保育園見学の際に確認しておきたいチェックポイント

保育園選びのチェックポイントこれから職場復帰をするママや共働きを考えているご家庭にとって、第一関門となるのが子どもの預け先を確保することです。

「保活」という言葉があるように、保育園選びには時間と労力がかかるものです。

ただ、子どもにとっては、はじめて家族から離れて冒険のような時間を過ごす大切な場になりますので、子どもの気持ちを想いながら、しっかりと準備をして送り出せるようにしたいですね。

実は筆者も我が子の保育園選びにはとても時間がかかりました。

今回は実体験を踏まえ、且つ保育士の目線から、保育園選びに向けて準備すべきこと、見学をする際に押さえておきたいポイントをまとめました。

では早速見ていきましょう!

まずは保育園のリストアップをしよう

まず、以下の3つの観点から保育園一覧を作成してみましょう。

1.移動距離

子どもが保育園に行くということは、毎日送り迎えをするということ。

少しでも移動距離を短くして、ご自身の負担を減らしたいものですよね。

まず最初に、自宅、職場、最寄駅から近い保育園など、希望エリアを絞ります。自宅から保育園、保育園から職場までの所要時間を事前に調べておきましょう。

2.園児の受入月齢

保育園には認可、認可外、認証保育園とありますが、受入月齢は園によって様々。

0歳児だと産休明けからの園もあれば、3ヶ月、または6ヶ月以上としている園もあります。

中には1歳児以上からという園もあるので、事前にチェックが必要です。

3.開園、閉園の時間

働くパパやママにとって、子どもを預ける時間やお迎えの時間は重要ですよね。

開園時間や延長保育が何時まで可能なのかチェックをして、就労時間と通勤時間を踏まえて間に合う園を候補にすると良いでしょう。

通園する際のパパやママの負担は?園見学のチェックポイント

園見学のポイントリストアップが出来たら、いよいよ園見学をしておきましょう。その際大きく分けて「パパやママの負担」「保育内容」の2つを軸にチェックすると、後々整理しやすいです。

ここでは、毎日送迎をする親御さんが確認しておくべきチェックポイントを見ていきましょう。

駐車場や駐輪場の有無

送り迎えの際に車や自転車の利用をする場合は、このポイントは必須条件ですよね。

自転車の利用を考えている場合、悪天候の時にどうするかということも考えておくと、いざという時に困らないです。

加えて、保育園によってはベビーカーの預かりを対応している園もあるので、ベビーカーの利用を考えている場合は、こちらも確認しておくと安心ですね。

オムツについて

トイレ事情に関しては園の方針も様々。

布オムツか紙オムツ、どちらを使用しているのか確認しましょう。

また衛生面の観点から現在は減ってきてはいますが、使用済みオムツを保護者が持ち帰るという園もあります。

入園前に準備する物

入園するにあたって準備するものは多々あります。

園によっては登園バッグや布団のシーツなど手作りのものをお願いしていることがあるので、確認が必要です。

ちなみに、筆者は準備するものが多かったため、フリマアプリを利用して作ってもらいました。

連絡帳について

保育士と保護者を繋げる連絡帳は、手書きのあたたかさを大切にするためにノートを活用している園もありますが、保育士や保護者の負担を軽減するために連絡帳アプリを導入する園が増えてきました。

筆者はどちらも経験しましたが、毎日使うツールなので、ここはぜひチェックしておきたいポイントの一つですね。

保育園に通う子供たち

保育内容を確認しておこう!園見学のチェックポイント

保育内容のチェックポイントここでは、毎日お子さんが過ごす保育園の環境や保育内容についてのチェックポイントをご紹介していきます。

保育室の広さや戸外遊びの環境

子どもが長い時間過ごすことになる保育室。

全体の園児数に対して、余裕のあるサイズの保育室なのか、そしてストレス無く思いきり運動できる園庭があるのか、というところを気にする親御さんはとても多いです。

園庭がない場合は近くの公園や児童館へ出向くなど工夫している園もあるので、尋ねてみましょう。

その際、安全な道で移動しているかをチェックできる「お散歩マップ」も見せてもらえると良いですね◎

保育の内容と様子

保育園によって保育方針は千差万別。筆者も様々な園を見てきました。

裸足で園庭をかけ回る、まさに自由保育!という園。音楽に力を入れている園。英語やリトミックを取り入れている園など、方針は違えどどの保育園も子どもの可能性を伸ばしていこうという軸は一緒です。

パパやママの保育に対する考え方も十人十色!それぞれの観点から、子どもの個性を発揮できる園を探してみましょう。

給食や食育について

日中たくさん遊んだ子どもにとって1番楽しみにしているのは、なんといっても給食です。

保育園でも毎日「今日の給食なに?!」という声が飛び交っています。

バランスの良い食事はもちろん、園によって世界の料理を取り入れていたり、子どものリクエストを取り入れる園もあります。

また、子ども達がプランターや畑で野菜を育てて収穫するなど、食育に力を入れている園も少なくありません。

新型コロナウイルス対策

「ウィズコロナ」と言われている昨今、保育園でも様々なコロナ対策がなされています。

換気やこまめな消毒のみならず、登園自粛になった場合の対応なども確認しておくと安心です。

保育園で遊ぶ子供

最後に

子どもにとって生まれて初めての集団生活の場となる保育園。

長い子は約5年間通うことになるのですから、「どこでも良いから預かってもらいたい」という気持ちではなく、卒園する時に親子そろって「この園にして本当に良かった!」と心から思える保育園を見つけることができると良いですね。