中学受験の勉強や小学校の予習復習などで、塾を活用している一方、塾で何かトラブルが発生するケースもあり、親御さんとしては何かと気になり、心配になることもあるか思います。
代表的なトラブルとしては、塾友とのトラブル、親と塾の間でのトラブルなどが挙げられます。
いずれも、まずは冷静に問題点を把握し、感情的にならずに対処法を考えることが大切です。
この記事では、通塾中によくある3つのトラブルと対処法について、塾講師の経験からいろいろな視点からお話ししていきます。
目次
塾でトラブルが起こってしまったら・・・
中学受験の勉強や、小学校の勉強の補強など、小学生が塾に通うケースは多く見られます。
特に中学受験をするなら塾を活用することが一般的で、集団塾や個別指導塾などを利用して受験対策を進めることになります。
一方、残念ながら塾で何かトラブルが起こってしまう場合もあります。
例えば塾友との間にトラブルがあったり、親御さんと塾で意見の相違があったりなど、いろいろなトラブルが考えられます。
実際に筆者が塾で講師をしていたときも、残念ながらいくつかのトラブルを目の当たりにしたこともあります。
ただ、子どもの性格は様々ですので、時には他の友達とトラブルになったりすることはある意味自然なことでもあります。
また、勉強や中学受験に対する考え方・捉え方も人それぞれですので、塾と親の間で考え方が違ったり、意見が異なったりすることもあります。
もちろんトラブルが起きないに越したことはないですが、何事も正解は一つではなく、意見の相違などがトラブルにつながることはあるのです。
大事なのは、トラブルが起こったときに感情的にならず、冷静に問題点を分析し、物事を解決していくことです。
相手の意見にも耳を傾け、どこを解決していけば良いか、落とし所はどこか、冷静に問題点を把握するという意識が大切になります。
通塾が難しければ辞めることはできる!という選択肢を忘れずに
当然ながら、いろいろ対処しても問題が解決しないなら、塾を辞めるという選択肢もあります。
本当に通塾が難しいのなら、無理にその塾に行く必要はありません。
変に思い詰めることなく、「通塾が難しければ辞める」という選択肢は常に持っているべきです。
もちろん、何かトラブルがあったときにすぐ辞めるのも好ましくありませんが、対処をしてもなかなか問題が解決しないのなら、無理にその塾に通い続ける必要はないのです。
例えば中学受験であれば、勉強の目的は志望校の合格であり、塾はそのための活用ツールとなります。
その塾に通い続けることが目的ではないので、「通塾が難しければ辞める」という選択肢は何らおかしなことではありません。
以下、塾でよくあるトラブルと対処法についてお話ししていきますが、この点はぜひ忘れないでいただけたらと思います。
1.塾友とのトラブルが起こるケース
まずは塾友とのトラブルについてです。
塾で友達を作るお子さんも多いでしょう。
ただ、残念ながらその塾友とトラブルになってしまうケースも見られます。
よくある子ども同士の喧嘩のようなケースのほか、最悪の場合はいじめに発展してしまう場合もあり得ます。
以下、それぞれの事例に分けてご説明します。
子ども同士の喧嘩の場合
これは塾友に限らず、子どもであれば様々な場面で経験することでしょう。
もちろん喧嘩は好ましいことではないですが、人は言い合い・口論を経て成長することもあります。
暴力を伴う喧嘩は絶対に避けるべきですが、暴力を伴わない喧嘩、つまり言い合いや口論レベルであれば、絶対に悪いものとまでは言えないでしょう。
ただし、これはあくまで一般論の話です。
例えば受験突破を目的に塾に通っている場合、些細な言い合い・口論でさえ、受験生の成績に大きく影響を及ぼすことがあるのです。
これでは受験塾に通っている意味が薄れてしまうので、些細なトラブルでもなるべく避けるに越したことはありません。
繰り返しますが、言い合い・口論が絶対に悪いとは言えませんが、それによって塾に通っている目的が揺らぐのは避けるべきです。
感情的になってはいけない旨を伝えておこう
子ども同士の喧嘩とはいえ、それぞれの子どもに言い分はあるでしょう。
