仕事などで疲れがたまっていたり、家事がたまっていてやりたいのに子どもが泣いたりして、なかなか思い通りにことが進まないとき、正直イライラしてつい子どもにいつもよりきつくあたったりしてしまうことがありませんか?
そのときは子どもが大人しくなるのでいいのですが、やっぱり一日の最後に子供の寝顔を見ると、どうしてこんなに小さくてかわいい子にきつくあたってしまったんだろうと反省することはありませんか?
これは子どもが本当に悪いことをして叱ったわけではなく、ただその場をどうにかよくしたいから、イライラが限界だからなど親が原因で叱ってしまったからです。
本当に悪いことは、わざとご飯をこぼすなどご飯を粗末にする、誰かを叩いたりして傷つけることですが、これ以外のことはなるべく叱らないで「話す」ようにしてみませんか?
できるだけ子供が悪くないのに叱ることをしないように気をつけるべきことなどについてみていきましょう。
子供の行動は将来の選択肢を広げるため
少し話はそれますが、私達が中学や高校で勉強してきた、数学や化学は勉強してて何の得になるの?と思ったことありませんか?
実際に筆者もこんな勉強してる意味がないなんていつも思っていました。
子どもも、特に1歳前後の子は基本的には常に何かしてら動いてて、それって何のためにやってるの?って思ったことありますが、すべて子どもの将来の選択肢を広げるためだと思っています。
大人になってから数学や化学がなんのための勉強だったのか、私なりの答えは将来の幅を広げるためだと結論が出ましたが、子供も同じだと思います。
例えば「子どもが石を見つけて拾う」、「雨上がり水たまりに入る」、これらは手や靴が汚れてしまうから「やめて〜」と正直思ったことがあります。
けれど2歳の娘場合、石を拾うときは何でもいいのではなく、いつも少し選んでから石を拾ってきます。
他のものと比べるという「比較」ができているのでなかなかすごいなと関心します。
娘が水たまりに入ってジャンプして…正直靴を洗うの面倒だなと思ってしまいますが、靴を履きながら水遊びするときの感触を足の裏や指先で味わっているのだなと思うと、なかなか普段足で何かを感じることはそこまでないので、それはそれで足のいい発達なのかなとポジティブにとらえて叱らないようにしています。
このように一見意味がなさそうなことも、子どもにとっては何もかも勉強、メリットだと思っているので、なるべく生活には制限をしないように心がけています。
悪いことを悪いと教えるだけがしつけではなくて、いいことを教えるのもしつけではないでしょうか?
いいことは親が見本を見せよう
筆者が特に大切にしていることは「挨拶」です。
これは基本的な生活習慣で、多くの絵本やDVDでも挨拶のことが書かれていますが、一番子どもに伝わりやすい上手な挨拶の仕方の教え方は、見本を見せるです。
例えば自分の子どもに向かって知らない人が「こんにちは、あらかわいいね〜」なんて挨拶や話しかけてくることって子供を持つ親なら味わったことがあると思います。
そのとき親は「ほら、こんにちはでしょ」って言って子供に挨拶をさせようとしたことはないですか?
子どもは見て聞いて覚えるのがとにかく得意です。
筆者の場合、子どもにむりやり挨拶はさせませんでした。しばらくすると2歳の娘は積極的に色々な人に「こんにちは」と挨拶が出来るようになりました。
子どもは何でも真似をしたがります
「ありがとう」と「ごめんね」は自我の発達がピークの2歳の娘にはまだ難しいですが、子どもと一緒にいる場面で「ありがとう」「ごめんね」が言えるときがあったらどんどん言って見せましょう。
親の背中を見て育つといいますが、親がやって見せることが一番分かりやすいしつけ(教育)なのではないでしょうか?