しりとりと並んで、子どもの語彙を増やすのにぴったりなことば遊びといえば、かるた!
今回は、未就学児から小学生までが楽しめる、そしてためになるかるたを5つご紹介します。
人が集まる機会も多くなる年末年始などは、ぜひご家族みんなで、お正月らしい言葉遊び、かるたで楽しい時間を過ごされてみてはいかがでしょうか?
遊びながらたのしく学べる ことわざかるた
「急がば回れ」「豚に真珠」「臭いものにふた」「えにかいた餅」など、日常よく耳にする、子どもたちにもぜひ覚えてほしいことわざが、可愛らしく、シンプルな絵柄のかるたになっています。
取札のうらには、ことわざの意味が書かれているため、意味が気になったタイミングですぐ調べることができます。
また、読み札のうらには、頭の一文字が大きく書かれているので、まだ文字を覚えたての子でも無理なく、楽しくかるたに参加できます。
ぐりとぐらかるた
キャラクターもののかるたもたくさんありますが、ほのぼのとかわいらしいぐりとぐらのイラストのかるたは、世代を超えて楽しめるかるたです。
中川季枝子の美しくも楽しい語呂の文章は、こどももすぐ覚えてしまいます。
ことばのリズムの持つ可笑しみを感じることのできる、とても素敵なかるたです。
にほんごであそぼ いろはかるた
NHK教育で人気の子ども番組「にほんごであそぼ」のことわざかるたです。
斉藤孝が選んだ「子どもにおぼえてほしいことわざ」が48組の楽しい絵合わせかるたになっています。
1つのことわざが上の句と下の句に分かれているので、従来のかるた遊び以外にも神経衰弱のような絵合わせゲームとしても遊ぶことができます。
もし「にほんごであそぼ」をご覧になっているお子さんなら、必ず知っている札がいくつかあると思います。
それらの札を足掛かりに楽しく遊びながら他の札も思えていけると思います。
世界の国旗かるた
地理の情報を覚えるのが大好きなお子さんにおすすめのかるたです。
読み札の裏にはその国の情報がたくさん載っているので、データカードとしても楽しめます。
読み札の文は「青空が麦畑の上にウクライナ」「カンボジア アンコールワットは世界遺産」のように、国旗の絵柄の意味が簡潔なことばで表現されています。
いもとようこ あいうえおかるた
就園前のお子さんでも楽しめる絵合わせかるたです。
シンプルでリズムのよい文章と、いもとようこのかわいらしい絵の組み合わせで、文字を覚えたてのお子さんでも無理なく遊ぶことができるかるたになっています。
絵札の裏にはひらがなの書き順も載っているので、文字を書く練習をするときのお手本にも使えます。
最後に、守っていただきたい注意を1つ
いかがだったでしょうか?
お気に入りのかるたが見つかりましたら、ぜひお子さんとの楽しい時間づくりにご活用ください。
もし気になるかるたが複数見つかっても、お子さんに2つ以上のかるたを同時に与えることがないようにしていただきたいと思います。
大人は「かるたが楽しいのは絵札を覚えてしまうまで。うちの子はどうせすぐ覚えてしまうのだし、何個かまとめて用意しておこう」なんて考えがちですが、子どもは手札をすべて覚えたとしてもそのかるたにすぐ飽きてしまったりはしません。
1回1回のゲームを、子どもたちはいろいろな方法で楽しむことができます。
今回は最初の1文字ですぐ取れた札が3枚だったから、つぎは5枚とるぞ。とかつぎは赤がたくさん使われてる札を全部取ろう、といった具合です。
次から次に課題をあたえるように、遊びもクリアさせようとすると、子どもらしいプロセスを楽しむという経験が不足してしまうかもしれません。
ぜひのんびりと、子どもと楽しい時間、無為のようで貴重な時間を十分楽しんでいただければと思います。