おもちゃ屋さんに行くと、色とりどりたくさんのおもちゃが並んでいて、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
長く使ってくれるおもちゃを選びたい、知育のおもちゃにも惹かれるし、この木のおもちゃはうちのインテリアにもぴったり、などと見ていくとついついたくさんのおもちゃを買ってしまいそうになります。
ですが、居住スペースは限られていますし、ものを大切にする気持ちも教えたい。
将来の教育資金を十分確保するためにも、節約はしたい。
でも、子どもにはおもちゃで楽しく遊んでほしい。などなど、迷いはつきません。
そんな時は、シンプルなおもちゃとの付き合のルールを決めてみませんか?
目次
おもちゃとの付き合い方のルール
1.おもちゃを与えるタイミングを決める
クリスマスと誕生日、クリスマスと誕生日と子どもの日、クリスマスと誕生日と夏休みなど、回数もタイミングもご家族で話しあって決めます。
お買い物に行くたびに買ってもらえるおもちゃより、年に数回特別なタイミングで買ってもらえるおもちゃの方が子どもにあたえる喜びは大きいはずです。
2.それぞれの年齢に適した遊び、おもちゃを理解する
乳幼児期は脳も身体もどんどん成長しますが、それぞれの年齢によって、脳と体の発育を促す遊びとおもちゃは異なります。
子どもの個性と好みももちろん配慮するべきですが、迷ったとき参考にできます。
それぞれの年齢に適した遊びとおもちゃについては、つぎの項でみていきます。
3.新しいおもちゃをほしがったら、子どもと一緒におもちゃを手作りしてみる
せっかく買ってあげたおもちゃも、すぐに新鮮味が失せて遊ばなくなってしまうこともあるかもしれません。
ですが、その度に新しいおもちゃを買い足していては、ものを大切にする気持ちも、工夫して遊ぶ知恵も育ちません。
そんなときは、手作りおもちゃで子どもと一緒に遊んでみましょう。
おもちゃを手づくりすることには、子どもたちに喜びも与えてくれます。
- 母親と一緒に作業することで、子どもはお母さんの愛情を直に感じることができます。
- はさみで紙を切るなどの手作業は、子どもに達成感を与えます。道具についての知識を得ることもできます。
- 新しいおもちゃを得るよろこびだけでなく、出来上がるまでの過程も楽しむことができます。市販のおもちゃからは得られない喜びです。
折り紙、画用紙、色鉛筆、クレヨン、毛糸、アルミホイル、ボタン、端切れ、ビーズ、はさみ、のり、セロファンテープ、マスキングテープなどの工作セットを、子どもが出し入れできるスペースに用意しておきしょう。
物づくりやお絵かきなどの創作が好きな子どもたちは、新しいおもちゃなど与えられなくとも、想像力を駆使して自分の世界を広げていきます。
指先の訓練のためにも、3歳を過ぎたら細かな作業にもどんどんチャレンジさせましょう。
最後に0歳児から6歳児までの年齢に適したおすすめのおもちゃをご紹介します。
0歳児におすすめのおもちゃ
視力が非常に低い時期です。
ビビットカラーのおもちゃで視覚を刺激するとよいでしょう。
逆に、聴力は胎児のころから発達をはじめています。鈴やオルゴールなどのおもちゃで、いろんな種類の音を聴かせてあげましょう。
また、この時期はなんでも口にいれて食感を確かめようとします。
飲み込む心配のないもの、口に入れてもケガをする心配のないおもちゃだけを与えます。
おすすめおもちゃ
歯固めラトル
スターコマ(赤ちゃん独楽)
布製の鈴入りサッカーボールなど
1~2歳児におすすめのおもちゃ
指先、手、腕を使いたがる時期です。穴に指を入れてみるのも大好きです。
ものを倒す、ものを詰め込む。高いところに乗る、降りる。スコップやスプーンなどの道具も使えるようになります。
水遊びやすな遊びにも興味を示すようになります。
おすすめおもちゃ
立体パズルボックス
積み木・型はめパズル
ボーネルンドのカナルロックなど
2~3歳児におすすめのおもちゃ
身体をさまざまに動かせるようになります。登る、すべる、走る、両足とびなど。
ものを何かにみたてて遊ぶようになります。自分が積木でつくったものに「ぞうさん」などの名まえをつけたりもします。
うたう、踊る、しゃべる、話を聞く、絵本の読みきかせにも興味を示すようになります。
おすすめおもちゃ
ジャングルジム・滑り台
お人形・ぬいぐるみ、
おもちゃのピアノ、など
3~4歳児におすすめのおもちゃ
ファンタジーの時代とよばれる時期です。ごっこ遊びで想像力を育てましょう。
フェルト生地などを使って、指人形を手作りしてみるのもいいでしょう。
おすすめおもちゃ
おままごとセット
ぬいぐるみ・お人形
レゴ・デュプロなど
4~5歳児におすすめのおもちゃ
知識欲が高まる時期です。
自分のイメージどおりに積み木やブロックで形をつくれるようになります。
友達と同じイメージを共有して遊ぶこともできるようになり、ルールも少しずつ守れるようになってきます。
おすすめおもちゃ
スカリーノ(子どもたちの大好きなピタゴラ装置を自分で作ることができます)、
すごろく
6歳児におすすめのおもちゃ
蓄えた知識を土台に想像力を発揮する時期です。
この時期になると得意不得意がはっきりしてきます。得意な分野をのばしてあげましょう。
鬼ごっこなどの手足をバランスよく動かく遊び、ボードゲームなどのルールのある遊びも、さらには迷路やパズルなどの複雑な操作の必要な遊びも大好きです。
おすすめおもちゃ
ウノ・トランプゲーム、
レゴなど
まとめ
どんなおもちゃを与える場合も、ただ与えっぱなしにならないように注意しましょう。
おもちゃをとおして子どもとコミュニケーションをとることが大切です。
親と一緒に遊ぶなかで、子どもはその気持ちを感じとれるようになっていきます。
それが、将来身につける社会性の基礎になるのです。