朝食を食べた方が、体力・学力を向上させるとよく聞きますよね。
朝食をしっかり食べること以外でも、体力、学力を向上させる方法はあるのか、またその理由はなぜか、探っていきましょう。
学力を向上させる食事とはどのような食べ物かについてもご紹介していきます。
目次
朝食をとることで生活リズムが整う
朝食と学力の関係を調べた興味深い報告があります。
毎日、朝食を取る児童と取らない児童とでは、朝食を取る率の低下に比例して、学業成績が低下しているという結果が出ています。
これはただ単に朝食を食べれば学力が上がるということではなく、朝食をしっかり食べている子は、生活状況や生活習慣が規則正しく行われているということの現れではないでしょうか。
早起きが出来ないのは生活リズムが適切ではないから
早く起きなければ、食べる時間もない、起きてすぐには食欲も出ないものです。
まず、早起きができないということは夜更かしをしているということで、生活リズムが適切ではありません。
生活リズムが適切であれば、授業もしっかりと聞くことができ、そのことで成績を良くしていってくれているのであろうと推測されます。
生活リズムが整えば心身の不調も減ってくるはずです。
よって1日の生活の中の食事という行事を通して、体力・学力ともに向上していけるのであれば、とても喜ばしいことです。
規則正しいリズムで生活をして、3食バランスの良い食事を取って、体力・学力・気力もアップしていきたいものです。
体力をつける食事はどのような食べ物がある?
体力が向上することで、免疫力向上・持久力が付く・疲れにくい体になる・運動能力の向上など、さまざまなメリットがあります。
近年、子どもの体力は低下しているようです。体力検査の結果も低下が見られるようです。
体力向上のためには、栄養の取れた食事・十分な睡眠・適度な運動が必要です。
ここでは体力を付けるための食事について、考えていきます。
栄養を色で考えてみよう
人の体は食べたもので出来上がります。
しっかりと栄養の取れたものを食べれば、効率よく体力が向上していきます。
ただ、毎日の食事に必要な栄養素を栄養士さんのように計算したり考えていては、大変なだけで長続きしません。
まずは、色で考えてみると始めやすいです。
色の違う野菜・食材を取り入れたりするだけで、食卓も華やぎますし、簡単に自然と栄養バランスが取り揃えられます。
5色(赤・黄・緑・白・黒)が難しい場合は、まずは3色(赤・黄・緑)からでも、取り入れて実践してみると良いです。
朝食には一口サイズのおにぎりなど炭水化物を摂ろう
そして、特に子どもに必要なのは、炭水化物・タンパク質・ミネラル・ビタミンです。
炭水化物は特に朝食には欠かせません。
1日のエネルギーの元となります。
朝食には、食べやすい1口サイズのおにぎりにすることによって、食べやすくなり、時間もかけずに簡単にエネルギーを摂取することができます。
肉・魚・野菜・果物をバランスよく摂ろう
たんぱく質は、肉・魚。肉は、スタミナも付き、疲労回復などなどさまざまな働きがあります。
ビタミン・ミネラルは野菜・果物に豊富に含まれています。
健康効果が期待されている物質として、植物化学物質(例えば、アリシン、リコピン、ルテイン、カテキンなど)があります。
これは、野菜・果物のみで摂取することができ、より良い健康の維持に対する効果が期待できます。
子ども時代に体力のつく食事をとっておくことが非常に大切
子ども時代に必要な栄養素を吸収することによって、長い人生の基礎の体力を付けることができ、大人になってからも、健康的でいきいきと過ごすことができると期待できます。
さらに、家族みんなで楽しく食卓を囲むことで、情緒面も豊かになり、体力+精神的な面でもプラスに働くことができます。
子ども時代に、体力のつく食事を取ることは非常に非常に重要なことで、大人になってからも健康に過ごしていきたいものです。
学力を向上させる食事はどのような食べ物がある?
学力を向上させるためには、脳を活性化、記憶力のアップ、集中力のアップが必要です。
青魚に含まれるDHAは、頭が良くなると有名です。DHAは、脳の活性化、記憶力・集中力のアップ、すべてにおいて、効果が期待できるものとされています。
他にはどんな食事を取れば、学力の向上につながっていくのかいくつかの食材をあげて、解説していきます。
チョコレートで脳を活性化する
子どもの大好きな、チョコレート。普段は虫歯になるから避けてしまうものですが、甘いチョコレートを食べることで、血糖値を上げ、脳が活性化をはかれるとされています。
また、チョコレートのカカオに含まれるデオブロミンという物質が記憶力や集中力をアップさせると言われています。
子どもの大好きなチョコレートで、そのような効果があればすごく嬉しいですよね。
勉強途中で集中力の途切れてしまった場合など、チョコを1つ食べれば気分転換にもなり、脳も活性化するとなれば、勉強中のおやつはチョコレートがぴったりです。
オリーブオイルは集中力・記憶力アップに有効
よく耳にする不飽和脂肪酸も集中力・記憶力アップをはかるのに有効とされます。
不飽和脂肪酸はオリーブオイルなどに含まれます。
普段の料理で使っている油をオリーブオイルに変えてみるのも有効な方法です。
よく噛んで食べることも学力向上につながる
特定の食材を取ることでも、脳の活性化・記憶力アップ、集中力アップが期待されるものもありますが、何よりも大切なことは3食バランスの良い食事を規則正しい時間に食べることと、よく噛んで食べることです。
何でも美味しく、よく噛んで食べて、あごや歯に刺激があることで、脳が起きて、脳の発達を促すことができます。
1度口に入れた食べ物をよく噛み、なくなるまで次の食べ物を口に入れないなど、子どものうちからくせを付けておくと良いでしょう。
よく噛むことで唾液の分泌が多くなり、虫歯も予防できます。
よく噛んでゆっくり食べて食事を取ることで、学力アップにつながっていくはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
朝食を食べることは生活リズムを整える上で大切なことですが、朝食をとる以外にも体力・学力が向上する食事を参考にお子さんの体力作りに一役買ってもらえたら嬉しいです。