子どもにパズルを与えよう!パズルで得られる6つの効果

パズルで遊ぶ子供長年親しまれているパズルは、知育玩具として今なお人気があります。

子どもにパズルをさせると、なんだか賢くなりそう!というイメージも強いですよね。

そんなパズルにはいったいどんな効果があるのでしょうか。

さまざまな種類のパズルを紹介しながら、パズルの選び方やメリットも紹介していきたいと思います。

パズルで期待できる6つの効果

まずは、パズルをやると得られる効果について挙げていきたいと思います。

観察力

どのピースがあてはまるかを考え、形や色、絵柄のつながりなどじっくり観察する力が身につきます。

想像力

観察から得られたヒントをもとに、どのピースがあてはまるか想像する力が付くでしょう。

集中力

完成させたい、という気持ちから夢中になり、集中力が鍛えられていきます。

記憶力

子どもがパズルを使って遊んでいる時、パズルを完成させては崩し、完成させては崩しを繰り返します。

やればやるほど完成後の全体像だけでなく、このピースはどこに置くか、どんな絵柄がここにあてはまるか、その過程さえも記憶することができるようになってきます。

手先の器用さ

つまむという動作自体は生後8か月頃になるとだんだんできるようになります。

しかし、まだまだ手先の器用さは十分ではありません。

パズルを通して、手先が刺激されると、器用さだけではなく、脳にも刺激を与えることができます。

知識が広がる

色や形、描かれているものなど、たくさん興味を持つことができるでしょう。

数字やひらがな、アルファベット、地図や国旗などのパズルもあるので遊びながら知識を深めていくことができます。

このように、パズルについて考えてみるとメリットばかりでデメリットは考えられません。

強いてあげるとすれば、非常に高価なパズルもあり費用がかかる場合もあるといった点でしょうか。

知育遊びをする子供たち

年齢別!オススメパズルの選び方

パズルで遊ぶ子供ではパズルを与えるとしたら、どのようなものから与えるとよいのでしょうか。

初めてパズルを選ぶ場合、どれが適しているのか悩んでしまうという親御さんも少なくないのではないでしょうか。

今回は年齢別にご紹介していきます。

1歳から2歳

ものをつかむことができるようになってくるのが生後約8か月頃ですので、1歳を目安にパズルデビューするのもいいかもしれませんね。

また1歳のお誕生日プレゼントとしてもおすすめです。

型はめパズル

そんな1歳頃の子どもにおすすめのパズルは「型はめパズル」です。

「型はめパズル」は簡単な形のパズルを決められた場所にあてはめていくパズルです。

種類としても平面のものや立体のもの、木製、プラスチック製とさまざまです。

まだ1歳の時期では上手くいかないと、すぐに飽きてしまうことも多いかと思います。

せっかく買ったのにすぐに飽きてしまう姿をみたら、少し残念ですよね。

しかし、最初から熱中してやるのは難しいので、まずは色や形などの名称を覚えさせるのに使って、パズル自体に興味を持ってもらうところから初めてみましょう。

親子のコミュニケーションにもなりますよ。

板パズル(ジグソーパズル)2~48ピース

定番の「板パズル」は2歳頃になったら始めてもいいかもしれませんね。

「板パズル」なら2ピースのものからあります。2ピースなんて簡単にできてしまうのでは…と思うかもしれませんが、最初は意外と苦戦する子どもも多いです。

1度コツを掴んでしまえば、逆にすいすいできるようになります。

子どもが好きなキャラクターや大好きな動物、のりものなどの絵柄を選んであげると喜んでやってくれるかもしれませんね。

キューブパズル

また、1~2歳の子には「キューブパズル」もおすすめです。

6面の立体それぞれに絵柄が描かれており、1つ買えば6種類の絵柄が楽しめます。

ちょうどものを積み上げることにも興味が出てくる時期なので、積み上げて遊ぶのもよいでしょう。

布製のものもありますので、プラスチックや木製のものと比べると、積み上げたときの安定性は悪いですが、投げても危険性が少ないのでおすすめです。

3歳~4歳

認知能力も格段についてきた3歳頃、パズル遊びもだいぶわかってくる頃にオススメのパズルをご紹介します。

板パズル(ジグソーパズル)36~60ピース

3歳~4歳の子どもに与える「板パズル」は36ピースから60ピースぐらいがよいとされていますが、パズル遊びが好きな知能派の子どもには物足りないピース数かもしれません。

その場合はもう少しピースを多くしてもいいでしょう。簡単すぎると飽きてしますので、少し難しめでもいいかもしれません。

何でも自分でやりたい年頃なので、投げ出さず取り組んでくれるでしょう。

逆に3歳だからといって、初めて「板パズル」に挑戦する子はもう少し少ないピースから初めてみましょう。

最初はやり方が分からなくて、3歳でもはじめは難しいと感じます。

難しいと感じてしまうと、パズル遊びが嫌になってしまうこともありますので、与え方には注意しましょう。

タングラム

シルエットパズルのひとつで、正方形を7つに切り分けたものを使い、問題として提示された形をつくって遊ぶパズルです。

パズルを回転させたり、ひっくり返したりしながら形を作るので、考える力や創意工夫する力が養われるでしょう。

5歳以上

5歳以上になったら、ピース数が多いものにどんどんチャレンジさせてみてもいいでしょう。

また、ピース数だけでなく、絵柄が複雑なものや色が似ているピースが多いなどの難しそうなものを選ぶのもよいでしょう。

また、最近では立体化された複雑なパズルなんかもあります。立体構成を考えると、空間認識能力が養われるのでおすすめです。

また小学校入学前の学習として、ひらがなや地名を覚えるためのパズルなど学習効果が期待できるもの取り入れ始めるのもよいでしょう。

パズルが嫌いにならないように!パズルを教える時の注意点

無理にやらせない

「知育玩具」と呼ばれるものはたくさんあります。

親としては子どもが天才とまではいかなとも、少しでも知的能力を高めてくれたらな、と願ってしまうものです。

その気持ちのあまり無理にパズルに向かわせるのは時に逆効果になります。

必ずしも子どもがパズルに興味を持つとは限りません。興味がないようであれば、違う知育玩具を与えることも検討しましょう。

またピース数が多くて難しかったり、好きな絵柄でないと集中力が切れやすいので、違うパズルを与えてみるのもひとつの手です。

できたら褒めてあげよう

大げさに褒めてあげてもいいかもしれません。褒められて嫌な子はいません。

はじめてピースをはめられたとき、完成できたとき、褒めてもらえると次も頑張ろうという気持ちが高まります。

なるべく一緒に取り組む

小さな頃は一緒に取り組んで、やり方を教えてあげましょう。まずは、ピースに興味を持たせることからです。

1度コツを掴めば、1人でもできるようになります。

1人でやりたい気持ちが出てきたら、手は出さず近くで見守ってあげましょう。小さな頃は、まだまだピースを口に運んでしまう可能性もあります。

特に子どもがパズルに興味があり、小さな頃からピースの多いパズルにチャレンジするときは、ピースが多い分、ピースも小さくなるので注意しましょう。

心理学を育児に活用しよう!

パズル遊びは子どものペースに合わせて見守ろう

知育玩具は子どもの計り知れない可能性を伸ばすのに一役買ってくれるすばらしいものです。

しかし、それで遊んでくれることは親の願いであって、子ども自身最初は興味がなくても、その先興味が湧いてくることもあるので、気長に見守りましょう。

また今回ピース数も記載していますがあくまでも目安ですので、お子さんの成長や興味具合によって見極めてあげてくださいね。