子どもの幼稚園の夏休み、どこに行ってどのように過ごせば良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
40日間以上続く夏休み「気付いたらあっという間におわってしまった」「やりたいことが全く出来なかった」と後で後悔しないためにも、夏休み前から過ごし方のポイントを知ることが大切です。
さまざまな家庭の夏休みの過ごし方を見てきた元幼稚園教諭の目線から、有意義で楽しく夏休みを過ごすためのポイントを紹介します。
親にとって無理なく、子どもにとって楽しい夏休みになるよう、是非最後まで読んで参考にしてくださいね。
目次
幼稚園の夏休み、ママパパのお悩みとは?
長い夏休み、まず始めに考えることは夏休みのスケジュールですよね。
誰と何をして過ごすのか、計画に悩む親御さんが多いようです。
また、1日のタイムスケジュール、習い事、熱中症対策、毎日の献立、お盆休みの外出先など悩みは尽きません。
今回は多くの家庭が抱える悩みに注目して、おすすめの過ごし方を紹介していきます。
夏休みのおすすめの過ごし方!親子で楽しむためのポイント5選
では、具体的にどのように、計画し過ごせば良いのかポイントを5つご紹介します。
各家庭によって、家族構成や生活スタイル、居住地域や親の就業の有無も異なるため、自分に合って無理なく取り入れられるものから挑戦してみてくださいね。
1.やりたいこと、目標を書き出す
ダラダラ過しがちな夏休みを有意義に過ごすために大切なことは、やりたいことや目標を書き出すことです。
夏休みにやりたいこと10個など、個数を決めて書き出す方法でも、思いつくままに書き出す方法でも構いません。
この時に注意したいのが、やりたいことや目標を子どもと一緒に考えていくことです。
「早寝早起きをする」「お手伝いをする」など、生活習慣の目標ばかりを親目線で全て考えてしまうと、子どもが意欲的になれず長続きしない可能性もあります。
「プールに行く」「おばあちゃん、おじいちゃんに会いに行く」など、子ども目線で楽しみにしていることを盛り込みながら、苦手なことに挑戦する、普段は出来ないようなお手伝いを習慣にするなど提案していきましょう。
決めたことは書き出し、クリアしたものはシールを貼る、スタンプを押すなど見える化すると達成感があり、子ども意欲や喜びに繋がるのでおすすめです。
2.全体のスケジュールを考える
やりたいこと、目標を考えた後は、全体のスケジュールを考えてみましょう。
毎日張り切って予定を入れてしまうと、親も子も疲れてしまって体調を崩したり、計画通りに進まずにストレスになったりする可能性があります。
スケジュールには余裕を持たせて、予備日を設けるなど無理のない程度にしましょう。
夏休みは、各施設で夏休みイベントを行なっているところも多く、子どもの興味・関心があるものをいくつかピックアップしてスケジュールに組み合わせていくど、良い思い出作りになるためおすすめです。
3.1日の流れ、起きる時間や寝る時間を決める
夏休みはついつい起きる時間や寝る時間が遅くなりがち。
生活リズムが崩れると、疲れが取れなかったり、体調を崩しやすくなったり、夏休みが終わった後にスムーズに元の生活に戻れなくなる可能性もあります。
夏休みは、早寝早起きをすることが理想ですが、少し遅くまで寝ていたい、ゆっくりしたいという方は普段より少し遅めの時間に設定にして、毎日の起床時間・就寝時間に大きなズレがないように心がけましょう。
夏休みは、花火大会や夏祭り、おじいちゃんおばあちゃんの家に帰省したり、友だちとお泊まり会をしたり、夜型になるような予定もありますよね。
そのような時は、無理に寝る時間を強制せず「今日は特別夜ふかしして大丈夫だよ」と声かけをしながら、特別な日を思い切り楽しみましょう。
夏休みですが、生活リズムを大きく変えないこと、食事や身支度、活動や外出の時間をある程度決めておくだけでも、生活にメリハリがつき、ダラダラ過ごすのを防げます。
タイムスケジュールも同じように見える化し、夏休みのやりたいことリストの側に貼っておくといいでしょう。
4.親子で新しいことに挑戦してみる
長期連休は、何か新しいことに挑戦する絶好の機会です。
など、大きなことではなく、小さなことでも何か一つ子どもにとって成功体験が積めたり、良い思い出作りになったりする機会を作ってあげるといいでしょう。
ペットを飼っている方は、ペットの餌やりやお世話に挑戦する、家庭菜園を行っている方は、日々の水やりや収穫を一緒に取り組むのもいいですね。
幼稚園に行っている期間は日々の生活で手一杯という方も、夏休みは家族で食育や命の大切さを学ぶ時間を設けると、より有意義で学びのある夏休みが過ごせます。
5.幼稚園の夏期保育やプール開放を有効的に利用する
幼稚園によっては、夏休み中に夏期保育を行なったり、プールを開放してくれたりする園もあるでしょう。
登園日として設定されている場合もあれば、自由参加の園もありますが、夏休み期間中の園活動は可能な限り参加することをおすすめします。
その理由としては、子どもが友だちと触れ合い、共に楽しむ時間が持てることや、幼稚園で、夏期保育の特別活動ができること、また休み明けに子どもが園生活に戻りやすくなることが挙げられます。
夏期保育の活動に関しては、幼稚園によって異なるため、通常通りの保育を行う園もありますが、プールや水遊び、泥遊び、また夏祭りごっこなど、特別な活動を用意している園も多くあります。
子どもたちにとって、夏休み中に行く幼稚園は、新鮮で刺激がたくさんあります。
「自由参加だから、行かなくていいかな?」と思っている方も、活動内容などを参考にしながら夏休みのお楽しみの一つとして、ぜひ有効的に活用しましょう。
また、夏休み中に預かり保育を行う園も多いでしょう。
基本的には、仕事をしているなどの理由で家庭保育が出来ない人を対象にしていますが、自由に参加しても大丈夫であれば、様子を見ながら参加するのもいいですね。
久しぶりに友だちや先生と会うことは、子どもにとっても楽しいもの。
休みが長いと夏休み明けに登園を渋ってしまう子も多いですが、定期的に幼稚園に通い、楽しむことで「幼稚園に行きたくない。夏休みが終わってほしくない」といった気持ちも落ち着きます。
園からのお知らせを参考にしながら、夏季保育を有効的に活用しましょう。
まとめ
今回は夏休みの過ごし方について、有意義に楽しく過ごすためのポイントをお伝えしました。
長い休みは親にとって、大変に感じることもありますが、ダラダラしたまま終わってしまった……と後から後悔しないためにもある程度、計画性を持って迎えることをおすすめします。
無理せず、可能な範囲で取り組むのが何よりも大切なので、自分に合った方法、スケジュールで子どもと一緒に過ごす夏休みを楽しみましょう。