食育と夏休みの思い出!夏休みにおすすめな親子で作れる料理5選

キッチンで料理をする小学生

子どもたちは楽しみにしている夏休みでも、親としては毎日何をさせてあげたらいいか考えてしまう親御さんも少なくないですよね。

そこで、今回は夏休みに親子で出来る「食育」として、子供と一緒に作れるメニューなどを考えてみました。

家庭菜園をされているご家庭では、そこで摂れた野菜などをぜひおいしく楽しくいただいてみませんか?

それでは、夏休みにおすすめな親子で作れる料理5選をご紹介していきます。

子供と食品ロスをさせない工夫を一緒に考えよう!<ラタトゥイユ〜夏野菜のトマト煮込み〜>

【材料】

・ニンニク 1片  ・油 適量  ・ウインナー 6本  ・水 100mL

・カットトマト缶 1/2缶(200g)

A… ・玉ねぎ 中1/4個(60g)  ・にんじん 1/4本(50g)  ・ズッキーニ 1/2本(50g)

   ・ナス 2本(50g)  ・大豆(水煮) 80g  

B… ・トマトケチャップ 大さじ2(30g)  ・ウスターソース 小さじ1(6g)

・コンソメ 1個強(6g)  ・砂糖 小さじ2弱(5g)

【作り方】

①材料の下準備をする。

 ・ニンニク:みじん切り  ・ウインナー:1㎝幅の輪切り  

 ・玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、ナス:1㎝の角切り

②鍋にニンニクと油を入れ、ニンニクの香りが立ったらウインナーを入れて中火で炒める。

③Aを①に入れ、水を加えて柔らかくなるまで煮る。

④柔らかくなったらトマト缶とBを入れ、5~10分ほど煮込んで水分を飛ばす。

夏野菜がたくさん食べられる!食べ方も色々と楽しめます

夏野菜をたくさん食べるなら、定番のラタトゥイユがオススメです。温めても、冷たくしても食べられる常備菜なので、パスタソースにしたり、パンと一緒に食べたりと食べ方もいろいろ楽しめます。

今回は子どもと一緒に作ることを想定して、味付けは子どもが食べやすいように甘めの味付けになるようにしています。ご家庭によって味は調整してみてください。またウスターソースの代わりに醤油(小さじ1/2)でも大丈夫です。

また、今回は上記のような食材を使っていますが、他の食材をいれてもおいしくいただけます。

例えば、ウインナーではなく、ベーコンや鶏肉、豚肉、シーチキンでもいいですし、野菜もピーマンやパプリカ、じゃがいも、セロリ、しめじなどのきのこを入れてもいいと思います。

冷蔵庫の中と相談しながら、食品ロスをさせない工夫を一緒に考えるきっかけにすることも出来るかもしれません。

食事をする親子

こねたり、混ぜたりが大好きなお子さんと一緒に作ろう!<カラフル野菜のニョッキ>

【材料】

・じゃがいも 中2個(200g)  ・薄力粉 60g  ・片栗粉 20g  ・塩 小さじ1/2 

・粉チーズ 大さじ1  ・湯 1000mL  ・塩(茹でる用) 小さじ2

・野菜ペースト(ほうれん草、にんじん、かぼちゃ) 各20g

【作り方】

①じゃがいも、かぼちゃにラップをし、レンジで加熱したり、蒸したりして柔らかくする。

 ※じゃがいもをレンジで処理する場合は600Wで5分目安。茹でる場合は15分程。

②①を熱いうちにマッシャーやフォークでつぶしてなめらかにする。

③ほうれん草、かぼちゃを茹でて、裏ごししておく。

 ※ほうれん草は繊維が多いため包丁などで細かく刻んでもよい。

④②に薄力粉、片栗粉、塩、粉チーズを入れ、切るように混ぜてまとめ、生地を3等分にする。

⑤④に野菜ペーストをそれぞれ練り込み、食べやすい大きさ(10円玉くらい)に丸め、フォークの背で溝を作る。

⑥沸騰した湯に塩(茹でる用)を入れ、⑤を茹でていく。(2~3分くらい)

 浮き上がってきたらザル等に上げてお湯をよく切っておく。

⑦お好みのソースなどを絡ませて完成。

手作りニョッキは意外に簡単!生地をまとめて丸めて茹でるだけ!

