習い事を検討する中で、中学受験に役立つ習い事とは何でしょうか。
そのカギとなるのは、まず中学受験に必要な力を考えてみることです。
では、中学受験に必要な力とはどのようなものでしょうか?考えてみていきましょう。
目次
中学受験に必要な3つの力
集中力
まず大切なのは「集中力」です。
中学受験の入試問題は30分から50分といったテスト時間が設けられています。
そのテスト時間に集中することは必要不可欠と言えるでしょう。
また、入試を受けるためには、「他の受験生よりもたくさん勉強をしなければいけない」ということは当然ですが、その勉強時間も集中力がなければ、受験に受かるための勉強とは無縁のものとなってしまいます。
暗記力
次に、「暗記力」が大切です。受験には「暗記力」が必要不可欠になってきます。
算数なら計算を何度も試みて、そのパターンを暗記すること。国語なら、漢字や熟語などの暗記が大切です。
そして最後に「忍耐力」です。
受験は、初めて他人との闘いを子どもたちが経験する場となることでしょう。
忍耐力
その時に、「忍耐力」を持っていないとくじけてしまうことがあります。
では、そのような力をつけるためには、どのような習い事をすると良いのか見ていきましょう。
中学受験に役立つ習い事
この集中力、暗記力、忍耐力を育ているという観点から、中学受験に役立つ習い事を、定番のものから変わったものまで5つ紹介していきます。
武術(剣道や空手)
集中力をつけるためには、空手や剣道などの武術が効果的と言われています。
武術は東洋由来のものが多く、精神力を鍛えることに非常に優れています。
また、運動神経が良いことが勉強に影響するというデータもあるのです。
小さいころから、空手や剣道と言った武術を習わせることで勉強に必要不可欠な「集中力」や「忍耐力」を身につけることができるでしょう。
書道
書道は集中力をつける習い事として有名です。
いきなり、集中させるのではなく、最初は、文字から単語と身近いものから書いていきます。
そして最後には、文章と言った風に少しずつ段階を追って集中力を付けていくために、集中力のトレーニングに非常に優れています。
小さいころに習ったものは体が覚えるために生涯を通して忘れることはないとも言われています。
字が綺麗な子どもは、頭の中で整理するのがうまいために、頭の回転も速い子が多いです。
書道を通じて、勉強に必要な集中力を身につけることができます。
そろばん
計算をすることは左脳の働きを活発にすると言われますが、右脳はあまり使われないために、脳トレとしてはあまりお勧めできないそうです。
しかし、そろばんで計算することによって、左脳と右脳の両方を活発に働かせることができるのです。
また、右脳は記憶力に密接にかかわっているため受験に必要不可欠な記憶力を育てることもできます。
ピアノ
指を動かすことは、脳を鍛えるといった効果もあると言われます。
また、ピアノは両手を使って演奏をするために、脳の全体を刺激し、楽譜を暗記することで、勉強に必要不可欠な暗記力を鍛えることもできます。
小さいころは、自分のことを表現する手段があまりないですがピアノをすることによって、音楽で自己表現することができます。
この自己表現の能力は、想像力という点から受験にも大いに役に立ちます。
英会話スクール
近年はグローバル化の波に流されて来たために、中学校受験で「英語」を入試科目に定めている学校もあります。
日本人は英語嫌いの人が多いために、英語に対して苦手意識が生まれてしまいます。
小さいころから英会話スクールに通うことで英語が一歩身近な存在に感じらるようになります。
また、英語を入試科目と定めている学校では、英語の出来が合否を左右するといっても過言ではありません。
早いうちから英会話スクールに行くことで、他の子どもたちが苦手な英語で大きな差をつけることができます。
習い事は中学受験以外の役にも立つ
いかがだったでしょうか。
今回は中学受験に役立つ習い事についてまとめてみました。今回紹介した習い事には、勉強にも役立つたくさんの効果があります。
しかし、一番大切なことは子どもたちがやりたいような習い事を紹介してあげ、習わせてあげることです。
習い事をするにも、お金がかかります。私立の中学受験を考えている方は、比較的高い学費がかかります。
そのようなことも考えて、習い事をさせると良いと思います。
また、自分の好きなことを習い事として、勉強させてあげることでより勉強に身を入れることもできるようになるかもしれません。