「ママ友がなかなかできなくて困っている」「ママ友とのトラブルを回避する方法を知りたい」など幼稚園でのママ友付き合いでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ママ友は、気軽に情報交換ができて困った時にも助け合える頼もしい存在ですが、中にはトラブルになることもあります。
ママ友問題で悩まないためにも、上手な付き合い方や距離感などを知っておくことは大切なことです。
今回は、元幼稚園教諭の目線から幼稚園でのママ友との付き合い方について詳しくお話します。
ママ友の作り方から、トラブルの回避方法まで幅広くお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで、よりよい関係作りの参考にしてくださいね。
目次
幼稚園・保育園でママ友を作るメリット・デメリットは?
「トラブルになる」「付き合いが大変」というネガティブなイメージからママ友はいらないと思っている方も多いのではないでしょうか?
ママ友を作ることは、決して悪いことばかりではありません。
まずは、幼稚園教諭からみる、園生活でママ友を作るメリットをご紹介します。
ママ友を作ることのメリット
ママ友を作るメリットは「気軽に情報交換ができる」「子ども同士の遊ぶ機会が増える」「良き相談相手になる」ことです。
子どもが幼稚園に通い出すと、園生活のことや習い事、病院、地域の遊び場などさまざまな情報が必要となります。
ママ友に聞くことで、自分が知らなかった新しい情報を得ることができ、生活に役立つこともあるでしょう。
また、園から帰った後や夏休み・春休みの長期休暇中など、自宅で遊ぶだけでは物足りない時に、気軽に連絡を取り合い遊ぶこともできます。
子どもにとって、幼稚園以外の場で友だちと遊ぶ機会が増えることは、楽しい時間が過ごせるだけでなく、興味関心が広がる、コミュニケーション能力がアップするなどの成長にも繫がります。
ママ友を作ることは、ママだけでなく子どもにとってもメリットのあることです。
また、ママ友は子どもの成長や幼稚園での出来事など、気軽に相談でき、共感したりアドバイスをもらったり、頼りになる存在です。
一人で悩んでいたことも相談することで気持ちが楽になったり、視点が変わって子育てがよりよくなったりと、ママ友のおかげで助かることもあるでしょう。
ママ友を作ることのデメリット
ママ友を作るデメリットは「トラブルに発展する可能性がある」「付き合い方によっては精神的に負担を感じる」ことです。
ママ友は頼りになる存在ですが、話の内容や付き合い方には注意が必要です。
噂話をしたことで、関係性が悪化したり、一度誘いを断ったら声をかけてもらえなくなったり……小さなトラブルや悩みの種になることもあります。
特に複数のママ友で集まり、グループ付き合いしている場合にトラブルが起きやすいので注意しましょう。
幼稚園でママ友を作るきっかけは?
「なかなかママ友が出来ないけど、どうやって作ったらいいの?」、「みんながどのようにママ友を作っているのか知りたい」
とお悩みの方に、幼稚園でのママ友の作り方をご紹介します。
幼稚園バスの停留場所や送迎グループで仲良くなる
一番声をかけやすいのが、幼稚園バスの停留場所が同じママや園への送迎グループが一緒のママです。
毎日顔を合わせるため、自然と子ども同士も仲良くなり、バスの待ち時間などママ同士で幼稚園や子育ての話をする機会があります。
何度か顔を合わせて、ママ同士が自然と会話できるようになり、子ども同士が親しくなったと感じたタイミングで連絡先を交換するのも良いですね。
急なお休みやバスに間に合わないときに連絡したり、幼稚園がお休みで顔を合わせない期間でも連絡先を知っていることで、遊びに誘ったりもできるでしょう。
ママ友を作ることに執着せずに、地域の公園を有効的に活用しよう
幼稚園に行く機会が少ない場合は、幼稚園以外の場でもママ友を作ることができます。
幼稚園が終わった後の時間帯や、お休みの日など地域にある公園に足を運ぶと、幼稚園が同じ子に会える機会も増えるでしょう。
「あ、○○くんだ!クラスが一緒の子だよ」など、ママ同士は初めて会う場合でも、子ども同士が知っている場合に一緒に遊んでママ同士が話せる良い機会になります。
「ママ友がいないから地域の公園には行きにくい……」と避けてしまう方がいますが、ママ友グループに入れなくても気にしないようにしましょう。
何度か足を運ぶことで、少しずつ子どもの友達関係が広がり、ママ同士が話す機会も増えていきます。
ママ友ができないとお悩みの方は、「ママ友を作る」目的に執着せずに、子どもの友達関係を広げることをメインに考えながら、親子で行動範囲・交友関係を広げていくといいですね。
園生活を親子で楽しむために!ママ友との上手な付き合い方のポイント
ママ友との関係性を良好に保つためには、付き合い方に十分注意しましょう。
ここでは「ママ友との距離感」「ママ友とのトラブル回避方法」の2つのポイントをご紹介します。
ママ友と適度な距離感を意識しよう
まず、大切にしたいのがママ友同士の距離感です。
親しくなることは、お互い助け合う機会も増えてメリットもありますが、トラブルに発展しやすいデメリットもあります。
そのため、長期的に安定した関係性を保つためには、適度な距離感を意識しましょう。
距離感を保つために具体的に注意したいことは「個人的に連絡を取り合う頻度は、必要最低限にする」「プライベートの話には注意する」ことです。
親しくなるとLINEなど連絡先を交換することもあるでしょう。
必要最低限の連絡であれば問題ありませんが一方的に子育て相談をしたり、何度も遊びに誘ったり、連絡の頻度や関わり方によっては相手の負担となっている可能性があります。
関係性を悪化させないためにも、相手の状況や反応を見ながら連絡の頻度や内容を調整しましょう。
また、親しくなると子どもの話だけでなく、自分の過去の話や家族の話をする機会もあるでしょう。
気軽に話した内容が、いつの間にか噂話となり、事実ではない情報が出回ったり、ママ友が話の内容を不快に感じたりすることもあります。
親しくなった後も、家族・家庭環境の話は誤解を招く可能性もあるため、できる限り避けたほうがいいですね。
噂話は厳禁!ママ友とのトラブル回避するために心得ておくべきこと
トラブルを回避するためには「他のママ友の悪口を言わない」「噂話には関わらない」ことが大切です。
気の合うママ友ばかりではなく、話をしていて不快に感じることもあるでしょう。
しかし、口にして他のママ友に話したことで、悪い噂や当事者同士でトラブルに発展することは多々あります。
トラブルを回避するためには、ネガティブな感情はぐっと堪えて他の人に話さないことが大切です。
また、噂話で盛り上がっているときは、何も意見を言わずにその場を離れるスキルも必要です。
用事を思い出したと伝えて急いで帰る、子どもたちが遊んでいる場所であれば子ども達の様子見をしてその場を離れるなど、噂話をしている時に自然と場を離れるといいですね。
ママ友とのトラブルは思わぬところから発展するものです。
トラブルになりやすい話や場は避けることでそのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
まとめ
今回は、幼稚園でのママ友の作り方や付き合い方をご紹介しました。
ママ友は頼りになり、いざというときに助け合える存在です。
ママ友がなかなかできないとお悩みの方は、焦らずに自分の身の回りの環境を見直し、ママ同士で話せる場所を作っていくことが大切でしょう。
距離感を適度に保ちながら、ママ友とのよい関係を築き、幼稚園生活を親子で楽しみましょう。