小学校受験に、お父様は賛成されていますか?それとも反対はしないけど協力もしない?
様々なご家庭があると思いますが、小学校受験において父親の役割、協力、意欲がとても大切になります。
最初から協力的だと有難いのですがなかなかそうではない、というご家庭も多いのではないでしょうか。
ここでは、小学校受験に父親として、どの様に関わってもらえばよいのか、どの様な協力が必要になってくるのか、我が家のなかなか積極的には協力してもらえなかったという苦い経験を交えながらお伝えしていきます。
目次
母と子の緩衝材に徹してもらうことの重要性
先ず、子供二人の小学校受験を経験した筆者が、何としても父親の役割として一番重要と考えるのはクッション、緩衝材です。
母親が勉強を教える場合、子供と1対1になってしまうとイライラしてしまい怒ってしまいがちになります。
そんな時に父親がフォローしてくれると子供も母親も助かります。
勉強をしている時に、早く帰ってきた父親が問題を出したり、一緒に解いてもらったりすると子供も素直に聞くことができます。
母側も一度クールダウンして怒りの気持ちを抑えてから子供に接する事が出来るのです。
勉強を教えている時に、母親が感情的に怒ってしまっていると子供の学習能力も落ちてしまっているので、そんな母子の緩衝材的な役割が必要になってきます。
勿論、これは父親が普段の対策を行っている場合は、母親が時々は緩衝材になり問題を出してあげる事やフォローをしてあげることで、子供の気持ちの逃げ場ができ、ストレスからチックが出てしまうという事を防げることにも繋がってくると思います。
面接では家族の大黒柱・舵取りとして
次に小学校受験で重要になってくるのが願書と面接時での父親の役割です。
これは、願書を書く時にその文を考えたのは父親だというように志願理由などの「私=父親」にしておいてください。というアドバイスが教室からありました。
一家の大黒柱、かじ取りをする父親はどう考えているのかをみたいという事ですね。
それに加え父親はこの受験に賛成なのかな?母親だけで暴走してないか?合格をしたらちゃんときてくれるのか?等という観点からも父親が書いています、という点を見せた方が良いそうです。
勿論お父様が願書を担当してくださる場合は良いのですが、我が家の場合、願書書きは全て母親の筆者が内容を考え、中身の主語「私=父親」という形で書き、教室の先生に添削をお願いしていました。
我が家のように母親が書く場合、全て父親主体でこの受験に挑んでおります!というような気持ちで書くことをおすすめします。
願書に書いてあることをしっかり覚えておくことが大切
しかし、そうした場合必ず面接がある学校では父親に願書を覚えるぐらい読んでもらってください。
家族で受験の方向性と願書で言っていることとの一致を図っておく必要がありますのでご注意ください。
面接官は、少し位ずれているのは緊張のせいから仕方ない、と思ってくださるかもしれませんが、あまりにも願書と違う事を言ってしまうと見抜かれてしまいますのでそこは抜かりないようにしておきましょう。
学校見学や説明会には参加をしてもらおう
また学校見学や説明会に行くということも必要になり、実際に行ったからこそ書ける、話せる事が必ずあります。
面接でも直に「お父様は説明会に参加されましたか?その時の印象は?」などという質問があります。
我が家の場合、土日も仕事で休みがなかったので、なかなか見学会やイベントに参加はできていませんでしたが、本命校だけは必ず行ってもらいました。
昨今、コロナ禍でなかなかイベント・学校見学などの参加が難しくなっていますが、足を運ばなくても学校パンフレットやホームページを見たり、学校内ではなくとも学校の校門前まで家族揃って歩いてみるのもおススメです。
子供と一緒に体を動かす・遊ぶ・触れ合う
土日などはお父様にボール遊びや公園遊び、キャンプ、寝る前に布団で前転やぐるぐる回って前転してみたり、体を動かす事を遊びながら教えてもらえるといいですね。
父親にはとにかく沢山子供と遊んでもらいましょう。
我が家では父親は殆ど遊び担当でしたので、夜ははさみ将棋等をして遊び、朝は幼稚園バスが来るまで外でボール投げをしてもらったりと子供と一緒に遊んだり、体を動かしてもらっていました。
また、通っていた教室が参観型だったので、時には教室での参観や送迎もお願いしていました。
小学校受験を経験していないという親御さんは、教室で子供が教わっている所を見ると自分がどの様に子供に教えれば良いのかわかるので、時々は教室に行ってもらうのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
父親の役割は遊べばいいだけ?という感想をお持ちになるかもしれません。
しかし小学校受験、難しい事をしてばかりでなくやはりその年齢での父親母親との触れ合い、遊びを通して培うものこそが試験でもまた今後の人生においても大切なのでは無いでしょうか。
我が家の場合、なかなか家族の時間が作れない時は、父親と子供で交換日記をしていた時もありました。
夏休みなどの長期休みの時には必ず家族旅行で沢山の思い出を作るよう心掛けたり、要所要所で夫が支えてくれた事もあり何とか右も左も分からなかった小学校受験を乗り越えることが出来ました。
小学校受験での父親の役割について、この記事が少しでも皆様のお役に立つ事が出来ましたら幸いです。