どうしても納得できない、モヤモヤする、などの感情が生まれるのも自然なことです。
ただし、そこで親が子どもと一緒に感情的になるのは好ましくありません。
勉強を優先するには些細なトラブルでも鎮静化する必要があります。
まずは親のほうで話を聞いてあげたうえで、とにかく感情的になってはダメだということをお子さんに伝えてあげてください。
特に中学受験であれば、受験の目的はあくまで志望校の合格です。
その合格を掴み取るために受験塾を活用しているのだ、という目的意識を再確認させ、不要なトラブルは避けるという意識を持たせる必要があります。
子どもの言い分はしっかり聞いてください
ただし、まずは親のほうで話を聞いてあげることが大前提です。
子どもの言い分を聞くことなく、とにかくトラブルは避けなさい、冷静になりなさい、と言っても子どもはなかなか納得しません。
最終的には「感情的になってはダメだ」と伝える必要がありますし、通塾の目的意識を再確認させることが大事ですが、その前提として、子どもの言い分は言い分としてきちんと聞いてあげましょう。
言い分を聞かずにただ冷静になりなさいと言っても、子どもとしては「親から相手にされない」「親が自分の意見を聞いてくれない」という思いになります。
そうなると、子どもとしても自分の感情をどこに向けていいかがわからなくなり、ストレスを溜め込んでしまうのです。
そうなる前に、まずは親のほうで話を聞き、言い分は言い分として最後まで聞いてあげることが必要です。
子供同士の喧嘩がエスカレートした場合にすべきこと
子どもがどうしても冷静になれなかったり、言い合い・口論の相手があまりに悪質であるなど、喧嘩がエスカレートした場合は、塾側にきちんと相談する必要があります。
このようなケースは親御さんのほうで対応するのが難しいと思いますし、塾としてもトラブルを解決する責任がありますので、一度きちんとお話をしていただければと思います。
相手が悪質な場合はいじめにつながるおそれもありますので、喧嘩がエスカレートした場合は遠慮なく塾側に連絡し、相談してみてください。
些細なレベルの喧嘩でも塾に報告すべき?
もちろん、些細なレベルの喧嘩でも、塾に報告することは問題ありません。
先ほど述べたように、まずは親のほうで子どもの言い分を聞き、感情的になってはいけない旨を伝えることが大事ですが、トラブルはトラブルとして塾側に報告することは何ら問題ではないのです。
喧嘩がエスカレートしたら塾に相談することはもちろんですが、エスカレートする前の喧嘩でもトラブルはトラブルです。
それを塾に相談することは何も問題はないですし、早めの報告が早期解決につながる可能性もあります。
ただし、繰り返しますが、まずは親が子どもの言い分を聞き、冷静になるよう促すことが大切です。
全てを塾側に丸投げしてしまうのは、親子のコミュニケーションとして好ましくありません。
些細なことでも塾側に相談してくれてかまいませんが、その前に親子でしっかり話し、まずは親が子どもの言い分を聞いてあげることに大きな意味があります。
この点は、勉強という枠組みを超え、親子のコミュニケーションとして非常に大切なことです。
いじめなどのトラブルの場合
最初から友達でもなんでもない間柄の人からいじめを受けるケースもあり得ます。
これは完全に理不尽なケースですので、迷うことなく塾側に報告しやすいでしょう。
そこでしっかり相談し、塾側に対処してもらい、それでも通塾が難しければ他の塾を検討するなど、今後の方向を考えていく必要があります。
一方、残念ながら、友達関係がいじめに発展するケースも一部見られます。
最初は些細な口論だったものがエスカレートし、さらに他の子どもも巻き込んでいじめに発展してしまうようなケースです。
この場合、元々友人関係だった分、いじめられている側がなかなか言い出せない可能性があります。
また、親のほうでも塾側に報告しづらいと感じることもあるでしょう。
しかし、いじめは言い合い・口論のレベルを超えた悪質なものであり、とにかく早急に塾側に報告することが大事です。
