中学受験で成績が伸び悩んでいる時の対策!子どもがすべきこと、親ができること

成績が伸び悩んでいる小学生

毎日の受験勉強を頑張っているのに成績が思うように伸びない。

計画通り勉強しているのに、見合う結果が出ない。

中学受験を目指す子どもが成績の伸び悩みという「壁」に直面すると、子どもは自信を無くし、せっかく続けていた受験勉強のモチベーションも下がってしまいがちです。

見守る親も心配が募りますが、困ったときこそ、親が子どもを上手に誘導し、サポートするときです。

そこで今回は、2人の子どもの中学受験を経験した筆者が、中学受験勉強で成績が伸び悩んだときに子どもがすべきことや、親ができることをまとめてみました。

中学受験!成績が伸び悩む壁に直面してしまったらどう乗り越える?

中学受験では成績が伸び悩むという「壁」に直面するお子さんは少なくありませんが、実際に自分がその状態に陥ると、自信や受験勉強へのやる気をなくしてしまったり、受験自体を止めてしまおうかと考え込んでしまうことすらあります。

見守る親も、我が子の落ち込んでいる姿やイライラしている姿に、心配や焦りが募るばかりです。

しかし、成績が伸び悩むことは、中学受験勉強をしているほとんどのお子さんが経験すること。

まずは、中学受験では、勉強をしていても常に成績は上がるわけではなく伸び悩むことはよくあること、ときには下がることすらあることを親子で心に留めておきましょう。

そして、成績が伸び悩んできても、自分は成績が上がらないのに塾友は成績が上がっている場面に直面しても、「中学受験にはこういう時期があるらしい」と大きく構えていてください。

親はできる限り冷静に原因を見つけ出しましょう

大切なのは、成績が伸び悩んでいるときにも、親はできるかぎり冷静にいること、そして、お子さんが受験勉強を継続できるように励まし続けることです。

中学受験の受験勉強をしているのに成績が伸び悩むには、原因があります。

まずは、学習方法やスケジュール、お子さんの様子をこれまで以上に注視して、原因と考えられることをいち早く見つけたいものです。

同時に、成績が伸び悩んでいることで自信や受験勉強へのやる気をなくしているお子さんには、できるだけ早く気持ちを浮上させ、受験勉強に集中してもらわなければなりません。

それでは、次からその具体的な方法をご紹介します。

中学受験!成績が伸び悩んだとき~子どもがすべきこと

中学受験において成績が伸び悩む原因は色々ありますが、案外「基本」がしっかり定着していなかったため、その後に出てくる応用問題や複合問題が解けなくなったというケースが多いものです。

そこで、成績が伸び悩んできたら、お子さんにはまず「基本」に立ち戻って自分の理解度をしっかり確認し、できるところを再確認することで自信を取り戻してもらいましょう。

困ったときは「基本」に戻る

勉強は「基本」がとても大切です。

もちろんこれは中学受験の勉強に限ったことではありませんが、中学受験生のように毎日学校や通塾に忙しい中、常に先へ先へと勉強を進めることやレベルアップを目指していると、より先の、より難しい問題を解くことに注意が向き、「基本」は一度でも解けたら良しとして、駆け抜けてしまうお子さんも少なくありません。

ですが、「偏差値的には基本問題を解くようなレベルではないはず」のお子さんでも、実は「基本」がしっかり定着していなかったために応用ができず、だんだん問題が解けなくなってきた!なんてケースも案外多いのです。

そこで、中学受験の勉強を始めたら「分からなくなったり、解けなくなったりしたら基本に戻ること。その勇気をもつこと。」を親子で繰り返し確認しておきましょう。

難しい問題を解いていたのに簡単な「基本」に戻るのは、子どもと言えども少なからずプライドが傷つくものです。

しかし、前もって伝え続けておけば、お子さんの“プライド”を傷つけることを最小限に抑えられ、成績の伸び悩みを脱する1つの手段だと割り切って取り組みやすくなります。

そして、実際に成績が伸び悩んできたら、お子さんには「基本」に立ち戻ってもらいます。

例えば、算数で発展問題レベルを解いていた子でも、練習問題や基本問題を解き直す。

そうすることで「基本」の定着を再確認し、定着していなかった「基礎」はそこで定着させることができますし、成績が伸び悩んでいる原因を知るきっかけになるはずです。

できる問題で自信を取り戻す

勉強しているのに成績が伸び悩んでいるときのお子さんは、本人なりに悩み、自信を無くしています。

自信がなくなると、勉強意欲も失せ、受験へのモチベーションも下がってしまいます。

また、例えば算数の図形がなかなか解けないだけなのに、「算数(の全て)ができない」、ひいては「全部の成績が下がった」「全部できなくなった」と思いこんでしまうのも、子どもにありがちな傾向です。

そんなとき、必要なのは「自信」を回復することです。

「自信」回復の特効薬は、本来は「成績が上がること」ですが、「伸び悩み時期」にそれはすぐには期待できませんよね。

そこで、これまで できていた問題を解き直して「出来る」ことを実感し、自信の回復に繋げていくのも一考です。

これは実際に我が家でも行っていたことですが、できていた問題を解き直しすると「全部ができなくなったわけではない」ことが分かり、また「この問題(レベル)までは出来る」ことが再認識できます。

