お子さんの字が下手だと悩んでいませんか?
今回は、誰でも字が上手になるコツ、特に中学生高校生こそ実践してみてほしいコツをたくさんお伝えしましょう!
目次
有名な4つのコツ!字が下手な人も実践すれば見違える!
文字を美しく書くための基本は、代表的なものが4つあります。
- 右上がり6°の法則
- 右下重心の法則
- すき間均等法
- ピタ・カク・ピトの法則
どれも超有名ですので、これは当たり前だ!と思うものもあるでしょう。
右上がり6°の法則
日本語の文字は仮名・漢字共通して、右上がりに書きます。そのほうが、なぜか自然に見えるのです。
角度をつけずに書くと、反対に右下がりの字に見えるほどです。
右下重心の法則
右に6度上がった分、バランスをとるために右下は重心を重くします。
例えば、右下に「ハネ」や「ハライ」「とめてハラウ」があれば、そこをしっかりと書き込みます。
すき間均等法
すき間均等法は、ご存知の通り、文字にできるすき間同士を均等な大きさにします。
小学校の書写の時間に習ったかもしれませんね。こうすることで、文字に統一感が出るので、バランスが良くなります。
ピタ・カク・ピトの法則
「ピタ・カク・ピト」は書き終わりを丁寧にする合言葉です。
- 「ピタ」:横画の書き終わりはしっかり止める
- 「カク」:丸くならずに、角を作る
- 「ピト」:他の線とくっつく所はきちんと接するように書く
頭の中に上手な文字のイメージはある?
脳内に、美しい文字はそれぞれイメージできるでしょうか?上手に文字を書けない理由には、次のようなことが考えられます。
- 頭の中に、正しい字形や美しい文字のイメージがない
- イメージはあるが、それが上手に再現できない
イメージがもともとない場合には、とにかく文字の形を頭に焼き付けることが大切です。
前回の基本編で紹介したような「見て学ぶ方法」で、文字の形を理解しましょう。トイレに五十音表は効果的ですよ。
漢字は、低学年のものをきちんとイメージできるようになれば、あとは「へん」と「つくり」の組み合わせで応用ができます。
イメージがあっても、字が下手な場合
イメージがあっても、再現するのが下手な場合は、出力する方に力点を置きましょう。
最初は、絵の練習をするように、まんまるの円を上手に書くなどの練習をしてみます。
だんだんと、自分の思っているものや見えているものが、思い通りにかけるようになってきたら、うまく上達してきています。
単に、文字を書き慣れていないから上手に書けないということもあります。
中高生であれば、日々の授業のノート取りをしっかり行ってみましょう。
板書が美しい先生の授業があれば、しめたものです。授業に集中しつつ、見た文字を即自分の手で再現する練習ができます。
文字を上手に書くコツは文字の形!
文字の外見には、大まかな形を当てはめることができます。
例えば、「出」という字は、少し縦長の四角(□)ですね。「向」ならば、少しどっしりとした、横長の四角です。
「平」は逆三角形▽のようですよね。このように、文字を書くときには、その字の大まかな形を理解しながら書くと、上手に書くことができます。
進出漢字を習うときには、こう言ったところも意識して丸ごと理解するようにしましょう。
字が下手な人は文字の向く方向を意識!
文字をパッと見た時、その文字が向いている方向を感じませんか?
例えば、「文」という文字は、左右対象ですから、まっすぐこちらを向いているようです。
反対に、「効」という字は交の部分に重心がありますから、左側を向いているように感じます。そうです、まるで肖像画のようです。
ちょっと意識して書いてみると、どんどん漢字のカッコいい形がわかるようになっていきます。
ひらがなは柔らかさと空間の使い方で上手になる!
ひらがなは、簡単なようで形取るのが難しいと思いませんか?
そう、画数が少ないものほど、実はごまかしが効かないのです。
画数の多い難しそうな漢字の方が、どちらかといえば上手に見えるでしょう?まさにそれはこういう理由なのです。
ひらがなは、画数が少ない分、自分が思っているよりも大きな空間の使いかたをしてみましょう。
例えば「い」は、間の空間をめいいっぱい使います。「う」も細長く貧弱になりがちですが、二画目のくるんと回すところを大胆に書いて、横幅をもたせます。
ひらがなは、50文字のそれぞれのコツがわかれば、見違えるほど美しくなります。ひらがな練習帳などでなぞり書きをして、手軽に手早く矯正してしまいましょう。
字のコツを覚えれば忘れない
いかがでしたか?
文字はお絵描きと似たところがあります。一度美しい書き方のくせやコツが手に入れば、一生モノ。
中高生の皆さんは、今のうちに、美しい文字を習得しておきませんか?
硬筆は、自分で十分に上達することができます!
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