いじめの場合は言い合い・口論とは異なる
いじめというのは、言い合いや口論などの喧嘩とは明確に異なります。
言い分のぶつけ合いではなく、理不尽な振る舞いを一方的に相手にぶつけることを意味します。
これは子ども同士や親だけが関与する問題ではなく、その空間の責任者も含めて対処しなくてはなりません。
塾側も責任を持って対処する必要がありますので、いじめなどの情報はしっかり報告していただければと思います。
これは友達関係からいじめになってしまったケースも例外ではありません。
元々友達同士だった分、報告しづらい場合もあるかと思いますが、いじめに関しては早急に塾側に報告していただき、その塾を続けるかどうかしっかり検討しなくてはなりません。
また、自分がいじめられていることをなかなか言い出せないお子さんもいるかと思います。
様子がおかしいようであれば親のほうでそれとなく聞いてみて、いじめが発覚したらすぐに塾に伝えてください。
また、いじめられている側だけでなく、いじめている側の子どもの親も、なるべく早く問題に気づくことが大事です。
お子さんが何かいじめに加担しているような話を聞いたら、塾に伝えていただければと思います。
繰り返しますが、いじめは子ども同士の口論・言い合いレベルの話ではなく、塾側も責任を持って積極的に対処すべき問題です。
場合によっては報告しづらいこともあるかもしれませんが、なるべく早急に塾側に相談することが好ましいです。
2.子どもが塾に行きたくないと言い出している
次に、お子さんが塾に行きたくないと訴える場合についてです。
このケースは、親としてどう対処すれば良いか、非常に難しい問題かと思います。
最終的にはお子さんの意思を尊重することが大事ですが、塾を頻繁に変えるわけにもいきません。
特に中学受験であれば尚更、受験塾を頻繁に変えるのは好ましくありません。
本当に子どもが思い悩んで塾に行きたくないと言い出すケースも多いですが、怠けたいという気持ちから塾に行きたくないと主張することもあります。
いずれのケースも判断が難しいと思いますが、まずは子どもの話を聞き、どのような理由で塾に行きたくないのか、しっかり分析する必要があります。
怠けから行きたくなくなる場合
やはり子どもが勉強する以上、どうしても怠けてしまうことがあります。
時には怠けることもごく自然なことで、それ自体を過度に責める必要はありませんが、あまりに怠けた状態が長く続けば勉強の質は下がってしまいます。
特に中学受験であれば、怠けた状態が続くと受験勉強として成り立たなくなってしまいます。
そして、子どもの中で「勉強はめんどくさい」という気持ちが強まれば、必然的に塾に行くモチベーションも下がってしまいます。
このようなケースでは、「そもそもなぜ勉強が必要なのか?」という点から再確認しなくてはなりません。
例えば受験勉強であれば、「この中学校に行きたい」という思いがあって成り立ちます。
怠け癖がついてしまった子どもでも、受験勉強を始めた頃は「この中学校に行きたい」という思いがあったはずです。
親が強制的に勉強を開始させたなどのケースでない限り、子どもの中に「この中学校に行きたい」という気持ちは必ずあったはずなのです。
それを思い出させ、もう一度モチベーションを上げる必要があります。
そして、「この学校に行くには受験を突破しなければならない、そのために受験勉強が必要になる」という点を再確認させ、勉強への意欲を再度上げていくことが大事です。
これは塾うんぬんの話というより、日頃のモチベーションに関係します。
そこさえ改善すれば、よほど塾に不満がない限り、塾に行きたくないという思いは自然に解消していくでしょう。
怠けているわけではないがモチベーションが上がらない場合
特に中学受験の場合、怠けているわけではないのに、いろいろな理由でモチベーションが上がらないというお子さんもいます。
そしてモチベーションがうまく維持できないと、塾にも行きたくなくなることがあります。
この場合、基本的には上記のケース同様、「この中学校に行きたい」という子どもの思いを再確認させることが大事です。
