子供から学校に行きたくないと言われたらどう対応すべき?子供のために親ができる4つのこと

学校に行きたくない子供への対応

昨日までは学校に行っていたのに…急に学校に行かなくなってしまったり、段々と学校を休みがちになったり…このまま不登校になってしまう?と考えると、親としては心配になってしまうのではないでしょうか。

「学校に行きたくない」と子どもから言われたら、親としてどう対応すべきなのか。

教員経験から、お子さんから急に言われた時に慌てないためにも、一緒に考えてみていきましょう。

子どもが学校を休みがちになる時期がある?

この記事を読んでいる方の中には、今まさに子どもが「学校に行きたくない」状態に陥っているご家庭もあるかもしれません。

子どもが「学校に行きたくない」という、注意すべき時期というのがあります。

先生たちが特に気を付けている時期は、「ゴールデンウィーク明け」と「長期休み明け」といった時期です。

ゴールデンウィークは憂鬱な休みとなってしまう可能性が高い

まず「ゴールデンウィーク明け」は多くの先生たちが注意しているときです。

新学期がはじまり、緊張などしながら学校生活を送った4月。なんとなく新しい生活に慣れ始めたころにやってくるゴールデンウィークは少し厄介な部分もあります。

新しい生活に順応し始め、波に乗れた子どもたちにとっては、少し溜まった疲れをとり、また頑張ろうとさせてくれるよい休息の時間となりますが、波に乗り切れなかった子どもたちにとっては、また休みが明けたら疲れる学校生活に戻らなければいけないと考えると、憂鬱な休みとなってしまいます。

そのまま学校に出てこられなくなってしまったり、休み明け1、2日は通常通り登校しても、その後休みがちになってしまったりする場合があります。

長期休み明けは元気に登校できるよう規則正しい生活を心がけておきましょう

そして夏休み、冬休み、春休みといった「長期休み明け」もまた、不登校になりやすい時期と言われています。

1度ゆっくり休んでしまうと、再びエンジンをかけるにはたくさんのエネルギーが必要になるからです。

休み明けに元気に登校できるようにするためには、休みの過ごし方が大切になります。

ダラダラと過ごしてしまったり、昼夜逆転の生活を送っていると、休み明けに学校生活に戻れず、そのまま不登校になってしまったりします。「せっかくの休みだから」とダラダラさせ過ぎず、規則正しい生活をさせましょう。

また、「ゴールデンウィーク明け」や「長期休み明け」は確かに不登校になりやすい時期ではありますが、それ以外の時期でももちろん不登校になることがあります。

不登校になるのは、何かきっかけがあるときです。

何か大きな学校行事の後や、あともう少しで夏休みなど、いつ不登校になるかは、子どもの心身の状況によって様々です。

日頃から、子どもの行動に注意し、いつもと変わらないか見守り、何か変化があったときは、「何かあった?」と悩みを吐き出すチャンスをあげてみましょう。

「学校に行きたくない」と言われた時に親が取るべき対応は?

ある日急に「学校に行きたくない」と言われたら、どのように対応すればよいのでしょうか。

まず最初に答えを挙げるとするならば、「正しい答えはない」ということです。

もし、どうしたらいいか全然分からないという場合は、以下のような対応が教諭をしていた経験からは望ましいのではないかと思いますので参考してみてください。

1.まずは無理に行かせない

「学校に行きたくない」そう言われて、「わかった、休んでいいよ。」となかなかすぐには親としてはOKが出しにくいもの。

「なんで」「どうして」と質問攻めにしてしまったり、「1回休むと学校に行きづらくなるよ」と脅してしまったり、なんとか学校に行かせようとしてしまいがちです。

しかし、「学校を休むこと」で、子ども自身は「自分」を守ろうとしているのです。

子どもも「学校に行かなければいけない」ということは分かっているけれど、自分の心と身体を守ろうとして「休む」という選択をしたことをまずは受け入れてあげてください。

2.エネルギーの回復を待つ

何かをする時には、エネルギーがたくさん必要になります。

「学校を休む」ことで、エネルギーをまずは回復、蓄えられるようにします。

しかし、エネルギーの回復には時間がかかるものです。

1週間、2週間と休みが伸びていくと、親としても「いつまで待てばいいの?」と不安になってきてしまうかと思います。

また毎日学校に休みの連絡をするのは大変なことだったりします。

そんな焦りやもどかしさなどから、子どもに登校再開を促すと、溜まってきたエネルギーはゼロになってしまい、逆効果です。

必ず子どもから何らかのアクションがあるまでは待ってあげましょう。

3.エネルギーが回復してきたら、焦らずに少しずつ活動量を増やす

エネルギーが回復、溜まってくると少しずつ活動量が増えてきます。

朝、起きてきたり、一緒に食事ができるようになったり、少し運動しに外に出てみたり、勉強するようになったり、「暇だな」と言ってみたり、前と少し変化が見えたら、次へのステップの時期です。

家の手伝いをさせたり、好きなことをさせたり、できることをさせましょう。

不登校になってしまった子の多くは「みんなと同じように学校にいけない、ダメな人間なんだ」と思いがちです。

「焦らず、ゆっくり、出来るところから」を意識して、できることを増やすことで、少しずつ「自信」を回復させていきます。

4.学校登校再開を考え始めたら

「学校にいってみようかな」とある日急に言い出すかもしれません。

親としては嬉しい言葉だと思いますが、焦りは禁物です。

まずは、保健室の登校や、午前中のみの登校など、子どもとよく相談して、できるところから始めましょう。

決めたことが出来なくても、責めたりせず、受け入れてあげましょう。

そしてできたことは褒めてあげます。

「今日は学校の昇降口に入れたね」「保健室に1時間居られたね」「1時間だけ教室に行けたね」などできたことを褒めて、学校への自信を付けていきましょう。

登校再開のきっかけと親の姿

教員として不登校になってしまう子どもたちを何人もみてきましたが、登校再開のきっかけは様々です。

新しい学年、新しい学期になったら登校できるようになった子、保健室で仲良くなったクラスメイトと一緒にクラスに行けるようになった子、親との話し合いによって登校が再開した子など、何がきっかけとなるかは正直わかりません。

もちろん、何の変化がないまま、卒業を見送ってしまった子もいます。

特に小学校6年間の中では、年齢や性別によっても悩みは様々で複雑です。

どうしてあげることがいいのかは、本当に手探りの状態になります。

そのため、親自身も苦しくなることがほとんどです。

そんな時は、親自身も抱え込まず、相談する相手を見つけましょう。

学校の担任の先生はもちろん、不登校を相談することができる機関は周りにたくさんあります。

親御さん自身も元気であることが、子どもも元気でいられることに繋がってきます。

学校に行かないことは自分を守ることにも繋がります

「学校に行かない」という選択は、子ども自身の命を守ることになります。

「不登校」はこれ以上傷つかないための「自分を守る」行動です。

不登校=問題行動と思われがちですが、問題なのは「なぜ学校に行けなくなったか」という部分です。

しかし、その「なぜ」の部分を解決したからといって、不登校が改善されるかというと、そうでもありません。

あまり、不登校の原因を解明、解決することにこだわりすぎず、「心の回復」が出来る環境づくりを、まずは第一に考えてあげることこそが、子どもの為には大切なのではないかと思います。

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