数学が苦手という中学生のお子さんは多いです。
80点以上や70点台後半であれば、まず問題はないでしょう。
でも、60点台周辺となると、通知表の評価も悪くなってしまいますので心配ですね。
しかし、こういう子でも段階を踏めば、70点台前半・後半、80点台、90点台と確実にステップアップしていけます。
今回は、数学の定期テストで点数をあげる方法について解説していきます。
目次
中学生が数学のテストで点を取るために絶対にすべき6つのこと
1.数学のテストでは数式を丁寧に書き、ケアレスミスをなくす
これは、60点台周辺の子に見られがちな事なのですが、へたに暗算をし、計算を1間違えたり、プラスとマイナスの符号を間違えたりという実に勿体ない間違いをしている場合が多いです。
配点3点の計算問題でも、5問間違えたら、もう-15点です。
こういうミスが多い場合は、一段階ずつ、丁寧に数式を書くクセをつけます。
一度に移項や約分をせず、少しずつ解いていく練習をします。
それでは、書く式の量が多くなって、逆に時間がかかるのでは?と思うかも知れませんが、急がば回れです。
正しいやり方で地道に正しく解く練習の先に、正しい暗算があります。
2.数学は繰り返し!地道なトレーニングで解くスピードをあげる
点数が足りない大きな理由に、「時間がなかった」という事があります。
ゆっくり解きすぎで、全く手を付けられない問題が発生してしまうのです。
これは、「スピード不足」が原因です。
計算のスピードを早めるためには、難易度が簡単~中くらいの計算問題を多く解きましょう。
とにかく量を解くことで、解法のパターンが身体に染み付き、スピードも上がっていきます。
横着はしてはいけません。
料理人さんが経験を積むごとに、手さばきが早くなっていくのと同じ感覚です。地道な努力が、スピードを上げていきます。
3.中学生の数学は暗記科目!教科書に出てくる「語句」を丸覚えする
最近のテスト傾向で見られるのが、「知識」を問う問題です。
教科書の各単元の初めに出てくる「○○を△△という」という日本語の部分。重要語句が太字で書かれている部分です。
この部分は必ず出題されますので、チェックペンなどを使い、完全に覚えるようにしましょう。太字周辺の太字でない部分も出題されます。
はっきり言って、知らなくても何ら問題のない語句も出題されます。
でも、テストに出るので丸暗記してしまいましょう。
覚えれば取れる問題ですし、「知識の問題」だけで配点が20点くらいある場合もあります。
落とすのは、非常に勿体ないです。
4.数学のテストでは配点が大きい文章問題を取る
中学生の数学テストの最後に来るのは、目玉となる文章問題です。
出題される問題は、必ず教科書に載っている例題や類題に似たものです。
式と解答でそれぞれ配点が付く場合が多く、合わせて10点くらいの配点となり、落とすとかなりのダメージとなる問題です。
ただ、配点は大きいですが、文章問題が全てではありません。難易度の低い上述の①~③の問題を確実に取る方が、対策としては優先事項です。
5.中学生が数学の文章問題で点数を取るコツ
教科書の例題をまず完全に理解し、「章のもんだい」「まとめのもんだい」そして、学校指定のワークに出てくる似通った問題を全部解きます。
例題を良く見て、「○○を□□とする」とか、「・・・であるなら、×××であるから」などの言い回しを同じようにできるようにします。
数学を解く時に、この日本語の部分はとても重要なのです。採点する先生が、その子がどのように考えているのかを見るのはここです。
数学の問題の一番のキーポイントとなる部分でもあります。考え方のカギとカギ穴ですね。
その単元の一番の山場となるのは、この文章題のところです。
これが解ければ、その単元はマスターできたことになりますよ。また実は、数学の一番楽しい部分でもあるのです。
私も数学者ではないので本格的な事は言えませんが、数式とは本来、自然現象を解明するものであるはずです。
物理などもそうですね。大昔の数学者が、自然現象から導き出したのが公式なのです。
そう考えるとすごいとは思いませんか?
自然現象が数式で表わされ、しかもピタッと解が出る。
こんな数のふしぎを感じながら問題を解いてみると、もっと数学が好きになるかもしれませんね!
6.数学のテストは必ず復習しよう
受けたテストは、受けっぱなしや、ぐしゃぐしゃポイ!ではなく、必ず復習しましょう。
そして、どこで何点落としたかを見直します。
ケアレスミスで何点落とし、知識の問題で何点落とし、時間不足で何点落としたか。
ケアレスミスの部分は、すぐに次回、挽回できるはずですね。知識の問題も覚えれば取れます。
数学のテストは具体的な作戦を立てて高得点を狙いましょう!
いかがでしたか?
ここでご紹介した勉強方を実践したらあとは、「次は何点だ」と具体的に目標を定めるのみです!
60点台の子は、70点台後半なんかはすぐに射程圏内です。
具体的な作戦で、高得点を狙いましょう!がんばってください!