ただ、受験勉強の疲れやストレスからモチベーションが下がることもあるので、親としては非常に対応が難しい問題でもあります。
こうしたケースは、「この中学校に行きたい」という受験の目的意識を再確認しつつ、まずは適度に休ませてあげることが大切になります。
受験勉強というのは、小学生にとって何かと負担が大きくなりやすいです。
ハードスケジュールの中でいろいろな勉強をこなす形になり、疲れやストレスが発生するのも無理はありません。
一度お子さんのスケジュールを見直し、負担が大きい部分は改善し、余裕を持たせてあげてください。
また、塾側のスケジュールがハードな場合もありますので、一度塾ともしっかり相談することが大切です。
塾側に問題がある場合
上記の2例は、塾うんぬんの話というより、お子さんのモチベーションに関する話でした。
一方、塾側に何か問題があって子どもが塾に行きたくなくなるケースももちろんあります。
先ほどご紹介した塾友のケースもその一例で、塾に行きたくない理由が塾友とのトラブルであれば、まずは親がしっかり子どもの言い分を聞いてあげることが大事です。
そのほか、塾の先生とどうしても相性が合わない、塾の先生が明らかに理不尽な教え方をしている、塾の雰囲気が苦手になったなど、塾の指導体制に原因がある場合もあります。
これらの場合は一度塾に相談し、改善してほしいことがあればしっかり伝えることが大事です。
もちろん塾側にも言い分はあるかと思いますので、親と塾でうまく折り合いがつけられない場合もあります。
ただ、その塾がお子さんに合わないのなら、無理やり通塾させるのはお子さんにとって大きな負担になってしまいます。
子どものことを考える上でも、一度塾と話し合い、妥協点があればしっかり探っていくことが大切です。
もしそれでうまく折り合いがつかず、最終的に塾を変えることになったとしても、塾側との話し合いは決して無駄ではないはずです。
場合によっては、気まずい思いや後味の悪い思いをする可能性もありますが、お子さんのためにも、疑問点や批判すべき点などがあれば、塾にしっかり伝えて話し合う必要があります。
3.塾と親の間で発生するトラブル
ここまでの話は、主にお子さんに関するトラブルについてでした。
一方、塾と親の間でトラブルが発生することも残念ながらあります。
以下、このようなケースについてもお話ししていきます。
親と塾で考え方が合わない
先ほども少し触れましたが、親と塾で考え方が合わなくなる場合もあります。
親としておかしいと思ったことを塾に伝えることは問題ありませんので、意見や疑問点、批判すべき点などがあれば、まずは塾側に伝えてみてください。
塾としても親御さんの意見は貴重であり、塾の環境を改善するためにも、意見のやり取りは大きな意味があります。
ただ、残念ながら話し合いの中で折り合いがつかないケースもあります。
これは難しい問題ですが、やはり塾にも言い分はあり、その塾ならではのこだわり、指導体制があります。
塾としてもこれ以上は妥協できないというラインはあり、もちろん親御さんのほうでもここは妥協できないという部分はあるでしょう。
そこでうまく妥協点が見つけられない場合は、最終的にその塾をやめるという選択肢になりやすいでしょう。
ただ、先ほども述べた通り、塾側との話し合いは決して無駄になることはありません。
こうした話は確かにネガティブなイメージがありますが、話し合いそのものが無駄になることはないので、この点はぜひ意識していただければと思います。
親から頻繁に連絡が来る場合
一方、親のほうから塾にあまりに頻繁に連絡が入ると、そこでトラブルになる可能性があります。
確かに話し合いは大切ですし、親御さんからいろいろな意見を提示していただけるのは塾としてもありがたいのですが、その連絡があまりに多いと、塾としても対応しきれないことがあります。
それこそ上記で挙げたような塾友とのトラブルや、子どもが塾に行きたくないと主張している場合など、必要な報告・相談はしっかり受けますが、同じご家庭から同じような内容の連絡が何度も来ると、塾としても対応が難しくなります。
