東京大学教育学部附属中等教育学校の気になる倍率や偏差値、合格のために必要なこと

東京大学教育学部附属中等教育学校の校舎

東京大学教育学部附属中等教育学校は、東京都中野区にある国立の中等教育学校です。

今回は東京大学教育学部附属中等教育学校の受検予定者なら知っておきたい、学校の特色や検査内容、倍率などをご紹介していきます。

東京大学教育学部附属中等教育学校の特色

東京大学教育学部附属中等教育学校では、「協働」をキーワードとして教科の学習の連携が行われ、「ことばの力」「論理の力」「身体・表現の力」「関係の力」「情報の力」の5つの力の育成が教育目標とされています。中等教育学校の形式のもとで、中学校に相当する前期課程(1年~3年)、高等学校に相当する後期課程(4年~6年)に分かれます。

東京大学教育学部の研究学校として様々な研究活動が行われ、近年では新しく「探求的市民科」「情報・技術科」「生活デザイン科」という新教科も設定されました。

また、東京大学教育学部の附属学校として、東京大学総長や副学長の特別授業、教授による講義なども行われています。

さらに、ふたごの研究が長年行われており、双生児の募集枠があります。12割の入学生はふたご及び三つ子となっていることが特徴です。

(各クラスで7人前後が双生児の生徒となりますが、双生児の兄弟姉妹は同じクラスにはなりません。)

学校の沿革

1948年に東京大学附属中学校が発足し、1951年に教育学部に移管され、「東京大学教育学部附属中学校・高等学校」となりました。

2000年には中等教育学校に移行し、「東京大学教育学部附属中等教育学校」となっています。

施設

主な施設は、本校舎、総合教育棟、体育館(プール・武道場・アリーナ)、グラウンド(野球場・サッカー場など)、テニスコート、中庭などのほか、OA教室、多目的室、図書館、美術室、DeAL教室、音楽室、工芸室、化学実験室など、多方面で充実した施設環境が見られます。

進学先

2020年度の進学実績を見ると、千葉大学2名、東京都立大学2名、早稲田大学7名、慶應義塾大学3名、上智大学2名といった実績が見られます。

学校周辺の環境

  • 京王新線幡ヶ谷駅から徒歩15分
  • 東京メトロ丸の内線中野新橋駅から徒歩10分
  • 都営地下鉄大江戸線西新宿五丁目駅から徒歩15分

また、新宿駅や中野駅からバスでアクセスすることもできます。

停留所は、新宿駅から行く場合は「東大付属」と「南台一丁目」、中野駅から行く場合は「南台交差点」になります。

東京大学教育学部附属中等教育学校の受検情報

東京大学教育学部附属中等教育学校の入学検査は、単なる学力検査ではなく、総合的な知識、体験、実技などによる適正検査、作文、実技によって行われます。

推薦選抜

選考日

第1次選考(書類選考):20211027(水)~114(木)

第2次選考:20211219()

募集人数

男子約15

女子約15

推薦選抜には一般児・双生児それぞれの募集枠は設けられていません。

検査内容

  • 書類選考(第1次選考)
  • 適性検査と面接(第2次選考)

一般選抜

選考日

202223日(木)

募集人数

男子約45

女子約45

推薦選抜で不合格になった場合でも受検できます。

検査内容

  • 適性検査
  • 適性検査
  • 実技

実技では、文章の指示を読んで作図・作成、音楽を聴いて回答・図面等を作成、音声の指示を聞いて作図・作成、といった内容が過去に出題されています。

過去問

東京大学教育学部附属中等教育学校の偏差値と倍率

偏差値

東京大学教育学部附属中等教育学校の偏差値は、80偏差値でみると男子が50、女子が52となります。

倍率

2021年度推薦選抜の検査結果より倍率は次の通りです。

受検者 合格者 倍率
男子 246人 15人 16.4倍
女子 262人 17人 約15.4倍

2021年度一般選抜の一般児の検査結果より倍率は次の通りです。

受検者 合格者 倍率
男子 205人 35人 約5.9倍
女子 200人 41人 約4.9倍

2021年度一般選抜の双生児の検査結果より倍率は次の通りです。

受検者 合格者 倍率
男子 17組 5組 3.4倍
女子 18組 1組 18倍
異性 6組 0組
三つ子 1組 0組

東京大学教育学部附属中等教育学校の入学後の学費

前期課程(中学生相当)は入学金や授業料はありませんが、行事費や教材費などの学年費はかかります。

1年生では約28万円とされています。

東京大学教育学部附属中等教育学校合格のために必要なこと

東京大学教育学部附属中等教育学校の検査は、国語や算数といった試験科目ではなく、作文などを含んだ適性試験や実技によって行われます。

もちろん適性検査の中には、一般的な科目となる国語・算数・社会・理科の内容も含まれますが、規則の問題や資料の読み取りなど、特殊な形式の問題が出題されることもあります。

作文も含め、特殊な問題は慣れが必要ですので、4科目の知識をつけたうえで、過去問や似た傾向の問題に多く触れ、実力を伸ばしていくことが重要です。

また、実技は、文章や音声の指示に沿って作図などを行う形式のため、体育による実技ではありません。こちらも過去問をチェックし、数多くの問題に触れて対策を進める必要があります。

このように、検査内容が特殊なため、まずは過去問からきちんと傾向を把握しなくてはなりません。倍率も高めに推移しているので、なるべく早い段階から傾向に合わせた対策を行い、他の受検生と差をつけることが重要です。

また東大生が教えてくれる専門塾もありますので、そういった塾を活用するのも良いかもしれません。