子どもが怪我をさせてしまった時の対応ともしもの時の個人賠償責任保険

子供が怪我をさせた時ともしもの個人賠償責任保険

子ども同士で遊んでいてお友達のゲーム機を壊してしまったり、あやまってお友達にケガをさせてしまったことがありませんか?

故意にではなかったとしても、我が子がやってしまったのであれば、謝罪し弁償しなくてはなりませんね。

また、その時の対応がよくないとお友達の家との関係が気まずくなってしまうことも。

そうならないためにはどうしたらよいのか?正しい対処法をお教えします。

まずは子どもからその時の状況をよく聞く

どうしてそうなったのか、他に誰といたのかなど状況をよく聞くようにします。

子ども自身が混乱しているようであれば、一緒にいたお友達にも話を聞いてください。

子ども自身が覚えていない、または見ていなかったことでも他のお友達が見ていて、状況がよくわかることがあります。

もし、お友達をケガさせてしまった時は、すぐに相手先へ連絡します。

その際に、例え大したことがないと思われるケガの場合でも、きちんと謝罪するようにしましょう。

この時の対応がよくないと、ずっと尾を引くこともあるので気を付けましょう。

お友達のものを壊してしまった場合には、とりあえず「弁償」を申し出ましょう。

そこからは相手の方次第ですが、「弁償は必要ない」、「半分ずつ負担で」などが一般的ではないでしょうか。

それは相手側から言っていただける厚意なので、壊した方から「半分弁償」などと申し出ないようにしましょう。

連絡先がわからない相手の場合はどうする?

最近では連絡網がない学校もあるので、相手が学校のお友達であっても、仲の良いお友達ではないと連絡先が分からないことがあると思います。

その際には、学校の先生へ連絡して事情をお話しし、連絡を取りもっていただきましょう。

また、登下校時に他人の家の車にキズをつけてしまった、お店で商品をあやまって落としたせいで壊してしまったなど、相手の居場所がわかる場合は出向いて謝罪しましょう。

お友達とのトラブルに対しても同様ですが、謝罪する際には必ず子どもと一緒にいきましょう。

子ども自身があやまることで、今後は気を付けようと思いますし、たとえ故意ではなかったとしても誰かを傷つけたり、他人のものを壊してしまったことにはあやまらないといけないことを学びます。

個人賠償責任保険に加入しておく

個人賠償責任保険

ケガをさせてしまった相手への治療費や壊してしまったものへの弁償金が気になるところだと思いますが、それらの多くは個人賠償責任保険で賄うことができます。

通常の保険ではひとりずつ加入する必要がありますが、契約者の家族も対象になるのが個人賠償責任保険になります。

この保険は、賠償責任単独での保険ではなく、クレジットカードや自動車保険、傷害保険、自転車保険、火災保険等に「個人賠償責任補償特約」として付加することができます。

クレジットカードと自動車保険の特約をご紹介したいと思います。

イオンカード日常生活賠償プラン 引受保険会社:損保ジャパン

  1. 家族全員の日常生活における個人賠償責任を「1億円」まで補償:月々300円~
  2. 借り物の損害・紛失・盗難についても補償:月々450円~
  3. インターネットで簡単手続き、翌日から補償開始

※月々の保険料は個人型の目安です。

日常利用しているクレジットカードに、「携行品損害特約」とともに「個人賠償責任補償特約」が付帯している場合もありますので、契約書等を確認してみてください。

アクサダイレクト自動車保険ファミリープラス

自動車保険に、日常生活賠償責任保険特約などの特約をセットした補償内容です。自動車保険と一緒になっているので、更新時に確認もできて安心です。

例えば、契約者40歳男性 配偶者38歳 子ども2人で年間1,540円プラスになります。車をお持ちの方は、ぜひご自分の自動車保険の補償内容を確認してみてください。

子どもが賠償責任を負うようなことにならないのが一番いいのですが、万が一の時にでも賠償金の心配をしなくていいように、保険は必ずチェックしておきましょう。

一番大切な事は子どもの心のケア

わざとやったことではなくても、お友達にケガをさせてしまったり、誰かに迷惑をかけてしまった時には、やってしまった子ども自身の心も深く傷つきます。

心のケアをしっかりしてあげましょう。

やってしまったことは仕方がありませんが、そのときこんなかなしい気持ちになったこと、親にもあやまらせてしまったこと、友達がかなしんだこと、それらをちゃんと覚えておき、二度と同じことをしないようにすることが大事なのです。

親ですから、子どもがやってしまったことには一緒に責任を取るのが当然です。

でも、お子さんにとってみれば、お母さんが悲しむ顔が一番つらいことでしょう。

そんな顔を覚えてさえいれば、他人に迷惑をかけてしまう大人にならないと思います。