仕上げ磨きをさせてくれない、着替えてくれない、ご飯を食べてくれない…など、筆者の経験から子どものイヤイヤ期をどう乗り越えたかを紹介します。
第三者(ぬいぐるみなど)を登場させてやる気を引き出す
私は以前仕事の関係で、長年幼稚園で働かれたことがある人から子どものやる気を出すことについてお話を聞く機会があったのですが、その方はぬいぐるみなどの第三者を使うといいということでした。
ある程度話に理解ができる年齢になってくると、子どもは親の言うことを聞かなくなってくることも増えてきます。
そこは成長だと思って最初はその子どもの「イヤイヤ」を寛大に受け入れてきてきましたが、2歳を過ぎてくるあたりからはその「イヤイヤ」はさらにヒートアップしてきてすべてを受け入れる余裕がなくなってきました。
子どもに言うことを聞かせることで有名なアプリ「鬼から電話」、知っていますか?
実際何しても子どもが泣きやまないときは2回くらいこの「鬼から電話」のアプリを使ったことがあります。
このアプリ「鬼から電話」というのは簡単に言うとお母さんやお父さんの言うことを聞かない子どもに電話がかかってくるという設定です。
実際に着信音がなり電話の応答ボタンを押すと鬼や幽霊などから「お母さんの言うこと聞かないと食べに行っちゃうぞ」などのこわいセリフが出てくるというアプリです。
子どもが2歳1ヶ月のときにはじめてこのアプリを使ってからは怖がって、その電話以来何をしても泣きやまないときに「電話くるよ」と言うだけで泣き止むようになってしまいました。
しかしこれは「子どものやる気を出した」ではなく、「やらないともっと怖い目に合う」という強迫観念から成り立ってしまったものです。
基本的にはこのような一種の脅しのようなことはしたくなかったのですが、どうしても大変なときは仕方がないと思っています。
ただ、親の心に余裕があるときはこのような脅しではなくて、ぬいぐるみやキャラクターが写っているちらしなどを使ってやる気を出させています。
ぬいぐるみなどを使ったやる気の出させ方
我が子は育てやすいほうだと思っていますが(子育てで特に困っているということが思い当たらないなどの理由)、現在2歳の娘、俗に言う「イヤイヤ期」の娘は「歯磨きイヤだ」「着替えるのイヤだ」などと言って親から見て思い通りにいかないことはやはり多いです。
例えば娘が歯磨きしたくないと言ったとき、私はそのとき無理に体を抑えたりして歯磨きはさせません。
しばらく私から歯磨きしようと声掛けしますが、何回言っても歯磨きする気になってくれなければぬいぐるみを登場させます。
例えばEテレのいないいないばあっ!のワンワンとうーたんのぬいぐるみがあるのですが、私はそのワンワンとうーたんに仕上げ磨きをしてるふりをして「ワンワン、うーたん歯磨き頑張ったね、上手〜!いいこいいこ」とワンワンとうーたんをとってもたくさん褒めます。
すると娘はこっちに興味を持ちますがまだ仕上げ磨きはさせてくれません。
次に他のアンパンマンなどのぬいぐるみも使って同じようにやってみると、いつの間にか娘もごろんと横になって仕上げ磨きの態勢になってくれます。
私も仲間に入れてほしいのか褒められたいのか詳しくは分かりませんが、私は歯磨きの場合はこの作戦を使うと高い割合で仕上げ磨きをさせてくれます。
これはぬいぐるみに限ったことではなくキャラクターが写っているチラシなんかでも同じことができますし、うちではしまじろうのちらしでも娘はうまくやる気を出すことができました。
正直疲れているときなど早く仕上げ磨きさせてくれなんて思ってしまいますが、無理やり泣かせて歯磨きさせると歯磨き嫌いになることもあるので、なるべく大事な生活習慣は楽しく一緒にやることを心がけるようにしています。
2歳前後の子どもはまだ自分でできないけど自分でやりたがる
うちの娘も仕事で見ている保育園の子どもたちも2歳前後の子どもは何でも自分でやりたがります。
子どもが着替えや仕上げ磨きをさせてくれない理由は、子どもが自分でやりたがっている可能性もあります。
うちでは着替えや靴を脱ぐ・履くなども最初は子どもにやらせるようにしています。
そこで子どもに「できないやって」と言われたらやりますが、ヘルプを求められるまでは基本的には見守っています。
しかしそのうち自分でやりたいけどできなくてぐずってきます。親には手伝ってほしくないけど自分でやるのは難しい と子どもは心の中できっと葛藤しているはずです。
そんなとき、私は家でも保育園でも「一緒にやってみる?」と声掛けしています。
子どもは案外プライドが高いので「手伝ってあげようか?」と言うと「イヤだ」という子も多いのですが、「一緒にやってみようか?」という声掛けには素直に頷く子どもが多いです。
子どもが自分でやりたいという自主性を大切にすることで、将来積極的に物事に取り組める子どもに育ってくれるのではないでしょうか。