中学受験を選択し塾へ通い始めたものの、親の気持ちはなんとなくモヤモヤ・・・という気持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
中学受験は「親子二人三脚」で進んで行きます。
その道のりの中で、受験生はもちろんですが親も様々な葛藤があることでしょう。
ここでは我が子の中学受験の体験を通してアドバイスが出来たらと思います。
目次
中学受験を選択する親の悩み
中学受験率が低い(受験する子が少ない)小学校に通っている場合、親は「受験させることは正しい選択なの?」と受験自体の是非に悩むことがあります。
中学受験の是非の悩み
毎日の生活の中で、子どもは「放課後に校庭集合ね!」と遊ぶ約束をする楽しげな友達を横目にトボトボと下校します。
「今日ウチでゲームしない?」といったお友達の誘いも断って塾へ通います。
ある程度塾に通っていると塾の中で他の小学校のお友達もでき始め新しいコミュニティを楽しめますが、日々小学校と塾のスイッチ切り換えは難しいところです。
もともと家で過ごすことが好きなお子さんも、好きなゲームや読書、テレビの時間を大幅に削減することになります。
今の時代、子供には勉強に集中できない誘惑がいっぱいです。
そんな生活が続くと子どもはストレスが溜まり、親としては遊び盛りの子どもを思い切り遊ばせてあげられないことに罪悪感を覚えることもあり、「受験させることは正しい選択なのだろうか?」と悩んでしまう訳です。
中学受験に失敗するかも知れないという悩み
こんなに頑張っているのに、もし望んだ結果を掴み取れなかったら・・・。
不合格になってしまったら今までの努力はなんだったんだろう、犠牲にしたものは無駄だったの、、、という悩みも出てきます。
中学受験に向いていないかもという悩み
中学受験率が高い(受験する子が多い)小学校に通っている場合、なんとなく周りの雰囲気もあって受験することにしたけれど、ついお友達と成績を比べてしまう。
子どもからテストの点数や偏差値などの情報が入る度に気持ちがモヤモヤしてしまう。
成績の伸び悩みの壁にぶち当たり、「そもそもこの子に中学受験は向いていないのかも」という悩みに繋がっていきます。
子どもの人生の分岐点、何が正解なのか見えないことが多い中で決めていくことです。
その意思を貫くには多くの時間・手間・お金をかけることになる受験です。
日々悩んで当然なのだと思います。
中学受験をする親に必要な心得
中学受験をしたいと言い始めたのはお子さんでしょうか?親御さんでしょうか?
ご家庭によって様々だと思いますが、最終的には親子で納得して決めたことでしょう。
親御さんにとっては日々のお弁当や送迎、経済的な負担なども考慮の上の決断のはずです。
親の心得で一番大切はこととは?
さて、中学受験を決めた親の心得で一番大切なことはなんでしょう?
我が家では「決めたらブレないこと!」だと、実際に経験して思いました。
前述したこと以外にも親子ともに様々な葛藤があります。しかし親がブレたら子供は少なからずその影響を受けます。
例え子供がお友達の誘いに負ける時があっても、例えテストの点数が悪くても、例え家庭学習をサボっても・・・。
親は中学受験に向かうスタンスを変えないこと
以前、勉強をサボる子供の姿に思わず「もう受験やめる?!」と激しい口調で言ってしまったことがあります。
その直後から子供のテンションが一気に下がったのがわかりました。
子供も「本当はやることがある」「本当はやらなくちゃいけないんだ」という気持ちを持っています。
我が家の場合、「受験をやめる」という選択肢を認識させてしまうのは逆効果だったようです。
その後もサボりたい時や目先の誘惑(お友達からの誘いやTV、ゲームなど)に負けそうになると、「受験やめようかな・・・」なんてつぶやくこともありました。
それをイチイチ真に受けて「やる気ないの?」「やめるの?」とメクジラを立てず、「そういう気分の時もあるよね」って流してあげることも必要です。
中学受験を辞めるかどうかの決断
本当に受験をやめなくてはいけない状態というのは、自然にわかると思うのです。
「我が子は中学受験をしない方が正解」と判断できる時が来たら、その時は親がスタンスを変え、受験をやめるべきかを塾の先生や親子であらためて相談し、決断をする時なのではないでしょうか。
我が子の中学受験に必要な親の心得のまとめ
中学受験を途中でやめるということももちろん一つの選択肢であり、決して人生の挫折ではない、ということは頭の片隅に置いておきましょう。
そして、普段は受験に向けての気持ちをブレずに持ち、前向きに。
一つ一つのテストの結果で一喜一憂は禁物ですが、内容が良かった時はいっぱい褒めてあげましょう。
テスト以外でも頑張りを認めてあげましょう。
受験で悩むこともたくさんあると思いますが、できればいつも太陽のように明るいお母さんでいられるといいですね。
[…] via:chi-vi.com […]