こねたり、混ぜたりが大好きなお子さんも多いですよね。夏なので、手作りのうどんなどもいいですが、うどん作りは意外と時間と労力を必要とします。

こねたり、踏んだりする労力のほか、踏むためには丈夫なビニールなどを準備したり、麺を広げる場所なども必要になります。

その点このニョッキは生地をまとめ、丸めて、茹でるだけなので手軽に作ることができます。

また、今回は片栗粉を入れることで子どもの大好きなもちもちした食感になるようにしてあります。

薄力粉の代わりに米粉を使ったり、粉チーズを省くこともできますので、アレルギーがあるお子さんにもお試しいただけます。

配合を変えたり、中に入れる野菜をかえたりして楽しむこともできます。ジャガイモのニョッキだけでなく、夏に旬を迎えるかぼちゃをジャガイモのかわりにしてもいいかもしれません。

ソースもクリーム系はもちろん、前述してあるラタトゥイユと一緒に食べるのもおすすめです。

リケジョの特徴とは

夏バテ防止にもぴったり!<ひじき入り豆腐ハンバーグ>

【材料】

・玉ねぎ 中1/4個(60g)  

・サラダ油(玉ねぎを炒める用) 大さじ2/3  

・サラダ油(ハンバーグを焼く用) 大さじ1

A… ・木綿豆腐 150g  ・豚ひき肉 150g  ・乾燥ひじき 3g  

・パン粉 1/4カップ(10g)  ・卵 1個  ・塩コショウ 少々

B… ・ケチャップ 大さじ2/3  ・中濃ソース 大さじ2/3  ・コンソメ 少々  ・水 大さじ2

【作り方】

①材料の下準備をする。

・木綿豆腐:水切りをする。

豆腐をキッチンペーパーで包み、耐熱皿に乗せ、電子レンジで600W2分加熱する。

・玉ねぎ:みじん切りにし、サラダ油で炒める。

・乾燥ひじき:たっぷりの水に浸して戻し、水気を切っておく。

②①とAをボウルに入れ、よく混ぜ合わせ、形に丸める。

③フライパンにサラダ油をひき、②を焼く。

 両面に焼き色を付け、フタをして5分~蒸し焼きにする。※大きさや厚さにより加熱時間は異なる。

④Bを混ぜて火にかけ、ソースを作る。

子供も作りやすい豆腐ハンバーグで夏バテを防止しよう

夏バテ防止料理としても、子どもが作りやすい料理としてもぴったりなのがこの豆腐ハンバーグです。

豚肉を使うことで夏バテ防止に、ひじきを入れることでミネラルが、豆腐を入れることでたんぱく質が摂りやすくなります。

 今回は豚ひき肉を使っていますが、小さなお子さんの場合は鶏ひき肉の方が食べやすいかもしれません。また鶏ひき肉を使った方が、あっさりとして、暑い夏の日には食べやすいかもしれません。

