塾のベテランの講師になりますと小3、小4ぐらいでどの中学校に合格するのかが、問題を解かせると分かってきます。
そして難関中学に合格する子供には、いくつかの共通点があります。
さらに合格しない子どもとの違いあることも分かります。
今回は難関中学に合格する子達は何が違うのかを紹介していきます。
目次
難関中学に合格する子たちの8の共通点
難関中学校に合格する子の共通点があります。
1.思考力がある子ども
算数で言うと、立体の問題を頭の中で考えて、平面の図に直して解くことができる子どもの事です。
さらに考えることをすぐに諦めない子どもです。
2.集中力ある子ども
集中して問題を解いていて時間が経っているのも気にせず、ずっと解いている子どもの事です。
さらに不正解ならもう1度何回も時間をかけてでも正解を出そうとする生徒の事でもあります。
3.好奇心が旺盛な子ども
何にでも興味を示してやってみようとする子どもの事です。
理科や社会は、興味がないとなかなか覚えることができません。
理科や社会、算数や国語にも日常の経験を生かそうとします。
4.大人と対等に会話できる子ども
大人に甘えることなく、普通に会話できる子どもの事です。
大人びていると言ってもいいでしょう。
大人びているだけでなく、会話の内容も大人という感じの子どもです。
5.空気を読める子ども
その場の雰囲気で言っていいこといけないことが瞬時に判断できる子の事です。
子どもだから何を言っても大丈夫ではないという雰囲気が読め、一切そのことには、触れないことができる子です。
6.礼儀やマナーをわきまえている子ども
人に対する礼儀や公共の場でのマナーがしっかりしている子の事です。
さらに塾の行き帰りに電車を使うこともありますが、そのときにマナーを守れる子どもです。
7.情報処理能力に秀でている子ども
情報が入ってくるとしっかりと分析できる子のことです。
さらに分析能力も一緒についてくるということもあります。
8.想像力がある子ども
国語等で人物の気持ちが想像できる子の事です。
さらに文章題だけでなく、実際に何かが起こったときに想像力で乗り切ることができます。
という共通点があります。
では、無ければ難関中学の合格は、無理なのでしょうか?そんなことはありません。
訓練次第で出来るようになる能力もあります。
元から持っているものもありますが、持っていなくても訓練によって強くすることができるものばかりです。
難関中学に合格しない子との4の違い
難関中学に合格する子と合格しない子の違いは、大きく4つあります。
1.自分に自信を持っている
自分に自信をもっている子どもは、中学入試でも上手くいく可能性が高いです。
自信を持たせるのは、実は学校、塾の仕事ではなく、親の仕事となっています。
子どもが自信をなくしたときにどのような言葉をかけることが出来るのかが問題になります。「大丈夫」という言葉を使いましょう。
2.粘り強さがある
勉強していると誰でも、成績が伸び悩むスランプがやって来ます。
その時にどのように勉強していくのかにかかっています。
スランプの時にすぐ答えを見るのではなく、見ながらなぜそうなるのかを考えて理解していくことが大事になります。
その壁を越えるための努力が粘り強さにつながります。
3.ノートのとり方が違う
ノートのとり方ですが、先生が書いたとおりに写しているだけではダメなんです。
どのように書いたら、復習しやすいか後でノートを見直したときに見やすいのかを考えながら書きましょう。
家に帰ってからの復習時間の短縮に役にたちます。
このノートを整理して写すことは、算数の情報整理に似ています。
4.常に「なぜ?」というのが頭の中にある
この「なぜ」という言葉は、人が考えている意図を読み取るということです。
先生が「ここが大事!〇〇をやりましょう。」と言ったとします。なぜ〇〇をやりましょうと言ったのかを考えることです。普通の子どもはそこまで考えません。
普通の子どもは、いわれたとおりのことをして終了になります。ここが大きな違いです。
この意図を考えることが国語の読解の力に役に立ちます。
まとめ
いかがでしょうか。
難関中学に受かる子は、なにか光るものを持っています。
全ての能力を持っている必要はなくそのうち1つでも持っていれば、訓練で増やしていけば難関中学の合格確率は上がってきます。
しかし、親は自分の子どものどこが能力が高いのかがほとんど分かっていません。
どの能力が高いのかは、塾の先生などに聞いてそれ以外を伸ばすように育てていきましょう。