小学校入学前に「準備しておきたい物」ではなく「準備しておきたい事」

上学校入学前に準備しておきたいこと

もうすぐ小学校へ入学するお子さんをお持ちの方、ご入学おめでとうございます。

そろそろ卒園準備と入学準備に忙しい頃ではないでしょうか?

入学準備といえば、学習机やランドセル、手提げなどの袋類はすでに準備されている方も多いと思います。

待ち遠しい小学校入学ですが、ここでは小学校へ入学する前に準備しておきたい物ではなく、「準備しておきたい事」を6つお話ししたいと思います。

1.おうちの約束ごとを決めよう

小学生になったら守ってほしい約束ごとを決めましょう。

  • 遊びにいくときにはお母さんに誰とどこで遊ぶのかを伝える
  • 宿題をすませてから遊ぶ
  • 夜○時には寝る

など、なんでもよいので親子で話し合って「おうちの約束ごと」を決めましょう。

約束を守ることを学ばせることができます。

2.おもちゃは片付けよう

すでに学習机を購入したおうちでは、子供部屋が学習しやすいように片付いていることと思います。

この際、今まで遊んでいたおもちゃを処分・・・はなかなかできないと思うので、せめてクローゼット等にしまうか、机からは見えない位置へ片付けましょう。

そうすることで勉強するときには勉強する、遊ぶときには遊ぶというメリハリをつけることができます。

体力のある子供たち

3.自分のことは自分でさせよう

偏差値を上げる勉強法

小学生になる練習として、自分のことは自分でさせるようにしましょう。まずは簡単なことからはじめます。

たとえば

  • 食事のあと食器を片づける
  • 自分で洋服を出して着る
  • 自分の部屋の片づけをする
  • 翌日の持ち物の準備をする

など、できそうなことからやらせてみましょう。もちろん完成度は低くても構いません。

自分のことは自分でするような習慣がつけばよいのです。

自分で準備したりすることで身の回りの物に興味をもち、忘れ物をしなくなります。

とはいっても今はまだ「やったつもり」でOKです。あとで一緒にチェックしてあげるとよいでしょう。

算数を教える小学1年生

4.係り分担を決めよう

小学校では1年生でもクラスの中で係りがあります。飼育係、掲示係、配り係など。

1年生のうちはそんなに大変なものはありませんが、クラスの全員が役割を持っています。この機会におうちの中での係り分担を決めましょう。

ときどきやってくれるお手伝いではなく、おうちの一員として毎日責任をもってやる役割分担をします。

たとえば

  • 新聞や郵便物を運ぶ係
  • ペットにえさをあげる係
  • ゴミを集める係

など、毎日あるけれど大変ではないものを分担してもらうのです。

それはひとつの仕事なので責任感をもたせることができます。

新聞を読む親子

5.親同士のネットワークをつくろう

小学生になると行動範囲が広くなり、いろいろな子どもと遊ぶようになります。

同じ学区であれば知り合いかも?というと都心ではそうでもないことも。

入学してみて初めて会うというお友だちが多いのではないでしょうか?

「○○ちゃんと公園で遊ぶ」とか「△△くんのおうちで遊ぶ」と言われても、相手の子どものお母さんの連絡先も知らないのでは、不安になってしまいますよね?

最近では、個人情報保護法のおかげで学校の連絡網はなくなり、同級生の連絡先ですら何か特別なことでもない限り学校からは教えてもらえません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

学校によってはPTAの校外委員が3月ぐらいに新入生を含めた保護者対象に地区集会を開いています。

そういった機会があればぜひ参加してみてください。

1年生になる前に親同士のネットワークを少しでも広く

入学後は、子どもが遊ぶための連絡にだけではなく、ネットワークが必要なことが他にもあります。

小学校では連絡帳に翌日の持ち物や宿題等を自分で書いて家に帰るのですが、1年生のうちは書き写す時間が足りずに途中で帰ってきたり、書き忘れてくることがあります。

そういったときにもクラスのお友だちの連絡先は知っておいた方がいいと思います。

6.通学路を歩いてみよう

小学校入学前の女の子

小学校へは集団登校もしくはお友だちと、ときにはひとりで下校しなくてはなりません。

通学路を歩いてみると意外に危険な個所があるかもしれません。

車やバイク、または自転車に気をつけなくてはいけないところや、ひとりで下校しているときにこわいことがあったら駆け込めるお店などを事前にチェックしておきましょう。

まとめ

「小学校へ入学前に」を6つお話ししましたが、いかがだったでしょうか?

小学校が幼稚園や保育園と異なる点は、毎日勉強することや自分のことは自分でしなければならないことです。

少しさみしい気もしますが、自立への小さな第一歩をサポートしてあげましょう。