お子さんが受験する中学校をどうやって選びますか?学校案内や手軽なインターネットでしょうか?
そういった案内の文章や写真の情報を参考にすることも重要ですが、実際に目で見て得る情報はとても重要です。
目次
中学受験するなら学校見学へ行くべき理由
なぜ学校見学へ行くべきなのでしょうか?
もちろん志望校がどんな学校なのか知る、という理由もあります。
しかし、ここで最もお伝えしたい見学すべき理由は子供の受験勉強への動機づけです。
中学受験の悩みや不安でも紹介していますが、本人に合格したいという気持ちがなければ、心も体も成長途中の子どもが中学受験を乗り切ることはできません。
途中で中学受験をやめられるご家庭も少なからずあります。
合格したいという気持ちを持たせるためには、お子さんに未来像を見せてあげる必要があります。
学校の雰囲気や校風を肌で感じ「この学校で学びたい!」そう感じてもらうために学校見学はすべきです。
反対に学校見学へ行って気持ちが盛り下がってしまうことがあれば、子どもの性格が校風に合う学校を探しましょう。
お子さんに合う合わないを知ることができるのも学校見学をする理由の1つです。
学校見学をする方法
では「百聞は一見にしかず」、書面や画像からは感じることができない情報を集めるために、学校に行ってみましょう!
でも、どういったタイミングで受験する学校を訪れればよいのでしょうか?
1.学校説明会へ行く
学校説明会では、その学校の教育理念や方針、学習カリキュラムなどの説明があります。
学校によっては、実際に生徒が授業をしている様子を見学させてもらえるなど、実際の学校の雰囲気を感じられるようにしています。
また、普通教室だけではなく、体育館や音楽室などの専科の教室など校内を見学させてくれたりします。
「受験相談」のブースを利用する
多くの学校では学校説明会の際に「受験相談」のブースを置いており、受験についての質問を受けてくれたり、詳細な情報を得ることができます。
説明会の場では質問しにくかったことでも個別になら聞きやすいですよね?この機会に、疑問に思ったことはきちんと聞いておきましょう。
学校説明会へは子どもと参加する
それから、この学校説明会にはできるだけ子どもと一緒に行くようにしましょう。
前述の通り、学校見学をする理由は子供の動機づけでもあり、合う合わない判断するためでもあります。
親が感じる学校の雰囲気と子どもが自分と合うと感じるかは、必ずしも一致するとは限りません。
お子さんと一緒に各学校説明会へ行き、体感してきてください。
2.オープンスクールへ行く
多くの学校では、オープンスクールなどの授業見学を行っています。
説明会等とは異なり、実際の生徒の様子がよくわかる絶好の機会です。
お子さんがその中学校へ通っている姿を想像できたなら、受験する学校として考えてもよいでしょう。
ただし、在学している生徒は通常の授業を受けているので、外部からの見学者人数に制限がある場合があります。
この点は各校の学校説明会においても同様ですが、事前に予約が必要かどうか?確認しておきましょう。
3.文化祭や体育祭などの行事を見学に行く
文化祭や体育祭は小学校までとは異なり、生徒たちが主体となって行うので、生徒たちの雰囲気がよくわかり、とても見ごたえのある行事となっています。
中でも、文化祭においては、対象も広く開かれているので受験を考えている子どもや親にも学校へ入りやすいのでおススメです。
校内を自由に見学できるのもメリットですが、実際に在学している生徒の作品や学習の成果を見ることができ、その学校での生活がもっと身近に感じられるでしょう。
文化祭では、受験生用に「入試コーナー」や「校内の見学ツアー」を企画している学校もあり、気軽に参加できるようになっています。
文化祭の感想を子どもに聞いておこう
文化祭へ参加したら、お子さんに感想を聞いてみてください。
「楽しかった!」とか「面白かった!」という反応であれば、受験する価値ありです。
なにより子ども自身が「あの学校へ行きたい!」と強く思うことが、受験には必要なことなのですから。
合同説明会では学校の雰囲気は掴めない!?
公共の大きなホールなどの会場で、複数校の合同で行われる説明会があります。
「女子中高学校」や「地域限定」など、同じようなカテゴリーの学校が集まって行われるので、どの学校にしようかと悩んでいるご家庭には、一度で比較できるのでおススメです。
会場内では各校ごとにブースが分かれており、それぞれの学校説明を受けることができます。
一度に何校もまわることができて便利なのですが、その場ではどうしてもおおよその説明のみになってしまい学校の雰囲気を掴むことはできません。
あくまで比較するために活用し、後日、学校独自の学校説明会等に参加されることをおススメします。
親だけではなく、子どもと一緒に学校見学へ行こう!
いかがだったでしょうか?「学校へ行ってみること」のメリットを感じていただけましたか?
各学校も受験を希望している子どもやご家庭に、学校をよく知ってもらえるような工夫をしています。
可能な限りお子さんと一緒に、学校へ行って中学校へ入学した後の生活をイメージできるようにしましょう。
「子ども自身が行きたい学校」を受験することが一番大切です。
受験することを決めたら、親ができることは「子どもの健康管理」「子どもが学校を決める手助けをすること」「子どものモチベーションをあげること」だと思います。
ぜひ親子で学校見学を楽しんできてくださいね!