。

また、子どもに「変わってほしい」と思っていらっしゃるのであれば、親御さんご自身も子どものために変わる必要があるはずです。

お子さんが成長するのと同じように、親も成長をしなければいけません。

「子離れができていないかも」と感じた方は、是非自分の子離れチャレンジからはじめてみましょう。