中学受験に塾なしでは合格できない5つの理由!パパママ塾では受験は失敗する?

中学受験に塾なしでは合格できない5つの理由中学受験を考えるとき、避けては通れないのが塾へ通うかどうかの決断です。

費用も膨大で、特に進学塾では6年生ともなると年100万円かかると言われます。

加えて週に何日も、学校と塾に通うハードスケジュールです。

親の力だけでなんとかならないものか。誰もが一度はそう考えるでしょう。

多くの受験生が進学塾へ通い、受験に臨みます。偏差値50を超える中学校では、親の力だけで合格できるのは一握りです。

塾なしで中学受験に合格するのが難しいのはなぜでしょうか。

1.塾なし家庭学習では中学受験ノウハウが分からない

中学受験は高校大学受験と違い、子供だけで立ち向かうことはできません。

勉強スケジュールを作り、志望校を決め、手続きをするのは大人の役目となります。

塾へ行かない場合は、これらがすべて親の仕事となります。

進学塾は毎年の受験で志望校に合格するためのノウハウを持っている!

学年や時期ごとに身につける知識や解法はもちろん、志望校の決め方や試験日への臨み方などもサポートしてくれます。

手続きをしてはくれませんが、手続きの進め方やスケジュール作りの相談にはのってくれます。

手続きやスケジュールを親が行うのは大変!

こういったことをすべて親が見ていくのはとても大変です。

志望校選び一つをとっても、塾であれば偏差値や校風などを含めて相談ができますが、親が見ていくとなると資料を取り寄せてネットで検索して実際に中学校へ行って……と比較するだけでも一苦労です。

塾なしでは志望校に合わせた受験対策ができない!

面接試験が実施される学校なら面接対策を、図形問題が多く出題される学校なら図形対策をと志望校によって必要な対策は異なります。

それぞれの特徴を調べ上げ対策するのも親の仕事ですが、中学受験経験者や指導経験者でなければ何から始めればよいのか、まずはそこでつまずいてしまうでしょう。

志望校・併願校の選び方

2.受験勉強の指導・採点・解説ができない

受験勉強の指導・採点・解説ができない進学塾に通う子供の中には、4年生の時はトップの成績だったにも関わらず5年生から成績がどんどん落ちてしまう子供もいます。

4年生と5年生の違い、それは親が理解して教えることができるかどうかの違いなのです。

高学年になると勉強内容のレベルが上がる

進学塾の社会では5年生になると地理から歴史へと内容が変わり、算数では割合など子供にはイメージしづらい問題が続きます。

今までは塾に合わせて親も教え込むことでトップだった子供が、親にとって難しい内容が始まるとついていけなくなるのは当然ですね。

それだけレベルの高い内容をすべて親が理解し、進学塾に負けないスピードで教えることができるでしょうか。

学校ではまだ習っていないものを先取りしているので、ゼロから教えていかなければなりません。

親だけでは国語や社会の記述問題を採点、解説できない!

国語や社会には記述問題が多くあります。この採点は独特で、〇なのか△なのか×なのかは塾でも判断が難しいところがあります。

経験のない親が採点すると模範解答しか頼れるものがありませんが、子供が模範解答通りの答えを書けることは稀です。

本文や出題者の意図を理解し、まとめ方なども考慮して採点しなければなりません。

親はこういった記述問題も指導できるでしょうか。各科目のプロに教わった子供たちと闘う力を身に着けさせることはできるでしょうか。

中学受験費用の考え方

3.中学受験への実感がわかない

進学塾へ通うと周りの子供や先生から受験の話をたくさん聞かされるため、いやでも受験生という実感がわきます。

家で親と勉強していると、子供は自分が受験生であるという実感がなかなかわきません。友達と遊ぶ約束やテレビなど誘惑も多くあります。

受験を断念するケースも、、、

実感もないままやらされる受験勉強は辛いだけでなかなか身につかず、勉強への意欲も持てず、中学受験を断念するというケースもあります。

中学受験を諦める子供

4.中学受験の勉強に対して共感・競争ができない

中学受験の勉強に対して共感・競争ができない同じ塾へ通う友達は、同志でありライバルでもあります。

受験勉強の辛さや大人への不満を話し共感することで厳しい闘いを乗り越えていきます。

同じ問題を解くことで点数や偏差値の競争をすることもでき、勉強への意欲をかき立てます。

親とする勉強ではモチベーションが高まらない!

家で親とする勉強はどうでしょうか。特に身近にライバルがいないことは勉強への意欲に関わります。

また自分の位置を知ることが難しいというデメリットもあります。

同じ問題でも正答率は違います。間違えた問題の中には、できて当然のものもあればその逆もまたあります。

算数では捨て問と呼ばれる、できない前提の問題も存在します。

家で勉強していると他と比べることができないため、できなくて当然の問題ができず落ち込むことも考えられます。

模擬試験を活用することで多少は解消されますが、塾に通っている子供に比べると足りなく感じます。

受験勉強をする子供

5.親も相談相手がいない

親にとっても中学受験は大きなストレスを抱えます。

算数の成績がなかなか上がらない、志望校はどこにしたらよいかといったことを誰かに相談したくても、デリケートな内容を含むため、友人にはなかなか話せませんよね。

小学校高学年は子供が反抗期を迎えるときでもあり、親の言うことを全く聞かなかったり、ひどい時には親とは口も利かなかったりすることもあります。

塾では子供だけでなく、親のサポートも

塾では先生がそういった相談に乗ってくれますが、家ではなかなか相談する相手がいません。

両親で話し合っていけるのが理想ですが、受験に対する考え方が違うと衝突してしまうこともあります。

受験に合格する家庭の特徴

子供と親が納得できる決断を

塾へ通わずに中学受験に合格できない理由を5つ紹介しました。

これは偏差値が高い人気校ほど重く感じるものです。

難関校を受験するのであれば、塾に通わず親の力だけで臨むのはリスキーと言えるでしょう。

子供の性格や能力、親の割ける労力や時間を考え、家庭学習についてはもう一度考えてみてください。