子ども自身も「もう少し〇〇をすれば次のレベルの問題が解けるかな?」と気持ちが上向きに変化し、成績が伸び悩む苦しい期間も勉強を継続することができていたようです。

ただし、できていたはずの問題が解けなくなってしまった、なんてことも、長い受験期間にはありえます。

そのときは、親子でひとつひとつ丁寧にどこが間違っていたのか、どこまでできていたのかを確認し、完答できるまで解き直しをしましょう。

成績が伸びる子と伸びない子

子供の成績が伸び悩んだとき~親ができる具体的なこと

中学受験の勉強をしているのに成績が伸び悩んでいるお子さんは、自分自身のことであるにも関わらず、その原因が分かっていないことが多いです。

そんなお子さんのために親ができることは、成績が伸び悩んでいる原因を突き止めること、落ち込んでいるお子さんの気持ちに寄り添うこと、そして自信を回復して受験勉強への意欲を取り戻す手助けをすることです。

受験勉強を始める前から「伸び悩み」について話しておく

まず、中学受験を目指すなら、長い受験勉強期間中には勉強しても成績が伸び悩む時期がくることがある、ということを話しておくと良いと思います。

お子さん自身が、「成績の伸び悩みは多くの受験生が経験すること」と、ぼんやりとでも知っておくと、いざ自分の身に起こっても、自分の状況を冷静にとらえることができるからです。

そして、前でも述べましたが、もし成績が伸び悩み始めたときは「基本」に戻って自分の理解度を確認する必要があることや、不調の時を耐えて頑張れるとその後の成績の伸びに繋がることなども前もって伝えておくと、成績が伸び悩んだときの対処法やその後をイメージしやすくなります。

実際にそのような状況に陥っても乗り越えられるようになります。

「伸び悩み」の原因を見つけ出してあげる

勉強をしていても成績が伸び悩む原因は色々あります。

問題の難易度が上がったから、単に苦手な単元が続いた、勉強の仕方に無駄がある、分からない問題があるとすぐ答えを見ている…などなど、その可能性はいくつもあります。

そこで親御さんは、お子さんの様子や勉強の仕方、普段のノートの書き方や成績の推移などをよく注意して観察し、原因をみつけだしてください。

参考に、我が家の子どもたちの例を挙げてみます。

我が家の長女は、答え合わせを全て長女自身がするようにしたときに伸び悩みが始まりました。

丸付けとのきに解答を見てしまうことで、解き直すときに「全てを自分で解答する力」が備わらなかったのでしょうか。

その後、できる限り親が丸付けをするようにしたら成績は回復しはじめました。

一方、次女は字が雑だったり丁寧に書いていなかったために、正解できる漢字が不正解になってしまったり、算数のひっ算の桁を自分で見間違えて計算間違いになることが頻発したのが原因でした。

他にも、お子さんが一人で勉強しているとき時間を守って問題を解いていなかった、実は塾の宿題は解答を丸写ししていた、なんてことも耳にしたことがあります。

原因を見つけ出したら塾の先生に相談をしてみましょう

いずれも、原因を突き止めたら、子どもへの対応の仕方や伝え方について塾の先生に相談してみてください。

成績が伸び悩んでいるときは、子どもの気持ちも落ち込んでいたり不安定だったりしますし、親も冷静でばかりいられないことが多いものです。

もちろん親子間で解決できることもありますが、お互い不安定な状態で無理に解決しようとすると余計な衝突を招き、さらに状況が悪化しないとも限りません。

その点、中学受験のプロであり、多くの中学受験生を見てきた塾の先生なら、伸び悩みの原因とお子さんの性格を冷静に分析して、最適な対応をしてくれるはずです。

全部ができないわけじゃない!できているところをほめる!

「伸び悩み」の原因を見つけるのと同時並行で行いたいのが、お子さんのメンタルケアです。

成績が伸び悩んで「自信」を無くしているお子さんの気持ちを、少しでも前向きに変えるには「共感」と「励まし」が必要です。

「共感」は、勉強を頑張っていたことを認めたり、「勉強していたのに結果がでなかったのは悔しいよね」と、お子さんの思いに寄り添うことが挙げられます。

その後、少し落ち着いたら、「今度のテストはどうしたら出来るようになるか一緒に考えよう」と、解決策を一緒に考えると、親も真剣に応援している様子が伝わり、子どもも前向きになれるようです。

そして、ほめて「励ます」。

字がキレイに書けている、(解答用紙の)空欄が少なくなった、途中式までできていた、良い補助線が引けていた、前に解けなかった問題が解けた、などなど。

成績が伸び悩んでいるときは、“ほめる”要素が乏しいかもしれませんが、全部ができていないわけではありませんよね?

落ち込んで「自信」を無くしているときだからこそ、小さなことでもいいので、前より少しでも成長した点をほめてあげてください。

そうすれば、徐々に「自信」も受験勉強の「やる気」も回復してくるはずです。

中学受験期のスランプ

最後に

中学受験を目指しているお子さんの成績が伸び悩むと、子どもも親も不安や焦りを感じてしまいます。

しかし、長い受験期間には、そういう時期も往々にしてあるものです。

親御さんは、お子さんと一緒になってヤキモキしたりせず、お子さんの気持ちに寄り添い、応援し、励ましてあげてください。

そして、成績が伸び悩んでいる原因を見つけたら、その原因をお子さんに問いただすことなどせずに、塾の先生などに相談して最適な対応を模索してください。