テストになると、全然点数が取れない…、勉強嫌いだから、教えるのも一苦労。そんな悩みを持っている保護者の方、必見です!
小学校教諭を経験した筆者が、お子さんのテストの点数の上げ方、家庭での勉強方法などをご紹介していきます。
次のことを是非参考にして取り組んでみてください。
目次
まずは宿題をチェックしよう!
日ごろから、学校からどんな宿題が出されているかをチェックしておきましょう。
ドリルや漢字の練習、自学などを出されている学校もあると思いますが、プリントが宿題に出されていたらチャンスです。
何がチャンスかといいますと、宿題プリントって、学校の先生が毎日印刷しているはずですよね。
つまり、宿題プリントというのは、学校の先生が「ここはできるようになってほしい」「ここはできとかないとまずい」「これは子どもたちが苦手なところだ」と思っているポイントがぎゅっとつまったものなのです。
宿題内容から学校が必要とするポイントが見えてくる
先生たちは、テストの内容をよく知った上で毎日宿題を出しているはずですから、先生がどんなことを子どもたちに要求しているかをよく見抜くことが出来ます。
また、プリントでなくても、学校の先生がどんなところを家でも復習(または予習)してほしいのかが分かりますよね。
それらを把握しておくのとおかないのでは、大きな違いです。
学習場所を見直そう
家庭学習をする上で今、お子さんはどこで勉強をしていますか?
子どもの部屋、リビングなど、いろいろな場所が思い浮かびますが、どの場所が子どもにとっては一番集中できる場所なのでしょうか。
以前は、子どもの部屋で集中して勉強をさせる、という家庭が多くありましたが、最近では、家族の目の届くリビングやキッチンのそばなどで勉強をする子供が多くなってきています。
子どもは、すぐそばに誰かがいるという安心感、分からないときにすぐに聞けるような場所にいることで、集中して勉強ができると言われています。
筆者は、子供の頃、自分の部屋で勉強をしていましたが最後まで集中できたためしがありません。(笑)
1人でいると、家族が何をしているか気になったり、他のものに気を取られて勉強が進まなかったりするので、出来れば家族の目の届くところで勉強させることをおすすめします。
暗記が苦手!暗記を克服する勉強方法
暗記系(主に社会)が苦手な子も、たくさんいると思います。
暗記が苦手な子どもたちに共通して言えることは、意味を理解していないということ。
言葉だけにとらわれて、その意味やイメージを全くつかめていなければ、ただの無理やり頭に言葉を詰め込む作業にすぎません。
その作業だけですと、いくら頑張って詰め込んだとしてもすぐに忘れてしまいます。
まずはその言葉や文章の意味を理解しているか確認してみてください。
これまで全く暗記系の勉強ができなかった子も、意味の理解を一緒にしてあげるだけで、ぐんと伸びる子もたくさんいます。
漫画やアニメを活用してみよう
それでもやっぱり頭に入ってこない…という場合は、アニメや漫画を活用するのも一つの手です。
動画サイトで簡単に歴史や実験などのアニメが観られますし、本屋さんに行けば、子どもたちが好むイラストで描かれた歴史の漫画がたくさんあります。
もちろん、歴史だけでなく、図鑑や面白いドリルなど、大人でもやってみたくなるようなものがたくさんあふれています。
机に向かうだけの勉強ではなく、楽しめる学習法を少し取り入れるだけでも、ずいぶんと学習意欲も上がります。
文字が苦手な子は、映像や体験で身につくことも多いですから、是非色んな学習法を試してみてください。
テストで点数がふるわなくてもとにかくほめる!
子どもが「勉強嫌い!」と言う原因は、「わからないから」だけではありません。
「わからないと怒られるから」「できたためしが少ない、または無いから」というのも、勉強を嫌う原因の一つです。
子どもが勉強に取りかかろうとしたら、まずその時点ですかさずほめてあげましょう。
「勉強するの?やる気があっていいね!」「すごい!自分からやろうとするなんてえらい!」など、何でもいいですから、とにかくほめてあげましょう。
また、少しでも前より出来ていたり、一部でも正解していたりしたら、「前より良くなってるね!」「ちょっとずつ覚えてきたね、成長したね!」などと声をかけてあげましょう。
年頃の子どもは、素直に喜びを表情には出さないかもしれませんが、心の中では大喜びです。
出来ないことではなく、出来たことに目を向けてあげよう
『できていないこと』を見つけるのではなく、どんなに小さなことでもいいので、『できたこと』を見つけて、すかさずほめてあげてください。
子どもの学習に対する意欲はぐんと上がり、苦手意識もふっとんでしまうかもしれません。
家族からの賞賛や励ましの声かけは、子どもにとっては絶大な肥料となるのです。
問題の意味を読み解くためにも本を読もう!
本を読むことで、子どもの想像力、表現力、読解力が鍛えられます。
そもそも読解力がないと、問題の意味すら分からないので、問題が解けるはずがありません。
そして読解力はあるのに、問題をしっかりと読まずに解いて、もったいない間違いをしちゃう、なんてことがよくあります。
そんなお子さんには、問題文の大切なところに記号をつけさせたり、線を引かせたりするのが効果的です。
ただし、不必要な記号や線はつけさせないようにしましょう。
まとめ
学校のテストで100点を目指すための家庭学習方法についていかがでしたでしょうか?
お子さんの学校で、どんなことを求められているかを把握して、いかにやる気を出させるか…やらせ方ひとつ変えるだけで、子どもは想像を超える力を発揮します。
自分に合った勉強法は、一人ひとり異なります。是非この記事を参考に、お子さんに合ったコツや勉強法を一緒に探してみてください。