小学校受験の幼児教室で行われる季節講習は沢山あります。
しかし、何をどれくらいとったら良いのか、またすべて取らないといけないのか、どれ位費用はかかるの?と初めての受験の時にはわからないことが出てくるご家庭も少なくありません。
ここでは、我が子2人の小学校受験の経験から、幼児教室の季節講習について詳しくお伝えしていきます。
目次
小学校受験の季節講習!費用はどのくらい必要?
小学校受験の季節講習は一日だけの講座から、5~6日等連続で受講する講座と様々です。
時間も1時間のものもあれば、多い講座は休憩を挟んで3時間、半日、お弁当を持って丸一日というスケジュールもあります。
講座によって様々ではありますが、1万円代から3万円代が相場になってきます。時間数が多い時は5万円、10万円代のものまであります。
年少年中クラスは時間数も少なく講座数もあまりないのでそこまでかかりませんが、年中の夏や年長になってくると軽く10万円は超えてしまうこともあります。我が家では、毎回何をどれだけ取るか頭を悩ませておりました。
夏期講習では受けたいだけ選ぼうと思うと何十万円と費用がかかってきますので、お財布事情とお子様のスケジュールとで取捨選択が必要です。
年中クラスの季節講習
小学校受験の幼児教室では新学年は10月からスタートになります。
年少では、10月から年中クラスが始まり、年少の冬休みが年中クラスの冬期講習となります。
この時期はまだ教室にお通いではないご家庭も多く、冬期講習を受けてみて教室を選ばれたり、受験してみようかな?と考えているご家庭や受験しようと思ったけどまだ教室に通っていなくてどうしようと焦ってしまっているご家庭もあるかもしれません。
これからどうしようかと悩んでいるご家庭に合う講習を各教室は用意してくださっているので是非一度お電話や直接足を運んでみてください。
冬季講習の内容は?
この時期は、学校別講習というよりは、どの学校にでも通用するどの学校にでも必要となる基本的な部分の習得を目指す講習が主です。
スタートが遅かったなんてことはございません。挽回も可能です。
それほど時間数も長くないのでお子さんの負担も少ないかと思います。
春季講習はどう過ごす?
そして幼稚園や保育園でも学年が上がり、年中になる春休みは短く、春期講習を実施している教室とない教室があります。
この時期はまだご家庭での予定を優先して決めても良いかもしれません。
遊ぶ事もとても大事です。
夏期講習はどのくらい受講する?
年中の夏休みはまだまだ時間がありますので、お子様の苦手分野をなくしていってあげたり、得意分野をもっともっと得意にしてあげられるようにしてあげてください。
講習をうけながらも、ご家族やお友達と遊ぶことの方にも沢山時間を費やしてあげてください。
大手のお教室の場合、多種多様な講習が用意されていて、あれもこれもと取りたくなってしまうのはわかりますが取り過ぎは禁物です。
また学校見学に行くこともこの時期大切です。
志望校がお決まりの方は志望校以外も、また決まっていないご家庭は受験する可能性が少しでもある学校は是非ご覧になると良いと思います。
実際の小学校や小学生達の様子を見てここに行きたい!とお子様が思ってくれたら志望校決定やモチベーションアップにつながってきます。
この経験が面接や願書でも活用できるので是非行った時の感想はノートに記しておく事をおススメします。その時のお子様の反応や様子も細かくメモしておくことも忘れないようにしましょう。
年長クラスの季節講習
年長クラスの冬期講習の過ごし方
年中の冬休みは幼児教室でいう年長クラスの冬期講習です。
いよいよ教室での勉強時間も少し長くなったり、今までやってきた応用問題が出題されたりと難しくなってきます。
そのスタートを切る大事な講習を有効活用して、年長クラスの勉強に弾みをつけたいところですね。
しかしながら冬休みは大事な行事や季節のイベントがたくさんあります。お子様が経験しておくべき事柄も多いので講習で疲れ切ってしまわない様にお気をつけください。
春期講習の過ごし方
年長クラスになると、講習も志望校別講習が多くなってきます。
そして年中から年長になる春休みは模擬試験も色々な所で開催され始めます。
お教室が無い日曜にある事が多いので是非模試も受けてみてください。
結果に一喜一憂するのではなく、あくまでも苦手箇所を見つけるという点と、お子様の場慣れのためと捉えておきましょう。
試験まであと少し!夏期講習の過ごし方
年長の夏休みはどの世代の受験生に重要になります。
夏は受験の天王山。ここで大きく伸びる時です。
我が家がお世話になっていた教室の先生曰く、年長の夏休みに一番難しい問題を解くそうです。
一番の山を持ってくるということです。
そのため、年中時より多少多めに講習を受けておいても良いかもしれません。
例えば、午前中に講座をを受けて午後に違う所でもう一講座受ける、などしておくと試験本番に午前と午後に二校受験するという感覚に慣れておくこともできます。
お子様の体力向上や試験本番の生活リズムがつかみやすくなるはずです。
また今までは志望校のみの対策だったご家庭も長い休みを利用して、その他の受験校対策の講習を受けてみるのも良いでしょう。
季節講習の講座を他教室で受けるメリットとは?
普段お通いでない教室の講座の情報も入ると受講をしてみようかな?と迷われるご家庭もあるかと思います。他教室での受講はメリットはもちろんあります。
- 普段通われているお教室の先生、お友達が居ない場で受けるということは本番に近い形になるのでお子様が初めての環境にも順応しやすくなる。
- 通っているお教室と違った問題へのアプローチによりお子様の理解が深まる。
- 試験等に関して通っているお教室と違う情報を持っている。
などが挙げられます。
勿論スケジュールに余裕があれば是非おススメしますが、ここでもやはり夏休みの殆どがお教室通いで終わってしまった。という事が無いように心掛けたいですね。
小学校受験は机上の勉強だけではありません。
ご家族やお友達と沢山の経験によって裏付けされてこその知識でもあり、楽しい遊びからこそ学びがあるのものです。
お教室側も、沢山の経験をさせてあげてくださいとよく仰られていました。
大手幼児教室のジャック幼児教室では、あまりにも講習を取り過ぎている場合は先生方から減らすようお話があります。
お子様の為にも少し講習を減らしてご家族との時間をとってくださいと、教室からそんなお話があるとは筆者は驚きましたが、本当に子ども達の為を考えてくださっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
小学校受験における季節講習に関して少しイメージいただけましたか?
今回は年中クラス年長クラスに分けてご説明いたしました。
受ける講習の数は、お通いの教室やご家庭、目指す学校により様々です。
一概にいくつ受けましょうとはお伝え出来ませんが、心掛けていただきたいのは、講習も大事ですがそれ以上にご家族で多くの時間を過ごし、沢山の経験をしていただきたいということです。
皆様が素敵な受験準備期間をお過ごしになれるよう参考にしてみて頂けると幸いです。