親の受験とも言われる小学校受験。小学校受験に合格をしていく家庭ってどんなご家庭なのでしょうか。縁故があるような特別なご家庭しか受からないのではないか?なんてお考えではございませんか?
ここでは、二人の我が子の小学校受験経験から、小学校受験で合格をしていく親、家庭の特徴をお伝えしていきます。
少しでも取り入れられる所があれば実践して頂き、合格へ近づいていきましょう!
目次
小学校受験に合格していくのは縁故?!一般家庭でも大丈夫?
小学校受験では縁故という言葉を聞かれるかと思います。特に、慶應幼稚舎は縁故が強いという噂ですが、縁故が無い方でも合格されているという話も聞きますので縁故が無いと入れない、縁故だけの小学校何てことはございません。
先ず我が家のご紹介をさせていただきます。我が家の場合、縁故は全くありませんでした。両親共に小学校受験を経験しておりません。
住んでいる地区の小学校があまり評判の良い所では無かった為、国立の抽選だけでも受けてみようか?というのがきっかけで、年少から年中の頃に小学校受験を意識するようになりました。
後々知る事になるのですが、早いご家庭はお子さんが生まれた時から意識しているとか、2~3歳の頃から幼児教室に通われているご家庭も多く、我が家はギリギリで遅い方だったのかな?と思います。
我が子二人、4~5年幼児教室にお世話になり、また国立と私立に入学し色々なご家庭をみてきました。
その方々に共通している事柄を次にお話していきたいと思います。
合格していく家庭は季節行事や自然との触れ合いを多く取り入れている
小学校受験をされるご家庭は季節行事を丁寧に行われていることが多い印象です。
例えばお正月のおせち料理を一緒に作って準備をしたり、桜餅やかしわ餅を手作りして準備しているなど。
また、自然との触れ合いは、キャンプに行き四季折々の植物や生き物に触れ楽しさを味わい、紅葉狩りやお花見などは必ず出かけています。
そしてお家でも植物や生き物を多く育てているというご家庭が多かったです。
ベランダやお庭は勿論、畑をレンタルしている、ご実家の畑で野菜を育てているという方もいらっしゃいました。
そのような事を小学校受験を意識してなのか、小さい頃から沢山経験されているご家庭がとても多いように感じました。
生き物は犬や猫ではなくても昆虫や小動物、魚類など、お家に遊びにいかせてもらうと女の子家庭も男の子家庭も関係無く水槽が沢山!
卵から幼虫、さなぎ、羽化するまでをじっくり観察できてこれが後々にペーパーテスト対策の時に役に立つのです。
夏にはセミやカブトムシなど季節をしっかり体感していることでお子様の記憶に残りやすくなります。
ペーパーができるお子様は楽しみながら既にその体験をしてきたお子様達なのですね。
合格をしていく親御さんに共通している特徴
実際に入学するまでは「お受験」の世界だし、私立小学校で我が子は馴染めるのか、ママ友なんて出来ず孤立してしまうのかな、と覚悟をしておりました。
しかし、入学してみると素敵な親御さんばかりで、子どももお友達に恵まれ学校が大好きで現在も通学しております。
女子校、共学校の難関校に数校合格されたお母様も非の打ちどころが無いと言っても良い気さくな方です。
裏表も無く、誰かを傷つけるような事もせず、所作が美しく、マナーもしっかりと心得ている方ばかりです。
お子様もまた同じくお友達にも優しく、穏やかで絵を描かせても運動をやらせても何をしてもピカイチ。
親御さんもお子様も親しみやすい雰囲気です。しかしながら時々はそうでない方もごくごくたま~に、いらっしゃるのも事実です。
活動的な家庭が多い
私立小学校、国立小学校に通われているご家庭はとても活動的です。
インドアの方はいらっしゃらないのかな?と思ってしまうほどです。
休みの日になると色々な所へご家族でお出掛けされていて、平日もお子様の習い事の送迎で忙しそうにされています。
受験準備期間でも土日は家に籠ってペーパーの勉強ばかりさせているご家庭より、お休みの日はご家族で楽しくお出掛けされているご家庭が多いように思いました。
習い事は子どもの好き勝手にさせるという訳ではなく、お子様の好きな事を伸ばしてあげられるよう、学びに対して積極的に動かれているという印象を受けます。
またどんな事に対しても前向きに捉えてチャレンジしていくご家庭が多く、情報収集能力に長けていますね。
楽しく学びになりそうなイベントを見つけるのが上手でどんどん参加されています。
その積極性、前向きさがお子様にも自然と受け継がれているのではないかと思います。
お子様に愛情を持って接している
これは当たり前かもしれませんが、お子様に愛情を持って接しているのがよく伝わる親御さんが多いです。
これって外からでは分からないと言われてしまうかもしれませんが、普段のやり取りからは勿論のこと、怒り方にも愛情が感じられるのです。
お子様の性格や自己肯定感が高い事からも感じられます。
根底にあるのはやはりお子様への愛でしょう。
お父様も積極的に家族との時間を大切にしている
お父様が積極的に家族との時間を持つことや、受験準備に関わっているご家庭が多いです。
幼児教室でも言われる通りお父様のご協力は必要不可欠です。
面接は両親で行く所が殆どですので面接練習をするのですが、その時にも具体的なお子様とのエピソードを盛り込んでお話されることをおススメします。
この具体的エピソードは小学校受験を意識した時からノートに書いたりして書き留めておくと面接練習の時に役立ちます。
このノートを夫婦の交換日記のようにしても良いですし、実際お忙しいお父様はお子様と交換日記をされることを幼児教室でも勧められました。
少しの工夫でお子様の事をもっと知れるチャンスをこの機会に探してみてはいかがでしょうか?
