中学受験に関わらず、子供のゲームとの付き合い方に悩むご家庭は多いものです。
今回は、中学受験をする中で子どもも親も、ストレスなくゲームと付き合う方法を考えていきましょう。
目次
なぜ子どもにとってゲームが楽しいの?
親にとってゲームは、子どもから遠ざけたいものと感じる方も多いでしょう。
しかし、子どもの楽しみならば、親でも奪うことはできないはず。
なぜ、子どもにとって、ゲームは楽しいのか。一度じっくり考えてみませんか?
純粋にゲームが楽しいから
ゲームソフトは、人間の心理を研究し、飽きられないよう、工夫して作られています。ゲームの難易度が上がるにつれて、楽しみが増えていったり、成功体験ができたり。
また、ゲームの中には、現実世界にはないような魅力的なストーリーがあったりもします。子供が、ワクワクするはずです。
親にも、いろいろな楽しみがありますよね。ゴルフであったり、カラオケであったりと楽しいと思う理由はいろいろあれども、ただ純粋に楽しいという感覚もあるはずです。
楽しみがある生活は、大人も子どもも、イキイキとするはずです。
ゲームを通して友達の輪が広がる
同じものが好きだと、親しみを感じます。小学生の子どもでも同じではないでしょうか。
ゲームの話題が合えば、クラスが違っても、すぐに友達になれたり、塾で、学校が違っても仲良くなれたりもできます。
同じゲームが好きということが分かれば、友達の輪が広がるきっかけになりますし、話題も絶えないはずです。
ゲームを通じて、友達になるきっかけが見つかり、同じ話題で盛り上がれることは、ゲームの魅力のひとつでしょう。
ストレス解消になる
子どもは朝から夕方まで、学校で過ごし、それから塾もある。時間に追われるように過ごす日だってあるでしょう。
学校でイヤなことがあった、友達と言い合いになった、先生に叱られた。子どもにも、さまざまなストレスがあります。
親には言わないけれども、いろいろな感情を抱えて生活していることでしょう。
そんな時、ゲームを楽しむことが、ストレス解消につながることもあるはずです。
友達から教えてもらったやり方を試してみたり、うまく操作できたら自慢したくなったり。
ゲームをすることで、イヤなことから解放され、明日への楽しみにつながる力をお子さんは感じているかもしれません。
中学受験生とゲームの上手な付き合い方!
何かとストレスの多い受験生活。
ゲームとの付き合い方を上手にコントロールすることで、受験のストレスを上手に解消できるのならば、利用しない手はないのではないでしょうか。
具体的にどう付き合えばいいのか、考えていきましょう。
ゲームを親子共通の話題にしてみよう
親は、ゲームに関心がないという場合が多いかもしれません。
「どのゲームが一番好きなの?」「今、どんな展開なの?」と、親の方からゲームの話をしてみませんか。
自分の好きなものを認めてくれると、子どもはうれしいものです。
親が認めてくれると、きっとお子さんのほうから「欲しかったアイテムが手に入った!」、「やっとクリアできた!」など話をしてくるはずです。
親子間のコミュニケーションがうまくいくと、ゲームの時間の守ろうとする、主体的な気持ちが子どもにうまれる、ということが期待できます。
ゲームをする時間は、子ども主体で決めてもらおう
学校から帰って、おやつを食べながら好きなゲームをする。
子どもにとっては、とても気の休まる時間ではないでしょうか。
逆に、先に宿題を済ませてから、楽しみのゲームはあとに取っておきたい、という子もいるでしょう。
いつ、どのくらいゲームをするのか、親子でしっかりと話し合い、お互いに納得した上でのルール作りが大切です。
自分で決めたことを守る。それは、受験に関係なく大切なことです。子ども主体で、ゲームの時間を決めてみましょう。
ゲームのやめどきは子どもに決めさせる!自分から行動する力を育てる機会につなげよう
ゲームのやめどきを、子どもが自分で決められるようになると、親としてはうれしいものです。
やめる時間が来たら、自分からやめようとしているか、一度見守りましょう。
ルールを守れないときも当然出てくるはずです。そんな時、親の叱り方が大切です。
頭ごなしに叱っても反発するだけ。
日頃からコミュニケーションが円滑ならば、注意を促すだけで行動してくれるはずです。
お子さん自ら自発的にやめるときを待ちましょう。
自分が納得した上でゲームをやめる、という主体的な気持ちが育つのを期待したいものです。
誰かに言われたから行動する、ではなくて自分から行動しようとする。ゲームをやめるときも、そんな力を育てるいい機会になります。
たまにはゲームを親子で楽しんでみませんか?
将棋やオセロなど王道のゲームから、パーティーゲーム、フィットネスゲームまで、家族で楽しめるものがたくさん揃っています。
受験勉強の息抜きに、お子さんを誘ってみてはいかがでしょうか。
ただ、受験勉強とゲームと目を酷使してしまいます。
家族で、遠くを見る習慣をつけるなど、視力を落とさない工夫を忘れてはいけませんね。
受験生活でのゲームは付き合い方次第!
世間ではゲームを、悪者にしてしまう風潮がありますが、上手に利用することで、時間管理の練習ができたり、親子のコミュニケーションにも、活用することができます。
ゲームは、付き合い方次第です。
ゲームの楽しみを奪うことなく、受験勉強にもしっかり取り組めるよう、親が上手にゲームとの付き合い方に目配りをしていきたいものです。