小学校受験をすると決めるとき
小学校受験をするご家庭は、まだ子どもがおなかの中にいるときから決めている方もいれば、年長になって直前に準備する方もいらっしゃいます。
決めるときには、ご夫婦で同じ考えを持っていることが大切になります。
母親だけ先走って決めても、父親の同意がなければ、小学校受験を突破することは難しくなります。
小学校受験の準備
小学校受験を意識したら、受験準備をしなくてはなりません。
赤ちゃん時代から受験専門の幼児教室に通わせる方もいれば、年長の夏期講習から始める方もいらっしゃるでしょう。
幼児教室に通わず、ご家庭だけで受験にチャレンジなさる方もいます。
また、希望する学校によって試験内容が異なりますので、それにあった準備をするのが大切です。
ペーパー試験があるところであれば、幼児教室で学ぶと共に、ご家庭でも毎日決まった時間に少ない時間でもさせることは大切です。
小学校受験をする以前に
小学校受験ではペーパー、行動観察、運動、指示行動、お話の記憶、面接と多岐に渡ります。
志望校が決まったら、その学校の試験内容を調べて、準備していくことはもちろんのことです。
ただ、その受験準備をする以前に、普段の家庭での生活も大切です。
基本的生活習慣はきちんとできているか、ご両親の関係、親子の関係は信用しあっているか、こういう面ができた上で、準備をするべきです。
家の食事がいつも、コンビニ弁当や外食ばかり、洋服を着用するときも、母親がいつも手伝ってばかり、夫婦仲が悪い、このような環境の中で、小学校受験を意識しても、合格に結びつくことは難しいです。
小学校受験をしなくても、6歳までに身に着ける家庭での基本的日常習慣は出来て当たり前です。
この部分をまず、確認をして下さい。
親が子どもに手を出してばかりいないか?食事は総菜ばかり出していないか?たまには子どもにも手伝いをさせているか?など、普通のことを客観的に眺めてみてください。
それができていないのであれば、そこからが準備になります。
子どもはできることは自分でやらせる、手伝いも本人がしたいというのであれば、どんどんやらせる。
食事の時間は家族の会話の大切な時間、おいしい食事を作り、そのメニューについて子どもと会話をすることも大切です。
夫婦仲が悪いと子どもにも影響されます。そのような環境で、小学校受験という負担を子どもにかけるのは悪影響です。
小学校受験は中学受験とは違って、親のこともきちんと見られます。家庭円満な上で成り立つ受験ということも忘れないでください。
小学校受験は遅くても年中から準備しましょう
家庭によって受験準備期間は様々ですが、あまりにも小さいときから、受験準備をさせると、実際受験する年長になったときに子どもが疲れてしまい、発揮できない場合もよく見られます。
親の熱意とは反対に子どもは疲れてしまうのです。
子どもの様子を見つつ、受験準備を進めていきましょう。
年長になってギリギリ準備して合格したり、何もしていないのに合格してしまう方も中にはいらっしゃいます。
こういう方は小学校受験では稀だということを意識してください。実際は遅くても年中から準備している方が多いです。
小学校受験には専門の幼児教室が必要
幼児教室であれば、志望校ごとにカリキュラムを組んでくれるので、どの時期にどのことをやればいいということをしてくれます。
大体、年中が終わるころまでに小学校受験の内容の基礎部分を学び、夏までに応用の入った問題等を学びます。そのあとは、受験前までは過去問題をさせて、子どもに慣れさせます。
面接の練習も遅くても夏の終わりから始めます。子どもと共に親の面接も小学校受験では重要視されますので、練習をしておくと良いでしょう。
ただ、かしこまった例題に書いてあるような答え方は学校側も求めていませんので、普段からつくられた家庭ではなく、子どもが育つのに良い環境である家庭を心がけ、そのことが面接での受け答えに役立つようになればベストです。
まとめ
小学校受験の準備期間は、親の考えと志望校により異なります。
しかしながら、遅くても幼稚園年中のときには準備を始めるのが良いです。ある程度準備期間があれば、子どもも慌てることなく試験に臨むことができるでしょう。
できることならば、小学校受験専門の幼児教室に通い、受験する小学校の試験動向や過去問題をしたり、カリキュラムを組んでくれるので良いです。