お子様の性格、やりたい事を否定しない
小学校受験を通して長くお付き合いをさせて頂いているご家庭の親御さん皆様、お子様の性格や、お子様のやりたい事を否定しない、という事が共通しているように思います。
そこにお子様の自己肯定感の高さや何事にも挑戦していこうというチャレンジ精神が育っていくのかもしれません。
チャレンジ精神が何故小学校受験において重要かと言うと、初めて出会う先生やお友達と遊んだりゲームをしたり、競争したりしなければいけません。
勿論性格が大人しめで、人見知りをしてしまうというお子様もいらっしゃいますから、無理やり友達と仲良くしましょう!と言うつもりはございません。
しかし上手にできなくても良いので初めての事でも一所懸命やってみよう!という心、気持ちがその子に有るのか無いのかを試験官の先生方は見ていらっしゃいます。
小学校受験で合格が遠のいてしまうご家庭の特徴とは?
では次にこんなご家庭は合格に遠のいてしまう!という例をいくつかご紹介させていただきます。
お子様に笑顔が見られない
作り笑顔を見せるとか終始笑顔でなくて良いのですが、よくキラリと光るものを先生方は見ています。
本来どのお子様もみんな持っている目の輝きを失われないように準備をしていきたいのですが、ついつい一所懸命になり、勉強させ過ぎていたりしてしまうご家庭もみられます。
人格を否定した叱り方を続けてしまっていると、時々そうなってしまうお子様もいらっしゃるので気をつけたい所です。
ご両親のマナーがなっていない
先ずお子様にマナーやルールを教える前にご自身のマナーやルールはどうかな?と是非セルフチェックしてみてください。
小学校受験は親の受験とも言われる位親も重要な審査対象です。
小学校の門をくぐった時から見られていると思い行動した方が良いでしょう。
面接時も面接時以外の時も見られております。
面接の時だけしっかりして待機時間やその他の場面でマナーがなっていない所を見られてしまうといくらお子様が頑張っていても足を引っ張ってしまいますよ。
ご家庭の和が無い
女子難関校での面接では家庭の和を見ているとも言われています。
本番でいくらお父様が可笑しな回答をしてもお母様は微笑みを絶やさずにいてください。
そこでムッとした表情を見せてしまうとアウトです。
その次のお母様の質問で挽回するわ!ぐらいの心持でいてください。
また本番だけでなく、日頃から喧嘩をしている姿はあまり見せない方が良いかと思います。
ご両親の不和はお子様にとってストレスや脳の萎縮を促してしまうので、集中力欠陥や人間関係の構築に難しさを感じてしまうなど様々な問題が出てきてしまいます。
とは言うものの全く喧嘩をしないということは難しいと思うので、お子様のいない時に話し合ったり、ストレスをお互い感じない様にストレス発散を行ってみたり、日頃の感謝を言い合うなど忘れないように紙に書いておく、などしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
合格をされているご家庭は総じて楽しく、色々な経験を沢山されているという共通点を持っています。
楽しく!がポイントでお子様の楽しみ、ワクワクを沢山見つけてあげてください。
しかしながら毎週末土日は家族総出でお出かけしてください、と言っているわけでは無く、我が家と同じように土日はほぼワンオペというご家庭もあるかと思います。
土日は我が子二人を連れてお出かけをし、家族揃ってのおでかけは長期休暇や出来る時にしていました。ワンオペで小さい子を連れての外出は大変ですので、土日のうち一日は出掛け、一日は近所や家で出来る遊びや経験をさせてあげられるようにと心掛けておりました。
長期戦での受験準備、親御さんは準備だけすればよいというわけではございません。
兄弟姉妹の世話やお仕事、家事、、、本当に大変です。
是非無理の無い準備を心がけ、自分で自分を機嫌よく居させてあげるようにしてあげてください。
お母様お父様の笑顔はお子様の笑顔につながります!