もうすぐ新1年生。
春になってランドセルを背負って学校へ行くのを楽しみにしている子どもたちがたくさんいるのではないでしょうか。
お父さんお母さんも嬉しさ半分、さみしさ半分という複雑な気持ちでいらっしゃるのではないかと思います。
小学校へ入学すると、自分でやらなくてはならないことがたくさん出てきます。
小学1年生の授業のサポートをしていて「これはおうちで準備してきてほしいな」と思ったこと2つをお伝えしたいと思います。
入学準備に忙しい時期かと思いますが、今からでも十分間に合うことばかりですので、一緒に確認してみてくださいね。
目次
1.持ち物に「なまえ」を書く
「なんだ、当然準備しています!」と思われるかもしれませんね。
でも、なまえをつける際に、ちょっと気をつけていただきたいことがあるのです。
なまえシールについて
便利な「なまえシール」を文房具等に貼りつけている方が多いと思います。
ところが、えんぴつや細かい文房具に貼りつけている場合、シールの素材品質のせいか時間が経つと取れやすくなるものがあります。
シールがはがれてしまうと持ち主がわからなくなってしまいますので、なまえシールを利用する際には、とれていないか?ときどき確認してあげてください。
貼る場所の素材に合わせたシールも販売されていますので、はがれてしまわないように気をつけましょう。
消しゴム自体にもなまえを書く
1年生の教室にはよく消しゴムが落ちています(笑)。
皆さんも消しゴムになまえを書いていると思いますが、カバーになっている紙に書いていませんか?それだけではなく、消すゴム自体にもなまえを書いてほしいのです。
子どもたちは消しゴムをつかう頻度がとても多いので、紙のカバーはすぐにとれてしまいます。
なまえのない白いむき出しの消しゴムが散乱していても誰のものかわからないので、消しゴム自体にもなまえを書くことをおススメします。
赤白帽にはマークをつけて
体操着にはなまえを書くスペースがある場合が多いと思いますが、体操着のショートパンツは紺色でなまえを書くスペースも小さいのではないかと思います。
色がついているものには名前を書いても目立たないので、なまえを書いたうえで小さなワッペンなど目印になるようなものもつけてあげると間違えがなくなります。
1年生の子どもに多いのが、となりの席の子どもの赤白帽を持ち帰ってしまうことです。
着替えてしまうときに誤って体操着入れにしまってしまうのです。同じように水着にも自分でわかるようなしるしをつけてあげてください。
2.給食の時間を楽しくするために
小学校へ入学すると給食がはじまります。
小学校入学時点では、ほとんどの子どもに苦手な食材がありますが、給食がはじまる前に頑張って克服させようとしなくても大丈夫です。
今は給食を食べ終えるまで居残りさせられることはありません。
食べる前に量を減らすなど食べられる量を自分で決めることができます。
また、おともだちと一緒に食べることで、苦手だった食べ物も食べられるようになる子どもも多いので、親として給食はありがたいものだと思います。
それよりも、おうちでは自分で食べられるような準備をしていただきたいと思います。
おはしの持ち方
特に1年生の給食の時間に、おはしのおもしろい持ち方をよく見かけます。
見た目の問題というよりも、正しい持ち方をしていないことで、食べ物を机や床に落としてしまったり、おはしを落としてしまう子どもが多いので、先生も大変です。
入学する前に、フォークやスプーンではなくなるべくおはしを使わせて、正しい持ち方を練習するようにしましょう。
みかんの皮は自分でむいて
給食には柑橘系の果物が出ることがあります。
一人分は半分になっていることも多いので、皮を剥きやすい状態で配膳するのですが、自分でむくことができない子どもが実に多く、先生がみかんの皮をむいて回っているほどです。
ここでお気づきかもしれませんが、1年生の先生自身はゆっくり給食を食べることができません。
配膳時にもこぼしてしまう子どもがいたり、食べるときにもみかんの皮をむき、子どもたちが食べ終えるとお片付けをする、20~30人もの子どもの世話をしているようなものです。
おうちでもできることは自分でやらせてみるようにしましょう。
まとめ
「入学する前に準備しておいてほしいこと2つ」は、実際に入学したての子どもたちを見てきて感じたことです。
学校に毎日通うことで子どもたちは多少なりストレスを感じます。
楽しく学校へ通うためにも、これらのちょっとした準備をしておいてくださいね。