脳が活性化する食べ物があるってご存ですか?
今回は頭が良くなるご飯とその栄養素を中心に、お子さんに喜ばれるレシピについてご紹介していきます。
目次
頭に効く栄養素ナンバーワンは炭水化物
脳は、体重に占める重さの割合は約2%であるのに対し、その消費エネルギーは全体の20%以上。
常にたくさんのエネルギーを必要としているのが頭です。
脳のエネルギー源は炭水化物に含まれるブドウ糖です。
脳は安静時でも1時間あたり5gのブドウ糖を必要としており、脳が働くほどブドウ糖を消費します。ですので、一生懸命働いた後には、きちんとブドウ糖を補給してあげなくてはいけません。
ブドウ糖をたくさん含む食べ物には、ご飯やパン、麺類や果物、はちみつなどがあります。
糖分を多く含む菓子類にもブドウ糖は含まれていますが、カロリーや油分が高いことが多いので気を付けます。
食事をとる暇がない時は、サッと飴やチョコレートなどでブドウ糖を補給し、あとからお握りやバナナを食べるのもOKです。
脳へエネルギーを補給する食べ物
- お握り
- サンドイッチ
- バナナなどの果物
- チョコレート
頭の細胞を作るタンパク質
脳細胞を作る元となるのがタンパク質です。タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質とがあり、肉、魚、卵、大豆製品に多く含まれていますね。
タンパク質は細胞を作るほか、神経伝達物質の合成を促し、脳を活性化します。
青魚はタンパク質の他、大脳皮質を刺激して集中力と思考力、記憶力を高めるDHA(ドコサヘキサエン酸)を含んでおり、大豆製品は神経伝達物質の元となるチロシンとレシチンを含んでいます。
DHAはイワシ、鯖、さんま、ぶり、にしん、まぐろのトロなどの魚類の他、ココア、チョコレートにも含まれています。
塾弁はサッと食べられるメニューが良いので、青魚をフライにしてあげたり、ゆで卵を持たせるのも良いですね。
ひじきと大豆の煮ものを混ぜご飯にしたり、小魚とアーモンドのお菓子、ココアをお弁当に添えて持たせるのも良いでしょう。
脳細胞を作り、脳を活性化する食べ物
- 青魚のフライ
- たまご
- きな粉
- 大豆の煮もの
- アーモンドカル(小魚のお菓子)
- ココア
思考力や集中力を高めてくれるチロシン
しらす、大豆、チーズ、タケノコ、たらこに含まれるチロシンは、脳内のネットワークを作っている神経伝達物質の原料となり、思考力や集中力を高めてくれます。
思考力や集中力を高める食べ物
- しらすお握り
- たらこお握り
- 大豆
- チーズ
- タケノコの煮もの
神経伝達物質を合成する亜鉛
牡蠣、うなぎ、雑穀、玄米などに多く含まれる亜鉛は、神経伝達物質を合成するのに欠かせない成分です。
塾弁としては、たまに雑穀ご飯にしてあげたり、うなぎの手毬寿司などはいかがでしょうか。
うなぎには脳のブドウ糖代謝に欠かせないビタミンB1も含んでいます。ビタミンB1は、中枢神経や末梢神経の働きも正常に保ってくれる重要なビタミンでもあります。
記憶力を向上させる食べ物
- 雑穀ご飯
- うなぎの手毬寿司
- 玄米お握り
大豆に多く含まれるレシチンで頭が良くなる!?
神経伝達物質の1つアセチルコリンの原料となるのが、大豆に多く含まれるレシチンです。
特に大豆は頭が良くなる食べ物と言われており、大学で飛び級したアメリカのある学生は毎日納豆を食べていたという情報もあります。
学習能力向上に、毎日大豆を食べさせましょう。
学習能力が向上する食べ物
- 大豆の煮豆
- 豆乳入りたまご焼き
- 豚肉の味噌焼き
- 高野豆腐
頭の働きを良くする水
そして、いつもフル回転している頭の働きをスムーズに動かすのが水分です。
血流の多い脳は活動すればするほど、血液がドロドロになってしまい易いので、適度な水分の摂取は欠かせません。
頭の血管が詰まってしまうと、脳卒中などの重大な病気の原因ともなりますので気をつけたいですね。
子供にも水分は忘れずに持たせてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
脳のエネルギー元となる食べ物。忙しい家事の合間に作るのはしんどい部分もありますが、作り置きを利用するなどして、上手にこなしていきたいですね。
食事からしっかりお子さんをサポートしていきましょう!