(画像:ウィキペディアより引用)
北鎌倉女子学園中学校は、神奈川県鎌倉市にある私立の女子中高一貫校です。
この記事では北鎌倉女子学園中学校の受験予定者なら知っておきたい、学校の特色や受験情報、入試問題の特徴などをご紹介していきます。
目次
北鎌倉女子学園中学校の特色
北鎌倉女子学園は「のびやかな自立した女性を育む」を教育理念とし、生徒の自主性を尊重し、明るく国際性豊かな女性の育成を行なっています。
「ジエシカ」改革として、「自主性の尊重・受験に強い授業」「英語教育の抜本的強化」「施設・備品の一新」「鎌倉に密着した体験学習」を進め、英語教育のさらなる充実化や、総合探究の授業となる「KGプロジェクト」などをはじめ、教科学習にとどまらない幅広い教育が特徴的です。
また、音楽コース・音楽科も設けられているほか、高校からの募集も行われています。
学校の沿革
1940年、財団法人北鎌倉高等女学校として創立されました。1948年には北鎌倉高等学校へ改称、併設中学校も設置されています。
1978年、北鎌倉女子学園高等学校、北鎌倉女子学園中学校に校名変更され、現在に至ります。
進学先・合格実績
2021年度の大学合格状況を見ると、筑波大1名、横浜市立大学2名、慶應義塾大学1名、青山学院大学4名など、難関大学も含めた実績が見られます。
施設
主な施設は各教室をはじめ、自習室、English Room、食堂、図書室、音楽校舎、グラウンド、体育館、講堂などがあり、多方面で充実した施設環境が見られます。
学校周辺の環境・交通アクセス
JR横須賀線・JR湘南新宿ラインの北鎌倉駅から徒歩約7分でアクセスできます。
横浜方面のほか、東京都内からもスムーズなアクセスが可能です。
北鎌倉女子学園中学校の受験情報
試験日
教科型
2科①:2024年2月1日(木)午前
算数①:2024年2月1日(木)午後
2科②:2024年2月2日(金)午前
4科総合:2024年2月2日(金)午後
国語①:2024年2月4日(日)午前
算数②:2024年2月4日(日)午後
国語②:2024年2月5日(月)午前
新タイプ型
エッセイ①:2024年2月3日(土)午後
英語プレゼン①:2024年2月3日(土)午後
プログラミング:2024年2月3日(土)午後
エッセイ②:2024年2月5日(月)午後
英語プレゼン②:2024年2月5日(月)午後
募集人員
95名
試験科目と試験時間
2科①
科目 | 試験時間 |
国語 | 45分 |
算数 | 45分 |
4科総合
科目 | 試験時間 |
4科総合 | 60分 |
国語①
科目 | 試験時間 |
国語 | 60分 |
2科②
科目 | 試験時間 |
国語 | 45分 |
算数 | 45分 |
日本語4技能
科目 | 試験時間 |
聞く力・書く力 | 45分 |
読む力・話す力 | 約15分 |
エッセイ①
科目 | 試験時間 |
エッセイ | 30分 |
質疑応答 | 約5分 |
英語プレゼン①
科目 | 試験時間 |
プレゼン・質疑応答 | 約10分 |
算数
科目 | 試験時間 |
算数 | 60分 |
プログラミング
科目 | 試験時間 |
プログラミング | 60分 |
プレゼン・質疑応答 | 約10分 |
国語②
科目 | 試験時間 |
国語 | 60分 |
英語プレゼン②
科目 | 試験時間 |
プレゼン・質疑応答 | 約10分 |
エッセイ②
科目 | 試験時間 |
エッセイ | 30分 |
質疑応答 | 約5分 |
北鎌倉女子学園中学校の偏差値
北鎌倉女子学園中学校の偏差値は80偏差値でみると40〜42となっています。
北鎌倉女子学園中学校の入学後の学費
2023年度の学費等(先進コース、1年生)は以下のようになっています。
入学時納入金 | 370,000円 |
授業料(月額) | 29,500円 |
教育維持費(月額) | 16,000円 |
PTA費・生徒会費、 旅行積立金等(月額) | 7,050円 |
小計(月額) | 52,550円 |
教材費・ 行事費等諸経費(年額) | 約98,000円 |
年間総費用 | 約1,100,000円 |
北鎌倉女子学園中学校の入試問題と対策
特徴的な試験内容
北鎌倉女子学園中学校の入試は、とにかく多様な受験科目に特徴があります。
一般的な国語・算数・社会・理科の4科目入試は2月1日午後の4科総合のみで、それも4科目全てを60分で解く形になっています。
他は2科目入試(国語・算数)のほか、算数1教科入試、日本語4技能(聞く・書く・読む・話す力)入試、さらにはエッセイ入試や英語プレゼン入試に至るまで、受験日程・科目は非常に多岐に渡ります。
そのため、まずはどの日程を受けるのか、どの科目が自分に向いているのかを総合的に検討し、独特な出題形式に沿った対策を進めなくてはなりません。
得意分野のみで突破できることも
こうした入試形態の学校全体に言えることですが、得意分野ひとつで入試を突破できる可能性は高いです。
例えば算数が得意であれば算数1教科入試を、作文や論述に強みがあればエッセイ入試を、英語能力やプレゼンに自信が有れば英語プレゼン入試を、といった形で、得意分野に沿って受験日程を検討すると良いでしょう。
ただし、各入試の傾向はもちろん学校によって異なりますし、入試の内容・傾向に関する情報はしっかり確認しなければなりません。
例えば、いくら記述が得意といっても、それがエッセイとして活かせるかどうかはわかりません。
エッセイの試験内容がどのようなものか、学校側が発表する情報をしっかり確認し、自分の得意分野を活かせるものかどうか、事前に確認する必要があります。
そして傾向に沿った対策を行い、実力を高めて本番に臨まなければなりません。
もちろんこれは日本語4技能入試や英語プレゼン入試などにも言えることです。
2科目・4科目の対策もきちんとおさえておこう
特徴的な入試形態が目立ちますが、国語・算数の2科目入試や、4科目入試ももちろんあります。
この場合、まずは各科目の基礎をしっかりおさえ、過去問から傾向を把握し、問題演習も含めて日々トレーニングを重ねなくてはなりません。
また、4科目の場合、「4科総合」として60分で解く形になっています。
こうした特徴的な傾向にはしっかり慣れを作り、時間配分には十分に注意する必要があります。
時間的な余裕があるとは言えないので、スピーディーかつ正確に解き進める練習を意識しましょう。
過去問題学習会なども活用する
北鎌倉女子学園中学校では、入試体験会や過去問題学習会なども開催されています。
こうしたイベントにも参加し、傾向の把握を十分に行っておきましょう。
特に時間配分などの感覚をつかむには、このような体験が非常に効果的です。
北鎌倉女子学園中学校合格のために必要なこと
北鎌倉女子学園中学校の入試は、とにかく受験日程が多く、科目も多岐に渡ることに注意しなくてはなりません。
2科目・4科目入試だけでなく、算数1教科、日本語技能やエッセイ、英語プレゼンなどもあるので、自分の得意分野も踏まえ、受験日程・スケジュールを決める必要があります。
特徴的な入試形態となりますが、得意分野に特化して合格することも可能のため、体験会や学習会なども活用し、自分に向いている日程はどこか総合的に検討していきましょう。
独特な出題形式にはしっかり慣れが必要ですので、過去問演習はもちろん、似たような傾向の問題の演習もしっかり行い、実力を伸ばしていくことが大切です。