共働きの家庭では、子どもの成長に伴って一人で留守番をさせる必要性が出てくるケースは増えてきます。
特に低学年のお子さんを持つ家庭では、一人で留守番させることは心配ではないでしょうか?
子どもを一人で留守番させることになった場合、気をつけておくべきルールや約束事をご紹介します。
働く親御さん、今後留守番をさせる場面が出てくる親御さん、参考にしてみてください。
目次
子どもを一人で留守番させる時に家族で決めておくべきこと
1.必ず鍵をかける
当たり前のことですが、まず最初にしっかりと家の鍵をかけることを教えましょう。
当たり前のことですが、何よりも大切なことです。
2.火を使わないこと
不用意に火を使わせることは火事のもとです。
そのため、お昼やおやつで温めて食べるメニューの時は、火を使わずにレンシレンジで温めるものにしましょう。
手作りご飯などは、お皿に盛りサランラップして置いて温めて食べやすいように用意しておきましょう。
3.電話が鳴っても出ないこと
子どもが小学生にもなると固定電話をつける家庭も増えると思います。
固定電話は留守番電話機能を設定しておき、家族からの電話の場合は、留守番電話中に流れてくる声を聞いてから出るようにするなどしましょう。
電話から「子どもが家で一人でいる」と思われるケースは少ないのかも知れませんが、安心のためには出ないほうがよいと思いますし、固定電話に子どもが出る必要はありませんよね。
4.インターホンが鳴っても出ないこと
電話と同様に自宅インターフォンに宅配便、近所の人などが来ても、「留守番中」なのでドアを開けないようにしましょう。
特に小さい子どもの場合、相手の喋り次第ではカギを開けてしまうこともあるかも知れません。
インターホンには出ない、これも基本ですね。
5.鍵はしまうこと
子どもは鍵を持つと嬉しくなり出したりしまったりを繰り返すケースが多々みられます。
鍵をなくては元も子もありませんので、なくさないように、「鍵は使う時にしか出さない」「使ったらすぐにしまう」ようにしましょう。
首から鍵をかけるのは「家で一人で留守番している」と宣伝するようなものなので、鍵のしまい場所としてそれはやめしましょう。
6.ベランダには出ないこと
マンションの特に高層階の場合などは、ベランダに出ることはダメとしましょう。
決して数は多くありませんが、毎年ベランダからの落下事故は発生しています。
たとえ急に雨が降ってきてベランダの洗濯物を中に入れてほしいと思っても子どもの安全のためには諦めましょう。
もしそれで事故が起きたら悔やんでも悔やみきれません。
留守番をさせる際にやっておくといい事
1.留守番をさせる日はなるべく掃除をしておく
ライターやマッチなどは目につかない所に置いたり危ないと感じた物は置かないようにして、留守番をさせる日はなるべく綺麗に掃除をしながら子どもの目線を意識しながら片づけをしておきましょう。
余計な事故や怪我を防ぐことができます。
2.鍵のスペアを用意しておく
子どもは鍵をなくしてしまうこともありますし、鍵をなくしたことで子ども自身に余計な負担がかかってしまうかもしれません。
基本的には親の都合で子どもを留守番させているわけです。
であれば、鍵を無くすことに関しては寛容に接してあげましょう。
万が一鍵を無くしてしまったことを想定し何個か鍵のスペアを作っておきましょう。
3.手紙を書いておく
手紙の内容は、おかえりの挨拶から始まり、おやつのことやだいたいの帰宅時間を書いておくと子どもの寂しい気持ちも吹き飛びます。
親が帰宅するまでに、手紙の返事を書いてくれると良いコミュニケーションにもなります。
4.お友達は家に呼ばない
親が不在だとお友達とお菓子目当てでキッチンに入ったり、リビングや寝室など好き勝手遊んで家の中が大変なことになっていたりすることもあります。
万が一の火事や事故など危険なことがあってからでは遅いので、ルールとして「お友達は家に呼ばない」と約束をしておくとお友達が遊びに来ても断りやすいですね。
一人で留守番をさせるきっかけ
多くの家庭で子どもを留守番させるきっかけとなるのは、やはり、「小1の壁」です。
小1の壁とは子どもが小学生になることで、保育園より子どもを預かってもらえる時間が短くなってしまう社会的な問題のことです。
どの家庭も直面する問題ですが、この問題のためのどうしても一人で留守番させなければいけないケースが出てきます。
子どもを一人で留守番させることになった際は、ここでご紹介したルールをぜひ参考にしてください。