ふとした場面で自分も留学しておけばよかった!とか、将来子どもに留学をさせてみようかな?と思われる親御さんも多いのではないでしょうか。
筆者は高校卒業と同時に、ハワイへ留学し現地の大学を卒業後、現地で1年間働き5年間の海外生活をしてきました。
帰国後は日本の企業に就職しましたが、留学した経験があって良かったと思う機会が多々あります。
経済面、安全面をしっかり考慮して臨めば、留学の結果にマイナス要素なんてありません。
留学をすることで実感できた5つのメリットをご紹介していきます。
目次
今までとは違う世界が広がり新たな価値観が得られる
海外旅行だけでもそうですが、初めて日本を出るとそこに違う世界があることに気づきますよね。
まず、今までとは違う存在を知ることが大きな第一歩となります。
日本ではない世界、今まで経験したところとは違う場所、空気、それだけで世界観が広がるのです。
さらにそこに住むというのは今までと違う言語、文化、人々と密接に関わるということ。新たな価値観を得るということです。
それは今までの価値観を捨てるわけではなく、価値観の巾を広げるという意味合いです。
自立心が芽生える
留学は家族から離れて一人で海外へ乗り込んでいきます。
今までずっと親を頼りに生きてきた子どもが留学先では様々な事を一人でやっていかないといけない、そういった状況に直面した時こそ子どもはぐっと成長していきます。
ホストファミリーと一緒に住むという場合、親のように接してくれるので甘えてしまう部分があるかもしれませんが、本当の親のようにワガママを言うわけにもいきません。
寮に住む、一人で住む、友人と住むなどチョイスは色々ですが、食事、洗濯、掃除など今までとは違い全て自分でしないといけません。
いきなり家事全般を我が子一人で出来るかしら?と心配になるかもしれませんが、やるしかないので必然的に出来るようになるのです。
分からないなら誰かに聞く、自分で調べる、工夫してみると自発的に行動ができるようになります。
ホストファミリーやルームメイトなど、新しく頼れる人をつくるということも学びの一つになります。
家族や周りの人を大切に思えるようになる
先ほどの項目とつながる内容ですが、日本の家族や友人と離れて海外へ行く分、家族や友人の大切さをひしひしと感じるようになります。
まず感謝の気持ちが生まれて、絆が強まります。
逆に現地で出来た友達やお世話になったホストファミリーとお別れをして帰国する際も同じく、感謝の気持ちでいっぱいになります。
こういった経験は、留学して今までずっと一緒にいた人達から、一度離れて暮らすことにより出来るものです。
家族や友人のありがたみを心から感じられるようになるはずです。
将来の可能性が広がるり選択肢が増える
その国の言語、文化、人々に触れ合うということは、将来の可能性も広げてくれます。
例えば、外国人を相手にビジネスをする貿易の仕事だったり、翻訳・通訳だったりと専門性の高い仕事など幅広く「選択肢」が増えます。
もちろん言語面においての選択肢は広がりますが、特に実際に外国人の方と一緒にお仕事をするような場面でも、留学経験で得た価値観が活きてきます。
どういった文化背景で相手がものを考えているかなど、留学で体感したもの、経験値があれば商談や職場等においてもメリットとなってくれます。
経験や価値観は、職業を選ぶときや商談面においてそこに選択のカードが増えるということです。
日本を外から見ることが出来る
日本を出ると、それはもう外側の世界です。
第三者として日本を見ることが出来るので、日本という国の良いところ、悪いところを政治面、経済面、文化面など様々な角度から知ることが出来ます。
それは留学先の現地の人からの意見だったり、留学中に受ける歴史の授業で学ぶ日本だったり、もしくは実際に自分自身が違う国で暮らしてみて自ら思うところだったりと、色々な角度から、自国の見えなかった部分が分ります。
もちろん、離れて見る日本をどう感じるかには個人差はありますが、自分が生まれ育った場所、文化を外側から眺めることによって、それはまた新たな経験となることでしょう。
それは帰国後にも言えることです。日本から見る世界、日本しか知らなかった時よりももっと違うものが見えて帰ってくるはずです。
まとめ
海外留学と聞くと、まず経済面や安全面など心配事がどっと頭をよぎる親御さんも多いかもしれません。
もちろんそこも大事な論点です。
ただそれだけで留学をマイナスに捉えないようにしてください。
お子さんの成長を願うならば、一度短期留学(3か月以上を推奨します、もしくは最低1カ月)からでも試されるのもいいかもしれません。
きっと大きく成長されたお子さんを見ることができるはずです。