小さな子どもさんが、ちゃんと最後まで座ってご飯を食べてくれない…と頭を悩ませている方もいらっしゃるのでしゃないでしょうか。
少し食べては遊び、少し食べては遊びをする。
食べる量も少なくて心配。好き嫌いが多くて・・・そんな親御さんに、お子様が楽しくお食事をしてくれるちょっとした工夫をご紹介します。
目次
いつも行く公園に、ランチを持参する
子どもが家でご飯を食べると、テーブルや椅子、子どもの服全部がベトベトになって、拭いたり着替えさせたりと、お母さんはご飯を食べる暇もありません。
子どもにはご飯を食べさせて、一緒に食卓を囲んで座ることができないお母さんも多いことでしょう。
そんなことが一回でも減るように、おにぎりやソーセージ、バナナ、パンなど手や服をあまり汚さずに食べられるものと飲み物を持って、いつもの公園へ行きます。
いつもは1〜2時間遊んで帰るところ、帰らずにベンチで座って、子どもと一緒にお昼ご飯を食べるのです。
これからの季節、気候がいい時にはとても気持ちいいでしょうし、同じものでも家の中で食べるよりずっと美味しく感じるかもしれません。
それはきっと、親御さんだけでなく、お子さんもそうなのではないでしょうか。
必ずしも遠出でなくてOK!気軽にお弁当を持ってでかけよう
大人でも、仕事の合間のお昼ご飯を近くの公園で食べることがありますよね。
そんな気軽な感じで、子どもと一緒に公園でお昼ご飯を食べると、普段はなかなか一緒に食卓に座れないお母さんも、この時は一緒にベンチに座って食べられます。
また、お子さんが食べながらウロウロしていてもそんなに腹が立たないでしょうし、お腹が減って機嫌が悪くなった子どもも、その場ですぐお腹が満たされて機嫌が直り、お母さんも手を焼かずに済みます。
「そろそろお昼ご飯だから帰るよ〜!」
と言っても普段はなかなか公園から帰りたがらない子どもに困ることもありません。そこで食べるのですから。
そして、食器を洗うなどの後片付けもなし。周りを布巾で拭くこともなし。長く公園で過ごすことができた子どもは気持ちが満たされて、帰る時に素直に応じてくれるかもしれません。
小さなテーブルと椅子を子どもが指定する場所にセッティングして食べる
家の中で、子どもが指定する場所に、子どもが好きなレジャーシート、小さな椅子とテーブルをセッティングして、そこでお食事をしてもらいます。
もし、そのような椅子やテーブルがなかったら、適当な大きさのダンボールに、テーブルクロス代わりの色紙や布を貼ってテーブルにし、椅子は、牛乳やジュースのパックを4〜6個いい形にテープで束ねて作ることが出来ます。
家の中でも、ちょっと食べる場所が変わるだけで、子どもの気持ちも嬉しくなることでしょう。
これから夜涼しくて気持ちいい季節になったら、ベランダで食べるのもなかなかいいものです。
子どもは、自分が食べたい場所にある、いつもと違う食卓に喜んで座ってくれるかもしれません。
ベランダで、子どもと一緒に夜の街や夜空を見ながらお食事するのもいいかもしれませんね。
レストランごっこをしながらお食事をする
「いらっしゃいませ。こちらのお席へどうぞ。」「本日のメニューは、〇〇になっております。」などと言いながら、親はレストランのウェイター役、ウェイトレス役になります。
ごっこ遊びが大好きな子ども、きっと、本格的なごっこ遊びに大満足することでしょう。
レストランっぽいメニュー表を作ってみたり、思いつく範囲でよりレストランぽく工夫をしてみたら、普段は食べないものも食べてくれるかもしれません。
「ご飯だから座って〜!」と言っても普段はなかなか座ってくれない子どもも、「レストランごっこするよ〜。」「こちらのお席へどうぞ。」などと言われると、意外とすんなり座って、そのまま食べてくれるかもしれません。
まとめ
親としては、子どもに最初から最後までじっと座って、綺麗に残さず食べて欲しいと思うものです。
でも、じっとしていられないのが子どもの特性。それを受け入れ、ある程度は「大人になっても食べたり遊んだりをしている人はいない…」と割り切るのも大切です。
そして時々は、食事をする場所や雰囲気を変えてみましょう。お食事にも遊びの要素を取り入れるのです。子どもはきっと、楽しんで工夫して食事をすることを覚えるでしょう。
そして、座って綺麗に食べられた時、思いっきり「残さず綺麗に食べられたね!」「ずっと座って食べられたね!」と、できたことを具体的に言って、一緒に喜びほめてあげましょう。