子どもがご飯を食べてくれない!と頭を悩ませていませんか?
食がなかなか進まないと心配になってしまいますよね。子どもがご飯を食べてくれないのはなぜでしょう?
もともと食が細い子もいますし、お腹が空いていない、ご飯に集中できる環境が整っていない、など原因は様々です。
せっかくつくったご飯、子どもにはたくさん食べて欲しいですよね。
そこで、ご飯をおいしく、もりもり食べてもらうための5つの工夫をご紹介します。
1.空腹な状態でご飯を食べさせる
お腹が空いていないと食欲はわきません。
感覚のするどい子どもはお腹が空いたと感じなければ、大人以上に食べたいと思う気持ちが薄れてしまいます。
ご飯の前におやつをたくさん食べていませんか?おやつの時間をきちんと決めて、それ以外は食べないようにしましょう。
水分補給もお茶やお水が望ましいです。
また、おやつは補食ととらえ、お芋をふかしたものやおにぎり、くだものなど、ご飯で取れない栄養がとれるようにしましょう。
食が進まなければ、かぼちゃやバナナ、りんごなどのパウンドケーキなどをつくるのもおすすめです。
2.食べやすい大きさと完食できる量を盛り付ける
食べ物の大きさは、食べやすい大きさにカットしてあげるといいです。
ご飯も小さなおにぎりをいくつかにぎってあげると食べやすくなります。
また、完食できる量を盛って、全部食べられたという達成感を持たせることも大切です。
年齢によって食べたい量の目安がありますが、その子の食べられそうな量を盛りつけてあげましょう。
もともと食が細い子もいますので、元気に成長しているのなら、食べる量はあまり神経質にならずに見守りましょう。
ある時からぐっと食べるようになる子もいます。食べられるようになってきたら、徐々に量を増やしていくといいです。
3.楽しい食卓にする
子どもが食べてくれないと、「早く食べなさい」「いつまで食べているの」「残さず食べなさい」など怒ってしまいがちです。
しかし、そこはぐっとこらえて、子どもが“食べることは楽しい”と思えるような食事の時間を過ごしたいものです。
食事の時間に怒られてばかりいると、食事に対してネガティブなイメージがついてしまい、ますます食べることが苦手になってしまいます。
また、子どもが食事に集中できるよう、テレビは消して、会話を楽しみながら食卓を囲みましょう。
4.一緒に料理をする
食事の支度を一緒にすると、食に対する興味が増し、食べることに前向きになれます。
野菜をちぎる、包丁で切る、餃子や春巻きを包むなど、年齢に応じてできることを一緒にやってみましょう。
パンやピザの生地を一緒にこねることも、粘土遊びのようでおもしろく、小さな子でも楽しめるのでおすすめです。
子どもと一緒につくるのは時間もかかりますし、形が不格好になってしまうかもしれません。
しかし、一緒につくって食べることが目的です。あまり細かいことは気にせずに、子どもとご飯づくりを楽しみましょう。
5.いろいろな食材、調理法、味付けを試してみる
食べないかなと思ってもとりあえずいろいろな食材や味付けを試してみると、意外とこんなものが好きなのかと発見があるかも知れません。
例えば、同じ野菜でも調理法で触感が変わるので、ジャガイモを煮たものは食べられなくても、焼いたものだと食べられたりします。
同じ味のふりかけでも、メーカーが変わると嫌がったりと、それくらい子どもの舌は敏感なのです。
お出汁をきちんととってみるなど、丁寧なご飯づくりを心がけてみるといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
食べられないからといって怒ったり叱ったりするのではなく、子どもとの食事を楽しみながら少しずつ食べられる量や種類が増えていくといいですね。
何も食べられないとかわいそうだからといって、お菓子や子どもの好きな物ばかり食べさせるのはよくありません。
規則正しい生活を心がけ、外でたくさん体を動かし、食事の時間にはきちんとお腹が空いているようにしてあげましょう。
行事のときには行事食をとりいれたり、お天気のいい日はピクニックをしたり、たまにはいつもと違う食卓を演出してみてもいいですね。
ぜひ子どもと一緒に親も“食べること”を楽しんでみてください。