子どもが留学を失敗しないために!留学前に家庭で必ず伝えておくべきこと

留学を考えている子供小学生、中学生、高校生とお子さんが海外留学をする際にいろいろな心配事がつきものです。

高額の費用を払って留学するのですから、失敗でなく成功に終りたいものですよね。

この記事ではアメリカで5年間の留学生活を過ごした経験をもとに、海外留学を良きものにするために、留学中はさけるべきこと、しないほうがいいことをご紹介していきます。

留学を考えているご家庭では、留学中の注意点としてお子さんと出発前に今一度話し合っておくことをオススメします。

日本人コミュニティに入り浸らない!

これはよく聞くことではないでしょうか。

留学先によっては日本人がいる場合もあり、どうしても安心感や言語の問題から日本人同士グループを作ってしまいがちです。

そうなると、そこは結局日本にいるのと何ら変わりはありません

もちろん、人によっては留学の目的が違うのでそれで良い人もいるかもしれません。

しかし、せっかく海外まで来たのに、日本語や日本文化に囲まれた生活では、もったいないの一言です。

出来るだけ、現地や外国人留学生とお友達になる環境を自ら作るようにしてください。

そうすれば、語学の上達も早いものです

英語ばかり、日本語ばかりに偏らないようにメリハリを付けよう

しかし、たまには日本語を話したいと思うこともあるはずです。

そこは割り切って日本語を話す機会を作っても良いと思います。なぜそう思うのか、ここでは、筆者が英語ばかりを話そうとしていた失敗談をお伝えします。

学校では日本人相手でも英語しか話さないと決め留学に挑みました。

それは周りの日本人同級生よりも語学の習得は早かったという効果がありました。

しかし、留学中は日本語を話したくないだけを理由に、当時の日本人の同級生を避けた生活をしていました。

後から思うと行き過ぎたルールでした。

日本人同級生による人脈というのも大事な場合があります。

ぜひメリハリをつけて、良い環境作りをしてください。

薬物やドラッグに絶対手を出さない!

ドラッグ等の問題は、親御さんは一番心配することかもしれませんね。

日本でも問題になることはありますが、海外ではもっと身近な問題かもしれません。

実際に筆者が勤めていた現地の公立中学校の生徒でも、ドラッグを使用して停学処分を受けていた事件がありました。

怪しい場所には近づかない!誘われても絶対にNOと言うこと

また一部の国や地域ではマリファナが合法化されているところもあります。

タバコも日本よりも早く18歳から喫煙できる国もあります。

ナイトクラブやバーで、飲み物に薬を入れられたり、お尻をつねったように胡麻化して注射器で刺されるなどの事件もあります。これが実情です。

これを避けて通るには、そういたった怪しい場所に行かない、薬物を使用している友人と付き合わない、誘われても絶対にNOと言いましょう

留学の本来の目的を忘れないように、家庭でも予め薬物やドラックについては話し合っておきましょう。

留学を応援してくれる家族や友人、自分自身の為にも誘惑には強い気持ちで立ち向かえるようにしておく必要があります。

英単語を増やすことを辞めないこと!

ある程度、英語に慣れてくるとその時に持ち合わせている語彙で、何とかやっていけるようになります。

それはお子さんも達成感にもつながってくるはずです。

しかし、それに慣れると、新しい単語を習得しないようになっていくことがあります。

もちろん、留学をしていると毎日のように新しい単語が耳から入ってきますが、実際に自分でその単語を使えるようにならないと、厳しいようですがその単語を自分の物にしたことになりません。

語学力を成長させるためには常に新しい単語を増やすよう意識しよう

英語にも同じものに対して、色々な言い回しがあります。

同じ言葉ばかり使っていても、語学力は成長しません。

新しい単語や言い回しをどんどん使ってみる勇気を持つようにしましょう。

言葉の選択肢をたくさん得ることができ、語学力をブラッシュアップできます。

留学にはどのくらいの語学力が必要?

消極的にならないようにしよう!

国民性はどこの国でも特徴があります。

日本人は一般的に、シャイで消極的と言われることが多いのではないでしょうか。

しかし、海外留学というものに、消極的というのは全く似合いません

留学というのは、どんどん色んなものを吸収する場です。

うまく言葉がしゃべれないなどと考えて、モジモジしていても誰も構ってはくれません。

消極的なタイプでも一歩踏み出してみよう!

実際に筆者も留学当初は、あまり人と話さず、消極的でした。

話しかけてくれたとしても、語学力に自信がなく、会話も続きません。

しかし、そんな自分にも嫌気がさし、クラスメイトにたくさん話しかけるとどんどん友達が増えました。

自ら行動して、学校の友人に話しかけ、校内や校外のイベントやクラブに参加したり、ホストファミリーとの会話を大切にするようすることが留学生活を充実させることに繋がります。

消極的な人と、積極的な人では、得るものが全く違います。

消極的なお子さんでも、一歩踏み出したら、意外と簡単だと感じられるかと思います。

子どもの留学を成功させるために事前に話し合っておきましょう

海外留学を前に、色々な心配事がたくさん頭に浮かんでしまいますよね。

そして、実際にお子さんは留学中にいろいろな壁にぶつかり、苦労することも多々あるかと思います。

しかし、そういう時は必ず留学の目的を思い出し、そして海外留学によって成功している自分を想像するように伝えてみてください。

そうすれば、一度失敗したとしても、そこから再度立ち上がれるはずです。

そして、ぜひ上記の失敗談や注意喚起を参考にしていただき、お子さんの有意義な留学生活に役立てて頂ければと思います。