家庭の事情や子どもの成長、時には子どもの受験等も視野に入れ、“義両親と同居”をしながら子育てをしているママも多いかと思います。
祖父母と同居をしていることは、たしかに子どもにも「大人の目が多く皆に見守ってもらえる」・「さまざまな立場の大人から多くのことが学べる」などのメリットもありますよね。
しかし、よほどうまくいっている場合を除いては、祖父母(義両親)との同居にストレスを感じているママは多いのではないでしょうか。
今回は、きれいごとや建前だけではスッキリしない、「祖父母との同居に悩んだ際にママができること」を考えてみましょう。
嫁姑トラブルは子どもにも影響が!ママは我慢ばかりしなくても良い!
祖父母との同居で悩むママは、「パパが悩みを理解してくれない」ということが一番の悩みである場合も多いです。
- 嫁姑が不穏な空気になったり言い合いが始まったら、関わらないようそっと部屋を退出したり、必要以上に帰宅が遅い日が多い
- 「なぜ母さん(姑)の言うことを聞けないんだ」とママを一方的に責める
このようなケースが、ママをより孤立させてしまっているのですね。
しかし、この両者の不和は、当事者だけの問題ではありません。
合わない教育方針や不穏な空気は、大切な子どもにも影響してしまいます。
子供のためにも、ママはこのことを一人で抱え我慢し続ける必要は無いのです。
もちろん「子供のためと考えて、すべてを祖父母の言いなりになる」そんな必要もありません!
パパに重要さを理解してもらうためには
パパがママの相談に煙たい顔をする場合には、以下のような理由も考えられます。
- 自分(パパ)の両親の愚痴ばかりを聞かされる
- パパの意見は聞こうとしてくれない(一方的に愚痴を言われる)
- 仕事で疲れている時に話が長いのがつらい
- 子どもの前で愚痴や人の欠点ばかりを言っている姿を見せるのがイヤ
できるだけパパにスムーズに話を聞いてもらえるよう、気持ちや要点を整理しつつ、「大切な話」として聞いてもらうことがまずは大切です。
大変だけれど、今後の家族の在り方を考えていくために
これらを踏まえ、パパに話を聞いてもらう際には、以下の方法がおすすめです。
- 時間と場所を考える(ゆっくり時間が取れる日に、夫婦だけで話せるのが理想)
- 「何がつらいのか」・「どうしたいのか」を具体的に述べる(「お義母さんたらいつも文句ばっかり…」といった曖昧な言い方は極力避ける)
- パパにしてもらいたいことを具体的に述べる(「その場から去らないでほしい」・「祖父母にパパから“ママはきちんと専門家に聞いたり調べて育児をしているから”等と伝えてほしい」など)
- 「この問題は子どもにも関わる」という問題意識を持ってもらえるよう、ママの視点から家族としての問題点をきちんと伝える
- 感情的にならず冷静に話すこと、パパの意見も聞くことを終始心がける
気持ちと要点を整理してパパに相談をしましょう。