塾はたくさんの生徒を抱えており、誰か一人の生徒やそのご家庭だけを特別に優先するというわけにはいきません。
親と塾のコミュニケーションは大事ですが、頻繁に連絡することが絶対に良いわけではないので、この点もどうか意識していただければと思います。
面談と電話は異なる
ある程度時間のある面談の場であれば、親と塾側とでじっくり話し合いをすることができるでしょう。
一方、電話は面談のように長時間対応できるわけではありません。
他の生徒さん・ご家庭から電話も来ますし、特定のご家庭とだけ長電話をするわけにはいかないという事情があります。
そのため、電話で何か報告・相談をする場合は、内容をあらかじめ簡潔にまとめていただけると、塾側としては大変助かります。
例えば上記で挙げた例のように、
- 塾友とのトラブルがあるらしい
- 子どもが塾に行きたくないと言い始めた
- 子どものモチベーションが下がっているが、塾での様子はどうか
といった形で、内容をまとめておくと、親にとっても塾にとっても非常に有意義な電話になります。
そこで電話だけでは解決しないと判断されれば、別途面談の場を設けるなど、塾側も可能な範囲で提案をします。
そして改めて面談でじっくり話す、といった形になれば、問題を効率良く解決に導くことができるでしょう。
このように、面談と電話は異なるという点もぜひ意識されてみてください。
塾に悪質なクレームが入る場合もある
残念ながら、塾に悪質なクレームや誹謗中傷のような電話が入るケースも一部見られます。
もちろん、連絡が多い=クレームではありません。
上記で述べた通り、悪気がなくても連絡が多いというご家庭もありますし、むしろそちらのケースのほうが多数です。
ただ、一部では悪質なクレームの電話が入ることもあります。
確かに塾はお子さんの成績に責任がありますが、塾だけで全てどうにかなるとは限りません。
塾側も批判はしっかり受け止めますが、誹謗中傷のような主張を受けることはできませんし、そこでトラブルが悪化すれば、それこそお子さんのためにもなりません。
特に中学受験は親子の二人三脚で乗り切るものであり、塾はそのためのサポートを全力で行います。
決して塾に丸投げしていい問題ではありませんし、このことは中学受験以外で通塾するケースでももちろん同様です。
悪質なクレーム・誹謗中傷などのケースはわずかですが、一部ではこのような電話が入ることもあり、塾と親の関係や距離感について、いろいろな視点から考えていくことが大切になるでしょう。
まとめ
今回は、塾でよくあるトラブルとその対処法についてお話ししていきました。
中学受験の勉強や小学校の勉強の補強などを目的に、塾に通う子どもは多いです。
ただ、塾で何かトラブルが発生することもあり、その際にどのように対処すれば良いのか、冷静に考えておくことが大事になります。
よくあるトラブルとしては、塾友とのトラブルのほか、何らかの原因で子どもが塾に行きたくなくなったケース、さらには親と塾の間のトラブルなども挙げられます。
特に塾友とトラブルになるケースでは、よくある子ども同士の喧嘩のほか、いじめに発展してしまうこともあります。
特にいじめに関しては早急な解決が必要のため、なるべく早く塾側と連絡を取って対処することが大事です。
もちろん親のほうで子どもの言い分もしっかり聞き、適宜サポートをしてあげてください。
また、モチベーション低下や塾の指導体制などが原因で子どもが塾に行きたくなくなった場合も、一度塾としっかり相談すると良いでしょう。
さらに、親と塾とで考え方が合わなくなる場合もあります。
こうしたケースでは一度しっかり意見を交わし、落とし所を見つけていくことが大事です。
たとえそこで折り合いがつかないとしても、親と塾でしっかり話し合うことは大きな意味があります。
ただ、親からの連絡があまりに頻繁に来ると、塾としても対応しきれないことがあり、この点はお互いに注意する必要があるでしょう。
このように、塾で発生するトラブルは、比較的軽いものから深刻なものまで様々です。
いずれの場合も、とにかく感情的にならず、問題点を冷静に分析して解決の糸口を探っていくことが重要になります。