子どもがまだ小さいうちから保育園に預けていいものか、誰でも後ろ髪をひかれながら仕事へ向かっていると思います。
「子どもが小さいのにかわいそう」という世間の声が未だにあるのも事実です。仕事復帰にあたって、子育てと仕事を両立させることができるか…不安に思うお母さんも多いでしょう。
そこで、子育ても仕事も頑張りたい!というお母さんへ、上手く両立させるためのちょっとしたコツをご紹介します。
目次
子どもとの時間は量より質
子どもと過ごす時間が少ない分、一緒にいられる時間は大切に過ごしたいものです。
平日は時間に追われ、あわただしく過ぎてしまいがちですが、食事の時間はテレビを消して今日あったことを話したり、寝る前に絵本を読み聞かせたり、時間は短くてもしっかりと子どもと向き合う時間をつくることで子どもの心は満たされます。
休みの日は普段できないことを子どもと一緒に楽しみましょう。
わざわざ遠出をしなくても、公園で一緒に遊んだり、食事の支度を一緒にしたりするだけでも充分です。
大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては大好きなお母さんと過ごす特別な時間になるのです。
家事は手抜きで、毎日笑顔
毎日の仕事に加え、ご飯の支度や、掃除洗濯、子どもの世話と働く母は大忙しです。
自分の時間もなかなか持てずに、イライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな毎日で気を付けたいことは、頑張りすぎないことです。
頑張りすぎて、毎日イライラしている母親よりも、適度に手を抜いてご機嫌な母親の方が子どももうれしいはずです。
ご飯の支度ができなかったら、たまにはお惣菜や外食に頼るなど、完璧を目指さないことで気持ちがずいぶん楽になります。
また、お掃除ロボットや食洗器などをとりいれるのもいいですね。
初期投資が必要ですが、機械にまかせることで子どもとの時間を増やすことができますから、投資する価値はありそうです。
いきいきと働く母の姿を見せる
子どもを預けて働くのですから、子どもにはいきいきと働いている母の姿を見せたいものです。
間違っても「お母さんは疲れているんだから!」などと子どもに当たってはいけません。
働くことを選択した理由は人それぞれあると思いますが、楽しそうに働くお母さんを見て、「お母さんかっこいいな」「働くって楽しそうだな」と子どもは働くことに対して前向きなイメージを持つことができます。
自信をもって保育園に預ける
子育ては母親だけがするものではありません。
子どものまわりにいる大人たち、みんなで子どもを育てていくのです。もちろん、子どもにとってお母さんは特別な存在です。
ただ、母親だけの子育ては何もかもひとりで抱え込み、子どもと密着しすぎた関係をつくってしまいがちです。
子どももまた、様々な世代の大人と関わることで社会を広げることができます。
いろいろな価値観に触れることは子どもの成長にとって大切なことです。保育園には様々な世代の大人がいます。
また、異年齢の子どもと関係が持てるのも保育園の良さです。
保育園に通う子どもにとって、母親と離れて過ごす寂しさもありますが、決してそれだけではないのです。
多くの人と触れ合い、子どもの成長にプラスになるような経験もしているのです。
経済的な理由で働く、仕事が好きだから働く、理由は何であれ胸を張って保育園に預けて働きましょう!
子育てで手がかかる期間はあっという間!どんな働き方をしていたいか母親も目標を立てましょう
ある調査では、育児が辛い、嫌になったことがありますか、という問いに「ある」という答えが最も高かったのは、バリバリ仕事をしていたのに、子どもが出来て仕事を辞めたという母親群だったそうです。
その次に結婚して家庭に入った専業主婦。最も低かった、つまり育児への満足度が高かったのは働いている母親だったそうです。
子育てが忙しい時期はなかなか自分の納得のいく仕事ができないかもしれません。
しかし、子育てで手がかかる時期はあっという間です。
10年後、20年後にどんな働き方をしていたいか、長いスパンで目標をたてると良いでしょう。
子育ても仕事も、自分の納得するスタイルで上手く両立させ、いきいきと輝く母でありたいですね。