子供がケンカをして怪我をして帰ってきた場合。または、他の子に怪我をさせてしまった場合。すごく焦りますし、心配になりますよね。
怪我の程度に関わらず、お友達に怪我をさせるということは、一番やってはいけないことです。
よく事情を聴いて、原因を明らかにし、対策を立てる必要があります。
今回は、怪我を伴う子供のケンカについて被害者・加害者になってしまった場合、親としてどのように対応すればいいのかをお伝えしていきます。
目次
学校内で自分の子供が怪我をした場合
これは、学校から真っ先に連絡が来るパターンだと思います。
まずは冷静に対応を
自分の子はやはり可愛いですから、傷つけられたと思うと、母親は頭に血が上りがちになります。
でも、努めて冷静に振る舞って下さい。
自分の子供だけが怪我をして相手が無傷の場合でも、相手が一方的に悪いとは限りません。
怪我の処置の後にケンカの理由を確認
まずは、怪我の処置を優先しましょう。ケンカの理由は後からでもゆっくり聞けます。
怪我をして子供も気持ちが落ち込んでいる筈なので、いつもより優しく接してあげましょう。
そして、冷静に自分の子供に事情を聴きます。
でもここは大事なポイントですが、子供は自分に都合の悪いことは言いません。
言い分を聴く、という程度に収めて下さい。
先生に確認をする
子供に話を聞いたあと、先生に連絡を取って、先生から学校で何があったかを聴きます。
その後、その話を子供にフィードバックし、詳しく事情を聴きだします。
話が明らかになるには、数日かかると思います。
学校外で自分の子供が怪我をした場合
これは大人の目の行き届かないところで起こっているので、要注意です。
怪我をする程のケンカをしたというのは、よっぽどのことです。
怪我の理由を明確にする
相手が故意に怪我をさせたのか、もしくは相手が自分の身を守ろうとした結果だったのかを良く見極めなくてはいけません。
子供の気持ちが落ち着いた頃、子供と親と揃って、相手方の親子と話し合う必要があります。
- 継続的ないじめがある
- 突発的なケンカ
- 関係性が究極に悪くなった結果のケンカ
どれなのかをはっきりさせましょう。
①の時は、早急な対応が必要です。
②の時は、相手を傷つけることはしてはいけない(言葉・暴力ともに)と毅然と教えなくてはいけません。
③はその場が解決した後、場合によっては距離を取らせる必要があります。
学校内で相手の子供が怪我をした場合
これは、後から事実が耳に入ってくるパターンです。
怪我をした子の対応が一通り済んでから、学校なり本人なりから話を聞かされることになるでしょう。
怪我をさせたならすぐに謝罪を
これは、怪我をさせた側としては、すぐに謝らなければいけません。謝罪の方法を考えましょう。
「怪我をさせたこと」に対する謝罪です。骨折など大きな怪我の場合は、父親も一緒に相手方のご自宅まで行くべきだと思います。
子供を一緒に連れていくかどうかは、子供の年齢と状況に寄るでしょう。
ほぼこちらが悪い場合で、子供が中学生以上であれば、連れて行って一緒に謝罪させると共に、頭を下げる親の姿を見せるべきです。
同級生の子供に起きた事故
筆者の子供の同級生は、中学校の廊下で友人に柔道の技をかけ、腕を複雑骨折させてしまいました。
それだけ聞くとその子が全て悪いように聞こえますが、事実は違いました。
相手の子がその子を挑発し、ちょっかいを掛けたそうです。
最初は相手にしなかったが、あんまりしつこいので体育の授業で習ったばかりの腕技を掛けたところ、体格の差もあり、思った以上に技が効いてしまったということでした。
勿論、柔道の技を普段使うことは厳禁なのですが、この場合はほぼ相手の子の自業自得と言えると思います。
そして、技を掛けた方は、柔道の技はとても危険なものなのだと勉強できたと思います。
柔道の技は大変危険であるので、普段は絶対に使わないようにと周知しておかなかった体育教師にも、かなりの責任があると言えるでしょう。
学校外で相手の子供が怪我をした場合
これも直接の原因以外に、問題が隠されていることが考えられるパターンです。
校内の場合と同じく、まずは社会的なけじめである謝罪の後、自分の子の本当の気持ちを聴いてあげましょう。
なぜ相手に怪我をさせたのか理由を確認
大抵は
- 手に悪口を言われたから
- 馬鹿にされたから
- 大事なものを傷つけられそうになったから
などが理由だと思います。その気持ちを汲んであげて下さい。
気持ちは十分理解した上で、「その気持ちは分かるけど、手を挙げてしまったらこちらの負けだ」ということを教えます。
反撃することも時には重要
しかし同時に、内心ではその子が戦ったことを褒めるべきだと思います。
自分の身を守れるのは自分しかありません。
いざという時に戦える力は生きていくうえで必要不可欠です。
そこで反発出来ないと、いじめのターゲットになることさえ考えられます。
やられたらやり返す、そのくらいでいいと思います。
ただ程度を知りなさい、ということです。
人としての強さと社会のルールを教えることが、この場合の親の務めだと思います。
まとめ
幼少期は叩いたり、押したり。小学校の時は、蹴ったり蹴られたり。
中学校に入っても、ケンカをします。女の子は口でケンカをしますが、男の子は身体でケンカします。
我が子も、同じ部活のある子と何故か折り合いが悪く、殴り合いのケンカをしたことがありました。でも筆者とその子のお母さんは仲が良かったのです。
そのケンカを見ていたその子のお母さんは、そのままやらせていたそうで、後から話を聞いた筆者と「なにあの2人、殴り合いのケンカなんかしているのかしらね」などと呆れて話していたことがあります。
筆者自身は、男同士はある程度ケンカをさせた方がいいと思っています。子供だって腹が立つ時はあります。ただ社会的には謝ります。
でも大切なのは、子供の心の成長です。
親御さんは良く事情を聴き、正しい方向に導いてあげて下さい。
[…] 勿論、柔道の技を普段使うことは厳禁なのですが、この場合はほぼ相手の子の自業自得と言えると思います。 そして、技を掛けた方は、柔道の技はとても危険なものなのだと勉強できたと思います。柔道の技は大変危険であるので、普段は絶対に使わないようにと周知しておかなかった体育教師にも、かなりの責任があると言えるでしょう。 引用元-子供がケンカで怪我!被害者・加害者のケースで考える親がすべき対応 […]
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[…] 出典:ケンカで怪我をさせた […]