中に人参や枝豆などを入れてもおいしくいただけます。鶏ひき肉や枝豆を入れた場合はケチャップソースよりも和風ソースがオススメです。

小学校の調理実習でも作る定番の1つ!手作りマヨネーズソースで作るポテトサラダ

【材料】

・じゃがいも 小4個(300g) ・きゅうり 1本  ・にんじん 40g  ・ハム 4枚

・塩コショウ 少々  ・塩(きゅうり・にんじん下処理用) 少々

マヨネーズソース

・酢 20mL  ・サラダ油 90mL  ・卵黄 1個  ・洋からし 小さじ1/2

・塩 2.5g  ・コショウ 少々  ・砂糖 小さじ1/2

【作り方】

①材料の下準備をする。

・じゃがいも:粉ふきいもにする。

4~6等分に切ったじゃがいもとかぶるくらいの水を鍋に入れる。

やわらかくなるまで茹でて、ザルなどにあげる。

じゃがいもを鍋に戻し、フタをして弱火にかけ、鍋を静かに動かし、粉をふかす。

・きゅうり:薄い輪切りにし、塩を振ってしんなりさせ、手で水気を軽く絞る。

・にんじん:薄いいちょう切りにし、塩を振って、手で水気を軽く絞る。※きゅうりとにんじんは一緒に塩もみしても大丈夫です。

・ハム:短冊切り

②マヨネーズソースを作る。

 水気、油分のないボウルに卵黄、洋からし、塩、コショウ、砂糖を入れ、泡だて器でよく混ぜる。

 酢を小さじ1ほど加えて、全体が白っぽくなるまで混ぜ合わせる。

 かき混ぜながらサラダ油を数滴加える。

 酢とサラダ油を交互に繰り返し入れながら混ぜ合わせていく。

③じゃがいもが冷めたら、きゅうり、にんじん、ハムとマヨネーズソースを混ぜ合わせ、塩コショウで味を調える。

夏休みの時間を使ってマヨネーズから手作りしてみるのもおすすめです

小学校の高学年になると家庭科の授業が始まります。

家庭科の中で子ども達が楽しみにしているのが調理実習かと思います。

小学校の調理実習で作る定番の1つがポテトサラダです。

食材ごとに異なるゆで時間や食材の扱い方を学べるメニューです。

食卓によくでるメニューなのではないかと思いますので、ぜひご家庭で作り方を教えてあげてはいかがでしょうか。

また、小学校の調理実習ではポテトサラダのマヨネーズは市販品を使用する場合が多いですが、マヨネーズから手作りしてみるのもいいかもしれません。

手伝をする子供

トマトが苦手な子も食べやすい!<トマトとオレンジの真っ赤なゼリー>

【材料】

A… ・水 150g  ・粉寒天 4g  ・砂糖 50g

・トマトジュース 160g  ・オレンジジュース(100%果汁) 290g

【作り方】

①鍋にAの材料を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にし1分加熱する。

※しっかりと溶かすのがポイント。

②粉寒天がしっかり溶けたらジュースを加え混ぜる。

③再沸騰したら火を止め、バットや型に流して、冷やす。

④固まったら完成。

家庭菜園でたくさんトマトが取れたら煮詰めて使用してみましょう!

オレンジジュースと一緒にすることで、トマトの嫌いな子も食べやすくなっていると思います。

固さなどには好みがあると思いますので、水分量は加減してみてください。

お好みでレモン汁を加えると、すっきりした後味になります。

砂糖をはちみつ(50g)にかえてもおいしくいただけます。

ただし、はちみつを使用した場合は1歳未満のお子さんは食べられませんのでご注意ください。

また、今回は手軽に作れるようにトマトジュースを使用していますが、生のトマトを煮詰めることでももちろん作ることができます。

家庭菜園でたくさんトマトが取れたら、ぜひ煮詰めて使用してみてください。

食育を通して夏休みの思い出を作ってみませんか?

せっかくの長い夏休みですので、何か親子で一緒に作れると、良い思い出の1つとなるかと思います。

今回は“旬の野菜を使うもの”や“夏バテ予防”など食育を少し意識したメニューを紹介しましたが、お子さんの年齢やできることを見極めながら、一緒に楽しめるメニューにチャレンジしてもいいですね。

サラダなら洗って、手でちぎって簡単にできますし、ホットプレートを使ったクレープ、フルーツ白玉ならニョッキに近いですがソースを作る手間がない分、難易度もぐっと下がります。

また、この機会に行事食や郷土食を一緒に作ってみるのもよいのではないでしょうか。ぜひ、素敵な夏休みの思い出を作ってみてください。