もし小さな子どもを残してしまう事になったら?改めて考える大切な人との絆

母と子

「大人になって結婚をして子供ができた。そして我が子もいつの日か結婚をして子供を作り、自分もおばあちゃん、おじいちゃんになる」

子供の成長を見守ることができるのは多くの人にとって当たり前のことなのかも知れません。けれどその当たり前が出来なかった人達もいます。

今回オトループというバンドが歌う「36-林檎の唄-」を紹介します。

36-林檎の唄-とは

この曲を作詞作曲したボーカルの纐纈悠輔さんはご自身が10歳のときの母親をガンで亡くされているそうです。

その時のお母様の年齢が36歳であり、亡くなった母と同じ年齢である36歳に今年になられるそうです。

そしてもう1つ。

その時の闘病の記録を「林檎の木」という交換日記に残されていました。この日記に書かれていたであろう内容が、この歌の中に登場します。

闇が少しずつ周りの光を奪ってゆく 大切に使います どうか もう少しだけ 時間をください

ひとりぼっちにしないで 仕事の手休めると 泣いてしまうの あなたのこと考えるとダメになる

ねぇ いつまで続くのでしょう 一緒に居られる幸せ こうして今 普通にしてられることが嬉しいのに

いとしいものがだんだん 見えなくなっていきます ここにある幸せ 忘れるほど恐い時がある

しばらく泣けば涙も乾く でもいつの間にかあふれるほど また溜まるのです

たとえ明日世界が終わるとしても 私は林檎の木を植えるだろう

36-林檎の唄-より

小さな我が子を残していくこと、どんな気持ちだったのか、それは想像を絶することだと思います。

けれどこの歌の歌詞から、子を想う親の気持ち、そして我が子と過ごせるありふれた日常の尊さ・大切さに気付かされます。

今回ボーカルの纐纈さんから「36-林檎の唄-」に込めた想いのメッセージを頂くことができました。

纐纈さんからのメッセージ

僕は10歳の時に母親をガンでなくしました。母が闘病生活中に、父と交わしていた交換日記があります。

『明日 世界が終わっても 私は林檎の木を植える』という母が生前好きだった言葉から「林檎の木」と名付けられたその日記を読み返してみると、沢山の事に気付かされます。

病気と闘いながらも、決して諦めず、1日1日を大切に、前向きに生きるその姿は、僕の胸を打ちます。

そして何よりも、僕を残して死ななければいけない悔しさ、心配。

どのページにも溢れる愛情に触れる度に、産んでくれてありがとう。大切にしてくれてありがとう。素直な感謝がとめどなく湧き上がってきます。

その気持ちを歌にして、どうしても残したい。そんな想いで創った「36-林檎の唄-」。

この歌が大切な人との絆を考えるきっかけになってくれたら、何より嬉しいです。

– オトループボーカル 纐纈悠輔

さいごに

仕事をしていると家に帰ってからも家事や食事で子供のことは何もできていない。全然言うことを聞かない子供にガミガミ怒ってばかりいる。

子供にイライラしてしまうことも多いと思います。けれど子を大切に思わない親はいません。

ぜひ多くの人に知って頂きたいと思い、今回この歌を紹介させていただきました。

ぜひ聞いてみてください。きっとこころに響くことがあると思います。